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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2014.11
11
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00:27
Category : 未分類
 dragonerさんは、排水量と重量を違うものだと考えているようだ。排水量は艦船を秤に掛けて重さであることを理解していないのだろう。

 先にdragonerさんの主張の過ちを指摘した所、そこに反論があった。

 前に「NS110に変えても水中排水量は変わらない」で「海自潜水艦がNS110を使う理由は、軽く作るためであるらしい。高張力鋼を使うことにより、水中排水量を減らす効果を狙った」(Dragonar)に対して 「これは奇妙な主張である。基本的に鋼材の質で潜水艦の排水量、とくにDragonarさんが提示する水中排水量は変わることはない」(文谷)とその主張の誤りを示した。

 それに対してdragonerさんは、構造材を変えると水中排水量は変化すると反論している。
ドラゴナのアレ
NS110について調べようとしたら、隅金さんのページで「dragonar(※誰それ?)はNS鋼で重量削減と言っているが、構造材を変えても潜水艦の水中排水量は変化しない」と仰ってるの見かけたんですが、自分の文では排水量と重量を別けて書いてるし、これ大塚先生の論なんですがね…
https://twitter.com/dragoner_JP/status/531804058353295361



 しかし、鋼材を軽くしても、水中排水量は変わらない。潜水艦は中性浮力にする必要がある。このため、船殻を軽くしてもその分海水を注入するだけだからだ。容積2000立米、つまり水中排水量2000t(実際は海水はちょっと重い)の例について図で簡単に示すと、次のとおりになる。水中排水量

 Dragonerさん理論(下のとおり)は根本から間違えているということだ。
 なんでこんなに耐力求めるのか?

自衛隊の潜水艦では、なぜ高張力鋼の性能向上に力を入れているのでしょうか。
その理由は軽量化にあると考えられます。

自衛隊の潜水艦は通常動力潜水艦の中でも、かなり大型の部類に入るものです。最新の”そうりゅう”型では、現用の通常動力潜水艦で世界最大となる、水中排水量4,200トンにまでなっており、艦の運動性や燃費などを考えれば、重量を少しでも減らしたいのだと考えられます。
   dragoner「潜水艦用高張力鋼 NS鋼について(後編) 」『dragoner.ねっと』(2013.5.10)http://dragoner-jp.blogspot.jp/2013/05/ns_10.html着色部は文谷による

「高張力鋼」を採用して「軽量化」したとしても、「水中排水量4,200トン」は減らないし、「艦の運動性や燃費」も変化しないのである。

 もっと不思議なのは、「排水量と重量を別けて書いている」(dragonar)というのは、どのような意味なのかね?  おそらくは、Dragonerさんは、排水量と重量は同じものであることを理解していないということだ。NS110についても、現物と理屈が合わない時に、理屈を優先するとかんがえるあたり、ユニークな発想をする方であること推測できる。



オマケ
 これも、見てきた講演会の文字起こしをして、勝手に公開する人の言い分じゃないよね。
dragoner‏@dragoner_JP ためしてガッテンであった特集を公式サイトで確認したいのでググったら、ほぼテレビ番組の解説とキャプチャによる記事で構成された「健康情報サイト」を見つけたんだけど、運営の住所まで堂々と書いてあって驚いた。違法アップなのに、「広告掲載・取材はこちらまで」ってまで書いてあるの。1:42 - 2014年11月10日
https://twitter.com/dragoner_JP/status/531743631976054784


 Dragonerさんが自身のブログで上げている「マーチン・ファン・クレフェルト講演会要旨。クレフェルト、イスラエルの戦略を語る」(http://dragoner-jp.blogspot.jp/2014/07/blog-post.html)と「マーチン・ファン・クレフェルト講演会要旨。質疑応答編」(http://dragoner-jp.blogspot.jp/2014/07/blog-post_12.html)も同じものでしょ。他人のモノを勝手に公開している意味で、「違法アップなの」は同じだよね。

 詳しくは「講演会の中身を勝手に公表するのはいかがなものか」に書いたけどね。
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Comment

非公開コメント

No title

高張力鋼に興味を示したとのことですが「JSF理論」で界隈が大空襲を受けているので意趣返しだったのかも知れません。
まー同情はしませんけど。

クレフェルトの講演会は石孝さんなんかもネタにしたかったと思うんですけどね。

No title

・船殻、船体構造を軽量化する分、内部の搭載機器や兵装の重量を増せるのかなぁと思いつきました。

潜水艦は公表数値が今ひとつ不思議だったり、水上艦と比べて秘密が多そうだったりで分かりにくいところが多いです。
海空の戦力を重視するとしても、いずれも兵器の性能次第で大きく左右される面が強いだけに今後、中国と軍拡競争に陥ってもある種の均衡を実現できるか不安なところはあるんじゃないでしょうか。

素人ながら・・・

Dragonerさんは浮力を無視しているからそんな考えになるんではないかな?
体積(船体規模)が同じという前提をし同じ深度をとるなら同じ重量(排水量)が必要
浮力の計算からね
体積に対する元々の重量が軽ければその分、海水を取り込み重くしなければならない
と、まあ文谷氏の図式の捕捉
潜水艦を大型化しても、体積に応じた重量が必要になるので大型化に応じて潜水艦の水中排水量を軽くするため、などと言うのは妄言の極み
構造材を軽くして、の利点としては積み込む設備を多く出来る、例えば電池とかがあるが構造材で浮く重量で潜航時間を何処まで長く出来るかは疑問、むしろ大型化自体が寄与する話ではなかろうか?

UPされた自分のコメントを読み直して

>・船殻、船体構造を軽量化する分、内部の搭載機器や兵装の重量を増せるのかなぁと思いつきました。

自分の方も訂正になるけど、
結局、容積が増えんと積み増すのは無理じゃね?と思った
潜水艦の内部スペースに余裕あんの?と思ったら

No title

元エントリで何でこんなに耐力求めるのか?って書いてあるけど、軍事勉強するならもっと一般的な知識も勉強した方がいいんじゃないかと思った。潜水艦が潜る原理も、水圧も解ってないんじゃねーの、って。私も同じ文系だけど、それくらいは解る

潜水艦がどこまで潜れるか、というのは潜水艦のスペックで最も大事な要素の一つなのでは。現状より大きな力に耐える材料が開発された場合として、船殻を薄くして安全深度据え置きよりは、同じ厚さの船殻作って安全深度を増大させた方がどう考えてもマシ

No title

軽量化すれば予備浮力は大きくなりそうだけどどうだろう。
といっても、そこら辺は触れられてないし、設計の時に折り込み済みだろうしなあ。

No title

>私も同じ文系だけど、それくらいは解る

中学受験するような小学生なら、ちゃんと説明すれば理解できるかと。
むしろ文谷さんが親切に(笑)教えて下さったのに、「文句を付けられた」と感情的に反発するだけで、肝心のことは何も理解できていないという地アタマの悪さを晒してるんですから……付ける薬がないですね。

No title

水中排水量=満載排水量
基準排水量を使うのは日本だけ。排水量で潜水艦は3000tまでという制限があった。それで満載>基準なので基準排水量を使っただけ。構造材の違いは誤差の範囲。
予備浮力はMBTの容積で決まる。これは減少傾向にある。