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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2014.11
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Category : 未分類
 国防は選挙の争点とはならない。自民だろうが、民主だろうが、国防政策は変わらない。どちらも、対中シフトと、中国とのゲームを重視している。強いて差を挙げても、防衛費の増減幅の綱引き程度であるが、財政再建との兼ね合いの要素が大きいので、やはり大差あるものでもない。

 その状況を見ずに、北村淳さんが「国防が国政選挙の争点にならない不思議な日本」と主張するのは、大局を見たものではない。北村さんはJBPRESSの「超高額兵器の調達をなぜ総選挙の争点にしないのか -自衛隊が買っていいもの、買うべきではないもの」でそのように主張しているが、スケール感覚が誤っているように見える。

 各論は、全く異論はない。E-2Dは便利だね、AAV7やオスプレイは要らないよね、といった主張は、頷けるものがある。

 だが、いずれも選挙の争点になるほどのものではない。E-2Dだろうが、737AEW&Cだろうが、警戒戦力の更新には世論に異論はないし、AAV7やオスプレイを買うか買わないかはともかくとして、離島対処そのものも世論は肯定しているからだ。

 それを云々するのは、株主総会でトラックの種類を云々しようというようなものだ。経営陣が「輸送力が不足している、そのためにトラックを買う」と判断したことについて、株主は妥当だと思っている。このレベルでは、購入するトラックが、いずずだろうが、三菱だろうが、日野だろうが、どうでもいいためだ。

 実際は、選挙へのこじつけだろう。北村さんの「国防争点の選挙もいいんじゃね」という主張は、いま興味が注がれている選挙に無理やりコジツケたものだろうようにも見える。おそらく、本当に主張したいのは、E-2Dは便利だね、AAV7やオスプレイは要らないである。

 ただ、装備の諾否だけを書いても読者の興味を惹きにくい。だから、頑張って国防と選挙を結びつけたのだろう。だが、国防政策そのものが争点とならない以上は、そうとうに無理筋であるようにみえる。

 あと、北村さんについての批評でいつも書いていることだが、北村さんの記事は読むべき価値のある記事であると断っておく。その上での批評である。




 でもねえ、北村さんが「国防大事、国防超大事」のフレームに囚われすぎていることは、違いないとも思うよ。そこを外れても、国防の話はできると思うけどね。



※ 北村淳「超高額兵器の調達をなぜ総選挙の争点にしないのか -自衛隊が買っていいもの、買うべきではないもの」『JBPRESS』(日本ビジネスプレス,2014.11.27)http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42287
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ご教示いただきたいのですが、集団的自衛権や特定秘密保護法といった、アレ政権の国防に関する政策は今回の選挙の争点にならないということなのでしょうか?