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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2014.11
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Category : 未分類
 ロシア向け揚陸艦について、ロシア報道の紹介屋さんは、なにが焦点かを示せていないのは興味ふかい。おそらく、それが限界を示すものなのだろう。名誉ロシア人さんは、揚陸艦にロシア人乗員が乗降する件で、互いに矛盾する報道を、翻訳の上で許可があるのか公開している。だが、そこには何の考察もない。

 揚陸艦については、フランスは引き伸ばして有耶無耶にする気がチラチラ見えている。本来なら商売づくでさっさと引渡したいが、ウクライナ情勢による制裁がある。このため、フランスもロシアに揚陸艦を引き渡すことができない状態にある。だが、リファウンドも嫌な話だ。既に揚陸艦は完成しており、建造費は費消しているし、揚陸艦には使い道もない。このため、大統領がいつかは渡す、ウクライナ情勢が終われば、といっている。その状況にある。

 この状況では、フランス政府としては、ロシア人による乗り逃げを警戒している。揚陸艦では、ロシア人が基本的な訓練を受けている。そのロシア人達が勝手に揚陸艦に乗り逃げする気になれば、出来ない話でもない。商売第一の建造所や、その労組、フランスの独自外交で満足したい連中が手伝う可能性もある。

 だから、ロシア人の乗員の乗降が問題になる。乗り逃げを警戒すれば、乗艦を規制したいし、対露関係を損なわないためには、規制はできない。その間で、関係部署が綱引きをしている最中ではないのかね。

 まあ、仮にフランスの現場分子が、こんな面倒なモンはさっさとどっかいっちまえ、と燃料満載させて、いってらっしゃいしても面白いけどね。

 まず、対露強硬派の海軍国オランダと、相当に仲がいい英国が、嫌がらせと追跡をするだろう。

 その上、ロシア相手だと結構やらかしそうなポーランドあたりが、ハッスルして捕獲するかもね。アレは非合法の海賊行為で奪取されたもので、軍艦としての地位は主張できないとか難癖つけてねえ。

 まあ、それよりも面白いのは、乗艦を許す、許さないといった相矛盾する話について、名誉ロシア人さんが頑張って紹介屋しているけど、その背景について、なんでそんな話が出てきたのかを言及しないあたりかね。本来なら、それをすべきなのだが、そこまで深化できていないのは、限界を示すものでしょう。

 他記事にしても、機械的に転載しているだけで、それを批判的に読み込んだり、比較したりはできていない。たまに経時的な積み重ねをやっても、どこそこの港に居るのは◯◯です、とか、正式な艦名が1年前にホニャララに変わったことを知らないのは情弱です、だけだもの。だからどうしたと思うよ。



※ ロシア政府としては、フランスの対露態度を強硬化させるから、乗り逃げなんかまずはやらせないけどね。所詮は揚陸艦だもの。
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Comment

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まあ揚陸艦ですもんね
なんか超兵器みたいに思ってる御仁もいるかも?ですが
こういった面倒な事柄(最優先ではない)は棚上げしとくのが一番とフランスあたりは考えてるでしょうね
ロシアにしても案件を残しておくのは悪いことでもないし

相互主義に反するような気がしますが、その人と過去に何かありましたっけ?

No title

遅ればせながら先日軍事研究12月号を拝見しました。極東ロシアの兵站に関する記事面白かったです。
文谷さんの記事の直前に掲載されていたK氏のロシア軍大演習の記事と対になっていたというか、
その記事に対して殆ど当て擦りのような記載のされ方だったのが興味深かった。あれって編集部がわざとやっているのかしら。
でもK氏の記事って演習時の部隊展開については詳しく経緯が述べられていたけど、
実戦時に兵站をどうするのかという部分は全く触れられていなかったからなあ。
「なお兵站についてはこちらの記事をご参照ください」という意味合いだったのだろうか。ひでえw

No title

フランスの対外向けアピールでしょ。実際ロシア人が艦の保守整備やると思うけどね。造船所が金にならない仕事に人を出すとは思えない。