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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2014.12
22
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Category : 未分類
 従軍慰安婦以下の話に関して、中国の「三戦」は危険が危ないを云々している人は、中国は情報戦に失敗していることとの整合性を取れないのが不思議な話である。

 中国がやっているのは、基本的に宣伝の段階であって、国際社会への影響力を持たない。チベットやウイグルでの正当性主張や、南シナ海や尖閣諸島での領有権主張をみても、世界は全く納得していない。自分の言いたいことを並べる宣伝にすぎないからである。

 世界の世論に影響力をもたせる意味での、情報戦ならば、中国がそう言うのではダメで、欧米に納得させ、彼らにそう言わせなければならない。だが、中国はそれに失敗している。政府や軍機構のPR部門の立場が弱いためだろう。国内政治やヘゲモニー争いに引っ張られて、情報戦としての自由度が与えられていないので、逆宣伝にしかならない国内公式発表を繰り返している。

 この状況で、「中国の三戦に気をつけろ、従軍慰安婦や戦争犯罪で日本は悪者にされようとしている」というのは、案件がどれだけ筋悪であるのか理解できていないようにしかみえない。

 あの、ド下手クソの中国宣伝戦にも負けているのは、従軍慰安婦や南京大虐殺、戦争犯罪行為がどうしようもない位に筋悪だったためである。中国や韓国が、無実の日本を悪くしているのではない、日本がやったことが悪すぎたせいで、情報戦でど下手くその中国や韓国の発言でも世界には納得し、日本を指弾するためである。

 その点から言えば、「三戦に対抗しろ」という、日本による情報発信もどんなものかね。櫻井よしこや産経あたりが「従軍慰安婦は給与を払ったから奴隷拘束は悪くない、南京大虐殺は一般住民を5万人しか殺していないから悪くない、戦争犯罪は国際法を知らなかっただけだから悪くない」といっても、世界に対して火に油を注ぐようなものでしかない。

 昔、大火事を起こして、村じゅうを延焼させた家は、その火事については何も言わないほうが良い。アレはウチのせいではないとか、村の消防体制が悪かったというと、余計な摩擦を生むだけの話だ。従軍慰安婦や南京大虐殺や戦争犯罪はそのようなもので、国内事情から本人が反論しても、国際社会でいいことは何もない。河野談話村山談話はその知恵である。裁判の和解のようなもで、そこで不満があっても、内容は事実と異なるといってもいいことは何もない話である。
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Comment

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なんていうのかな~

三戦以前に、反日亡国論だとかなんかで、国家は国民と対立するもの、日本が何でも悪いって言ってる人気を稼ぐ人達がいるから、保守派も黙ってられないんでしょ?

No title

勝てば官軍、負ければ賊軍。
同じ筋悪な行為をしても、勝てば不問に附され負ければ戦争犯罪者。
日本が非難されているのは筋悪な行為をしたからだけじゃない。
負けたからですよ。

No title

ずっと腑に落ちないんですが、筋悪もいいところの蛮行を「当時としては仕方なかった」と言い張る方々って、「仕方なかったことを批判するのは筋違い」という結論に持っていこうとするばかりで、何故か頑なに「今後は二度とやりません」って言わないんですよ。

「当時は仕方なかった、でも二度とやりません」なら、まだしも世界に対して弁明として受け入れられる余地があるかもしれないと同時に、国内的には「名誉回復」ということにできるのに、馬鹿なんですかね。正に「逆宣伝」。

No title

イスラエルの領土正当性の主張みたいなものにも見えますけどねぇ。イスラエルの右派なんかも無駄にめちゃくちゃがんばってますが、日本人にとったら正当性の主張ばかりだし、「でも国連決議無視して結局武力で無理やり奪ったんでしょ?」っていう認識は変化しない。まして、イスラエルと違い日本の場合、先の大戦に関してはどこの国もその正当性を支持してない。

そっ負けたから
でもその負けを認められない人が多いから

コメントを読むに、やはり日本のミリオタには、ネトウヨの気質がありますねえ

No title

>やはり日本のミリオタには、ネトウヨの気質がありますねえ

そりゃまあ、ミリオタって極論すれば「とにかく鉄砲を撃ちまくりたい人々」であるのに対し、政治家の仕事って本来は「鉄砲を撃たなきゃならない事態を、なるべく避けること」ですからねえ。本質的に嚙み合いませんよ。

「知的で節度を弁えたミリオタ」なんて、「知的で誠実なナチ党員」ぐらいの珍しさじゃありませんかね(笑)

No title

まあ順調に負け戦ルート驀進中ですなどこぞの敗戦国は

No title

朝日の慰安婦報道撤回で否定できたのは「吉田証言にある済州島の強制連行」だけなんだよね・・・。
この点はいわゆる「サヨク」からも疑われていた。

http://www.asahi.com/articles/ASG7L71S2G7LUTIL05N.html
「吉田氏は93年5月、吉見義明・中央大教授らと面会した際、「(強制連行した)日時や場所を変えた場合もある」と説明した上、動員命令書を写した日記の提示も拒んだといい、吉見氏は「証言としては使えないと確認するしかなかった」と指摘している=注①。」
「吉田氏はまた、強制連行したとする43年5月当時、済州島は「陸軍部隊本部」が「軍政を敷いていた」と説明していた。この点について、永井和・京都大教授(日本近現代史)は旧陸軍の資料から、済州島に陸軍の大部隊が集結するのは45年4月以降だと指摘。「記述内容は事実とは考えられない」と話した。」

No title

>従軍慰安婦は給与を払ったから奴隷拘束は悪くない

この言い訳は筋悪すぎ。

借金で拘束して売春を強制するのは普通に人身売買だ。これは当時も同じ。
ただ、日本の公娼制度では、楼主が警察とつるんで事実上黙認で横行していたのだが・・・。
で、この公娼制度の戦地版が慰安婦制度。

実は、日本の公娼制度自体、廃業の自由を認めない奴隷的なものだと当時すでに国内外から批判されていた。にもかかわらずこれを無視したうえ、軍部が海外で外国人女性に同じことをやったから、大きな国際問題になった。
慰安婦否定派として知られる秦郁彦の「慰安婦と戦場の性」でも、公娼制度が奴隷的だと認めている。

「しかし娼妓達が自由を奪われた悲惨な「かごの鳥」であるという実態は変わらず、救世軍などによる廃娼運動が盛り上がるのを見た内務省は1900年に「娼妓取締規則」を制定して、全国的な統一基準を作ろうと試みた。だがこの法令が一般的に近代公娼制度を確立したものと評されるように、必ずしも彼女たちの境遇が著しく改善されたわけではなかった。たとえば、前借金が残っていても廃業の自由は認められたが、楼主(抱え主)側の妨害や警察の非協力があり、実際には廃業しづらい上に、新たな生業につくにも容易ではなかった。また廃業しても、前借金の契約自体は有効(1902年の大審院判決)とされたので、借金返済のできぬ女性は元の境遇に戻らざるを得なかった。」
「悪徳業者にかかると、女の稼ぎから割高の衣食住経費を差し引くので、前借金はなかなか減らず、強欲な親が追借を求めたりすると、雪だるま式に増える例も珍しくなかった。」
「まさに「前借金の名の下の人身売買、奴隷制度、外出の自由、廃業の自由すらない20世紀最大の人道問題」(廊清会の内相あて陳述書)に違いない。」

No title

売春婦にかぎらず、タコ労働すら自力で廃止できなかったのが後進敗戦戦犯国ですから