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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2014.12
11
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18:31
Category : 未分類
 だよもんさんは、報道内容をそのまま信じて、その真偽について検討ができない。ウォールストリートジャーナル日本語版にある「貧弱な個人用装備で戦う中国軍兵士―防弾チョッキもなし?」にある「中国人民解放軍では各中隊に部隊長と政治教官用の2台の無線装置しか支給されていない。」を無批判に信じている。それを真に受けて、すべての中国軍が無線機不足であると判断して次のように述べている。これはだよもんさんは報道内容について、批判的に読めない証拠である。
帰ってきただよもん @V2ypPq9SqY
中隊に無線機が2台……実質指揮系に1台?侵攻作戦に使われるような精鋭の所は
別だろうけど、中国軍のこの比率はやばいのでは。
まあ無線の混線の心配はなさそうではあるが。火力要求とかどうするんだ。
FO任せ?敵の逆襲なんかで打撃部隊出てきたら対処間に合うのか?
https://twitter.com/V2ypPq9SqY/status/542296612697960450

帰ってきただよもん @V2ypPq9SqY
ネタはともかく、これが事実なら無線の数が示しているのは基本的に末端中国軍は
防御戦闘で有線を張っているのでもない限り、分遣隊はあんまりだせんし、
基本的に中隊単位でしか行動できない。
いあ、指揮統制を行うのは無線だけではないが、その作戦速度はryであるな。
https://twitter.com/V2ypPq9SqY/status/542299530067079168


 軍隊にせよ、行政にせよ、あるいは商売にせよ、重大不足を言い立てることはある。日本でも、かつて、蓮舫さんの仕分けに対して、陸自はわざとボロボロになった制服(常装)のズボンを持ちだした。バカにしているようにしか見えない話だが、明きメクラの自衛隊ファンには騙される奴がいた。そのあたりを見抜けず、心底信じるようなのでは、初級幹部も務まるものではない。

 無線機不足を強調するために、一部の部隊についての情況を引っ張りだしてきた可能性を考えられないのは、だよもんさんの限界を示すものだろう。それでは、チョロい幹部だといわれても仕方がないということだ。

 普通は、そこに不自然さがあれば、報道を疑う。中隊に2台しか無線機がないのであれば、機械化部隊であれば、戦車や装甲車は10台に1台しか無線機がないことになる。だよもんさんは、それが事実であれば、中国軍の機械化部隊はは手旗や発光信号で動いていることを疑わないのだろう。

 そして、重大不足を言い立てる背景や、無線機の定義や、部隊の水準に差があるのではないかと疑う。まともな幹部なら、装備不足を主張したいため、「無線機は地上無線機のような、本格的なものを指すだけで、携帯無線機は含まないのではない」とか「後勤部隊やレディネスが極端に低い部隊を含んでいるのではないか」と考えるはずだ。「部隊に砲が2門しかない」が野砲だけを指しており、迫撃砲は持っている可能性や、「中隊に機関銃が2丁しかない」の中隊が、ダンプ車両中隊といった可能性を疑うものである。だが、だよもんさんそれがにないのは残念である。

 もちろん、普段は他人様には、このように失礼な批判はしない。だが、だよもんさんとは相互主義なので、だよもんさんが幹部として足りない部分が多すぎることは。心置きなく指摘させていただくものだ。まあ、一番アレだったのは、だよもんさんが商売道具の国際法に全く無知なところだけどね。

 そもそも、中国メディアの構造を知らないで、中国を語るあたりも不注意である。ソースは南方メディア、しかも『南方週末』である。中国では政府批判は許されないと言われるが、北京から離れればその制限も緩む。特に珠江デルタでは、海外報道と組み合わせることで、やんわりとした政府批判が可能である。『南方週末』は、その中での体制批判の勢いがもっとも強いメディアである。『南方週末』が、中国国防について批判する立場で、極端な例を挙げたとも見ることができるが、それをご承知ないのも、幹部としてはやや知見が足りないといえる。



※   「貧弱な個人用装備で戦う中国軍兵士―防弾チョッキもなし?」『ウォール・ストリート・ジャーナル』(ダウ・ジョーンズ,2014.12.9)http://jp.wsj.com/news/articles/SB10063842500352674697504580326530693269518

※※  無線機の所要にしても、戦闘時しか考えられないのは、だよもんさんの素養を疑うものであり、勤務年数に応じた商売感覚を備えているかを疑うものである。「火力要求とかどうするんだ。FO任せ?敵の逆襲なんかで打撃部隊出てきたら対処間に合うのか?」とか「中国軍は防御戦闘で有線を張っているのでもない限り、分遣隊はあんまりだせんし、基本的に中隊単位でしか行動できない。」といっているが、正面でドンパチしている時以外の面倒には全く頭が及ばないのだろう。
     実際に、だよもんさんは4科系統の常識や感覚がない。実際に、燃料所要量を5倍甘く見積もっていたりする(「概略を掴むのが士官の仕事だと思うのだけれども」)後方での無線所要は一切考えられないのだろう。
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Comment

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No title

90年代の海上保安庁では末端の職員に「受令機」を支給していた話を思い出しました。
送信不可、上位系統からの受信のみ可能という形式だったそうです。
そんな時代が、つい最近まであったのに、ねえ…

No title

仮に現状無線機が不足してても開戦決意したら先進国並みに揃えようとするでしょうね。
それ位の事する国力はあるだろうし、受けて立つ西側系諸国は無線機持って来るものとして想定するでしょ。

Re: No title

というか、本当に無線機が不足していても、普段は携帯電話ですんでいるから、リクエストが上がってないだけだと思う。

今は民生用のチップで全周波数対応しているから、中隊以下で使うような近距離用なら、どの周波数でも簡単につくれるし、AM、SSB、FM、F2なんて、チップにソフトでできてしまうレベルだし、その製造基板はみんな中国にあるし。そもそも、秘匿するのもも半日単位の合言葉くらいだろうから、別に民生用そのままでも問題ないですからねえ


> 仮に現状無線機が不足してても開戦決意したら先進国並みに揃えようとするでしょうね。
> それ位の事する国力はあるだろうし、受けて立つ西側系諸国は無線機持って来るものとして想定するでしょ。

No title

常装っていわゆる旧陸軍の「三装の乙」あたりですかね。