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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2015.03
03
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Category : 未分類
 2次防で海自が高速攻撃機を8機買う話があった。対艦攻撃用にA-3スカイウォリアーを買うつもりであったと言う話だが、どのような攻撃を行うつもりであったのかは語られていない。

 通常兵器であれば「時代的にはブルパップかスキップボミング、後にウォールアイが完成するだろうと考えていたのではないか」といったあたりか。実際に、後々になってマーベリックとハープーンが登場する。仮にスカイウォリアーを購入しても対艦攻撃手段にこまることはなかっただろう。

 ただ、実際は敵艦隊への核攻撃を考えていたのではないかね。日本が核不拡散体制に参画するのは昭和45年のことであり、それまでは核武装についてはそれなりに考えていた。30型大型ロケットなんか、どうみても核弾頭を前提としたシステムである。A-3スカイウォリアーも、高高度一航過で核爆弾を落とす頭だったのではないかと考えるものだよ。昭和30年代の話だから、戦術核は普通に使うだろうという時代だからねえ。

 もちろん、実際にはスカイウォリアーは購入されていない。仮に採用されたとすれば、対艦攻撃専用の航空隊もつくられただろうし、後継としてA-7コルセアか、ホーネットか、トーネードあたりを買ったのではないか。

 実際には後にP-3Cを買い、ハープーンも採用されたわけで、高速攻撃機を買っても使い勝手はかわらない。その点で今から見ればスカイウォリアーはあまり要らない装備なんだろうが、当時はそれなりに必要だと思ったのだろう。
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No title

核で敵艦隊を狙うっていうのはもったいなくない?
艦隊にそこまでする価値があるとは思えない。
俺なら敵海軍の母港を核攻撃する。
艦隊の後に続く補給線を壊滅させることができ、その母港を拠点にした作戦も、修理整備も不可能になる。
当時の仮想敵はソ連海軍だから、目標はウラジオストクかなあ。
スカイウォリアーなら航続距離的にも可能なはず。

マッカーサーの有名な「満州に核を落とさせろ」発言も、敵軍の前線部隊に核を叩きこむより、敵軍の後方に落として補給線を壊滅させるほうがいい、と考えられていたからだった。
朝鮮戦争時の中国軍の補給拠点は満州だったので。

日本にも核兵器の装備や、ベトナム派兵につながる兵器の導入計画があったんですね。あ~怖い

Re: No title

50-60年代当時は、核兵器で高高度から艦隊を無力化しようという頭があったのですよ。
それを防ぐために初期の対空ミサイルは作られているから、タロス(核弾頭タイプもあるし、対地対艦攻撃で使う頭もあるけど)みたいに、高高度少数機に対処できればいいみたいな感じ
ちなみに、対ソ戦でウラジオ(一時期ソ連租借)や大連は米軍がいきなり機雷封鎖する計画だったみたいです

> 核で敵艦隊を狙うっていうのはもったいなくない?
> 艦隊にそこまでする価値があるとは思えない。
> 俺なら敵海軍の母港を核攻撃する。
> 艦隊の後に続く補給線を壊滅させることができ、その母港を拠点にした作戦も、修理整備も不可能になる。
> 当時の仮想敵はソ連海軍だから、目標はウラジオストクかなあ。
> スカイウォリアーなら航続距離的にも可能なはず。
>
> マッカーサーの有名な「満州に核を落とさせろ」発言も、敵軍の前線部隊に核を叩きこむより、敵軍の後方に落として補給線を壊滅させるほうがいい、と考えられていたからだった。
> 朝鮮戦争時の中国軍の補給拠点は満州だったので。

No title

>50-60年代当時は、核兵器で高高度から艦隊を無力化しようという頭があったのですよ。

動き回る艦隊を補足して核攻撃するのは、すごく大変だと思うが・・・。
あ、そうか。
母港直接攻撃は海自の管掌じゃないから、敵艦隊攻撃案なのか。
うーん、縦割り縦割り。


二次防の時代にミサイルや誘導爆弾はないw
動き回るからこそ、核攻撃する意味がある。

今、中国が米空母ねらう弾道ミサイルとか超高速ミサイル開発してるけれど、アレの命中精度が低くて当たらないなら核弾頭搭載するんじゃないのかって話と同じ。

> 動き回る艦隊を補足して核攻撃するのは、すごく大変だと思うが・・・。

No title

確か、クロスロード作戦の結果を受けて、水上艦隊は広大な輪形陣を採用するようになったから、対艦核攻撃万能とはいかない。
核実験自体、「核が直上で爆発しても水上艦隊に致命傷を与えられない」という結果だったような。
まして、動き回っている水上艦隊に対して、どれほどの効果が期待できるだろう。
いくら核搭載機でも、ターゲッティングできなければどうしようもない。

やはり、敵国沿岸部の海軍拠点を核で吹き飛ばしてしまうのが最も確実。
拠点がなければ上陸作戦などできないのだから。

なんにせよ、当時は戦術核を通常兵器並みにポンポン撃つ発想が主流になっていたのは確か。
海自のスカイウォリアー以外にも、陸自でもオネストジョン装備の話があったようだし。

しかし、そんな時代は、ソ連の核戦力整備が急速に進展したことで終わる。
核報復による抑止の時代が来たからだ。
戦術核乱れ撃ちは、圧倒的な核戦力の優位がなければ成立しないものだった。
だってアメリカ人だって核の報復怖いから。

海自スカイウォリアーによる対艦核攻撃構想は、ソ連が核戦力整備するまでの短い期間に咲いた、時代のあだ花だったのだろう・・・。

投下される核が一発とは限らんし、艦艇へのダメージが撃沈に至らないものでも人員に対しては如何なものか
逆説的には艦隊中央から水平線の向こう迄拡がる輪形陣での艦隊防空は外郭ラインを広く取ると共に、核攻撃を受けた際での被害を軽微に留めるためでもある
被害が矮小に留まるならそのような処置をする必要性は少ない
要するに核攻撃での被害が軽微に留まらない為に対処処置を坑じ、対処処置により被害を軽微に留めゆる故に艦隊への核攻撃の有効性が低くなっただけである