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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

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2014.09
21
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08:35
Category : 未分類
 Dragonerさんは、人民解放軍が三軍並立であると発言したことを弥縫しようとしている。先に「スペックだけしか御存じない」で指摘したとおり、JSFさんもDragonerさんも、人民解放軍が陸軍そのものを指すことをご存じない。

 Dragonerさんは人民解放軍、PLAの下に陸軍として「PLAA」(ママ)があると納得している。つまり、解放軍には、海軍のPLANと空軍PLAAFと同格の陸軍があるという不見識である。詳しくは、以下のツイートをみれば理解できる。dのアレ

 その誤りをASK.fmで指摘された後で、言い繕うのは惨めなものだ。三軍並立であるという不見識を認めたくないので、「海空軍の地位は向上している、陸軍戦力は削減されている、だから、人民解放軍は陸軍そのものではない」と強弁しようとしている。
今から10年前に副参謀長に空海の2名が就任し、陸軍優位から陸海空の統合化へと舵を切っています。
http://ask.fm/dragonerJP/answer/117571960327
今や全軍に占める陸軍比は減少しており、インドよりも低いものになっています。
という、ピントのずれた主張がそれだ。

 だが、Dragonerさんの指摘は、意味を持たない。組織としての人民解放軍が陸軍組織そのものであり、そこに海空軍が隷属している構造は全く揺るがないためだ。

 前にも述べたが、J-3にあたる総参謀部は陸軍組織そのものであり、海軍と空軍の作戦組織はその一部門に置かれている。これは解放軍組織の中で、海空軍の従属性を示すものとして有名である。

 また、海軍トップは、解放軍の陸軍部局のトップと同格ではなく、各軍管区のトップと同格とされている。これも、海軍が陸軍に従属していることを示している。

 この現状の中では、DRAGONERさんの挙げる海空軍の地位向上や、陸上戦力整理は、結局は陸軍組織への従属の中での地位向上に過ぎない。

 「鄧小平から胡錦濤に至る中国軍事改革の流れ」により「人民解放軍は三軍並立で西側と変わらない軍隊」となったというような「妄言」を述べるDragonerさんは、「ちょっと信用ならん」ということだ。



 まあ、Dragonerさんは「潜水艦の構造材を軽くすれば、水中排水量を軽くできる」(「NS110に変えても水中排水量は変わらない」)と言い出すように、全体が見えないので、細部に振り回されることも仕方のない話である。
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Comment

非公開コメント

滅共の背景はウケましたが、
ここんとこ、過去ネタの使い回しが目立って手抜き感がなんとも。
ちょっと残念です。

No title

ダメな軍オタの典型例ですね。
細部ばかりにこだわって、全体が見えなく、その細部を見る目も曇っているので、頓珍漢なことを主張する。
細部を集めてめても全体が分かるわけではない。
恐竜の化石を間違って復元するようなものです。手と足を間違えて取り付け、これが●●ザウルスです、エッヘンとやっている。

JSF同様に院を出たというのも怪しいものだ。
読書をする習慣がなく、適当な記事をネットで漁っているとしか思えない。この手の輩に限って己が全能であるかのように誤解しているから救い難い。


もっとも、産経新聞の古森記者も人民解放軍は各軍管区の独立性が強いということを認めず、共産党が完全に統制していると信じている。その方が産経的にはありがたいのでしょうが、北京に一年いたにもかかわらず、願望と現実の区別がついてない。

Re: No title

解放軍も、名目は党の軍隊ですけど、実態は国軍ですからね
天安門でも、相当に遅疑逡巡があって、関連者の処分も行われている

党と軍隊は深刻な対立関係にはないものの、軍もアクターとして党を振り回すこともできる程度の力もありますし、そもそも、今の共産党支配を、ヒトラーやスターリンのような独裁制というのも、価値観が先に立っている
感じもありますね。

> もっとも、産経新聞の古森記者も人民解放軍は各軍管区の独立性が強いということを認めず、共産党が完全に統制していると信じている。その方が産経的にはありがたいのでしょうが、北京に一年いたにもかかわらず、願望と現実の区別がついてない。

No title

DRAGONERの専門誌デビューは難しな。
どうしてもプロになりたいなら、上浦さんみたいに
週刊誌やテレビを狙わないと(笑