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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2010.11
14
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02:47
Category : ミリタリー
 自衛隊も案外と鉄砲を打たないといわれている。たまに撃つとアサッテや弾痕不明も出るとか聞く。キチンと眼を明けて撃っているとすれば、これは姿勢と自然狙点の問題である。

 射撃姿勢と自然狙点を改善するには、エアーライフル(以下AR)を導入し実射させればよいだろう。
 ARは火薬銃に較べて遥かに高精度である。火薬によるバラツキがない。ハズレる理由は見出しと姿勢と自然狙点、あとは呼吸くらいしかない。それを認識して矯正すれば、大口径射撃も当たるようになる。従来のように見出しだけを教えて、射撃予習で小銃を壁に向かってカラ打ちさせただけでは、自分にあるクセはなかなか矯正できない。精密な実射によるフィードバックが必要なのである。
 練習にはそれほど時間もかからない。伏射であれば、無経験でも2時間で5級程度までは伸びる。具体的に言えば、マイクロ・サイトを使えば、誰でも10m先においた5円玉の穴を掠める程度にあつめられる。この段階で弾痕解析をすれば、姿勢は意識できるようになる。また自然狙点を教えれば、次回次には弾着はさらに収束するだろう。

 また、ARを導入すれば、手軽に射撃を実施できるようになる。射撃機会の増加により、正しい姿勢や自然狙点の意識も定着する。
 ARは屋内で射撃できる。遠い射場まで出かけなくてもよい。天候も問題とならない。屋内射場も15m程度の奥行きが確保できればどこでもよい。バックストップ等の設備も不要である。騒音も発生しない。
 ARは人手を要しない。弾は火薬類ではないので管理不要である、ウチガラもでないので、射手へ渡し切りで良い。また監的作業員は不要である。10m伏射であれば、標的を紐と滑車で結べばよい。ハンドルなりマブチモータなりで随時手許まで戻せるようにすれば、簡単確実に弾着を確認できる。特に電子標的やカメラ、望遠鏡も要らない。射後手入れも事実上不要である。
 ARはコストも安い。銃本体も単純なスプリング式(昔で言えばM300あたり)にすれば安価である。弾は高級品でも@2円程度、標的も@5円程度である。1的10発撃ち込みとして、伏射60発とすれば、150円程度で済んでしまう。これは旧軍が学校教練で実施した、22口径を用いた練習よりも遥かに安価である。

 ARによる練習は、大口径射撃の機会増加と同等の訓練効果を期待することができる。もちろんAR射撃で大口径射撃を代替することはできない。だが、ARによって見出し以外の要素を意識させれば、大口径でも当たるようになる。限定された大口径射撃の機会を有意義に使うことができるのである。



■■■14日午後7時30分追記■■■

「おまえは馬鹿だ」さんから、的はずれな批判があったので少々。前の罵倒?部分はさておき。

> エアーライフルはそんなに収束するはずがない

とのことですが、文意からするとエアーソフトガンと混同しているのではないかと思います。
ライフリングが切ってあって、鉛の弾を撃つ方、競技用(または狩猟)ARを使えという話をさせていただいております。8~25グレイン、初速は150m/s~300m/sはあります。
最近の新しい銃で上手な射手が依託射撃をした場合、4.5mmペレットの弾着は、10m先でφ5mm程度のワンホールです。

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Comment

非公開コメント

距離は?

10mは練習としても短すぎるのでは?
距離が長くなるほど見出し不良その他の影響は大きくなるので、単純に的を小さくしても解決する問題ではありませんし。

10mは練習としても さんへ

>10mは練習としても短すぎるのでは?

ARの場合、競技が10mです。仮にマイクロサイトを使うとしたら距離は10m固定になるでしょう。また「手軽に…」となると、既存施設を流用できる10mがいいのではないかと思います。

ただ、この距離でも見出し不良や、銃の左右への傾き、自然狙点とのズレは顕著に出ますよ。

実戦で使う銃と重量バランス・撃ち方・構え方、いろいろ違うエアーライフルで変な癖がつくことを心配した方がいい。
そこを同一にしようとすれば結局、金をかけて新造・改造する必要がある。
まともな訓練ができるなら実弾射撃なしでも構え方は矯正できるし、そんな訓練ができない環境ならエアーライフルでどうこうしようなんて以前の問題。
 
 
それとエアーライフルの手入れが「事実上不要」な根拠求む。

No title

狩猟用の装薬銃とエアライフル(ポンプ式)を所持していますが、まったくの別物ですよ。

まず反動の有無の問題もありますし、そもそもCQBみたいな特殊な環境を想定したものでない限り、10mの距離での射撃訓練なんて無意味でしょう。

近頃流行のプリチャージ式エアライフルには100m先の500円玉ぐらいのターゲットに着弾させられるものもありますが、これについても初めに挙げた理由の通り全くの別物です。

No title

> 実戦で使う銃と重量バランス・撃ち方・構え方 さん

狙いすぎるのは不味いとしても。左右方向の水平や大外れな自然狙点をそのままにするのは不味くないですか。見出ししか教えず、試射が大三角形を描いても、その重心位置にクリックを合わせてもだめでしょう。

あと、ARは事実上射後手入は不要ですよ。装薬の自動銃に較べればメンテフリーです。実際、打ち終わりでVFGのクリーニング用フェルトを打てば終わりでしょう。例示したレバースプリング式ならそれ以上やることはない。壊れる部分もない。またポンプ式でもまず壊れない。圧縮空気なんて高級品は不要です。

> 肉 さん

反動慣れは実銃撃たないとダメですけど。10mARは姿勢を見るよいお稽古ですよ。ARで当たらない人間はSBでもLBでもあたりません。
だいたい、いきなりガーランドとか64を撃たせても、自分がなんで当たらない、あるいはなんで弾痕が変な形に散るのか、例えば長細く散っているのかわからないですよ。