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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2014.11
19
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Category : 未分類
 原油がバレル75ドルを割っている。円切り下げのアレ政策のせいで、石油製品価格が落ちていることは分からないが、世界的にはそうなっている。

 そうなると、ロシアは相当に苦しくなる。ロシア経済は一次産品だよりで、特に石油と天然ガスに依存している。ロシアの予算には、石油等の販売収入が含まれているが、市況はバレル98ドルを前提としているという。それ以上となると基金取り崩しで対応するとのことだが、そこにも限界がある。

 このままの原油価格が継続すれば、まずは軍隊の近代化のペースが遅れることになるだろう。すでに、ロシアはウクライナ正面に拘束されている。軍事支出への影響は示されていないが、もちろんタダでできることではない。ウクライナ対応での支出増大と、原油価格低落による収入減の影響で考えられることは、装備更新の遅れである。

 さらに原油価格が低落すれば、ロシアの体制にも影響をおよぼす。まずはプーチンの指導力が低下する。プーチンが人気を保つ構造の半分はチャペスと変わらず、金の力である。今のロシアは、金の力で不自由体制の不満を押さえつけている状態である。従来は、石油価格上昇の恩恵で国民にパンとサーカスを与えることができた。だが、 リーマン・ショック時のように、バレル50ドルを切り、それがある程度の期間継続すれば、それは難しくなる。

 ただし、ロシアが弱くなっても日本にはさしたる影響はない。

 25年前から、ロシアは無視して良い。極東ではロシアはスーパーパワーではない。極東での政治経済的な地位もたいしたものではなく、軍事的にもロシア軍は無視できる。

 とはいえ、領土問題は進展しない。19世紀ならともかく、21世紀には、貧乏になっても神聖な領土は売らない。北方領土を回収できるのは、次の戦争の時くらいの話である。北朝鮮の再調査しますよ詐欺のように、譲歩や援助を狙った甘言に食いついても仕方ないだろう。

 まずは、本当に困ったときに、天然資源を買い叩くくらいか。ロシアが自前で開発できないガス田や鉱物資源、オホーツクでの漁業権について、開発権を買うくらいではないかね。
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No title

チャペス?誰?

ロシアが苦しくなると、益々中国へ接近するのでは?
出し惜しみしていた兵器や資源の売却が進めば、日本にも影響があると思うが…

No title

例えプーチンが倒れても、後継のロシア政権は同じ事をしますよ。アメリカがロシアの支配者になっても同じです。日本を占領したアメリカが、朝鮮半島を共産主義が制圧すると日本を維持できない、と考えたのと同じです。地政学的に周辺に緩衝地帯を創らないとロシアが維持できないからで、プーチンだけを悪者に仕立てても解決は無いでしょう。

No title

樺太やシベリアの日米欧の出資したガス田、油田がロシアに接収されて終わり。

Re: No title

旧ソ連・ロシアは、外国の「出資したガス田、油田」を「接収」したことないけどね
市況が一気に変化した時に、止めて交渉を求める程度
自前で使うものでもなし、それやったら、売る先がなくなる
実際に、日本が開発協力したヤクート炭なんて今でも日本に回ってきてる

> 樺太やシベリアの日米欧の出資したガス田、油田がロシアに接収されて終わり。