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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2011.01
05
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23:17
Category : ミリタリー
 中国空母が完成したら、日本も空母建造を決心する。日本は中国に対して、海軍力のアドバンテージを維持しなければならない。

 ここ100年ほど、日本は中国を全く恐れてはいない。日清戦争以前、日本は清を恐れていた。しかし、日清戦争以降、清を脅威と見ていない。その後、民国が成立した後も、新中国が成立した後も、中国は日本にとっての脅威ではない。
 これは、日本人が中国に対し、海軍力でアドバンテージを確保していたからである。日清戦争のあと、日本が清に海軍力でアドバンテージを確保すると、清は脅威ではなくなった。民国や新中国が成立しても、海軍力で日本を脅かさない限りは脅威ではない。民国陸軍や人民解放軍(陸軍)がどれだけ強力となっても、大陸や沿岸に閉じこもっている限りは、日本にとっては脅威ではない。

 日本人は、海軍力で抑えている限りは脅威とは感じないのである。日露戦争でロシア艦隊を破ってから、日本にとっての脅威はアメリカに限られた。第二次世界大戦以降、日米同盟が組まれると、日本にとっての脅威はなくなった。

 しかし、ここ10年ほどの間に、日本人は中国の脅威を感じるようになった。中国の外洋海軍整備が眼に見える形となったためである。中国外洋海軍の成長は、日本人にとっての海軍力アドバンテージを脅かすものに見えた。
 中国の空母保有は日本人の対中脅威感を決定づける。日本人にとって、空母は海軍力の表象である。中国が空母を持ち、日本が空母を持たない。これは、日本人にとって海軍力アドバンテージ喪失を印象づける。
 現状では、中国海軍力の規模が日本海軍力の半分以下に過ぎない。そして、中国空母が出現しても、経験や機材の関係から、大した戦力ともならない。
 しかし、空母出現の衝撃は、日本人にとって確保し続けてきた海軍力アドバンテージ喪失したと信じさせるものになる。

 日本人は、喪った海軍力のアドバンテージを奪回しようとする。中国が空母を持った日、日本も空母を持つことを決意する。中国空母の公試が始まった時か、艦載機の運用を始めた時か、それとも日本に対して見せびらかした時か、いずれの時にせよ、かつての臥薪嘗胆と同じような盛り上がりで空母建造が始まる。
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