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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

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2015.03
17
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12:00
Category : 未分類
 JSFさんは、抽象的な話ができない。記事で出てくる武器の名前しか反応できない点で、理解力に残念さを伺えることができる。

 JSFさんは、中身を読んでいないフォーリンアフィアーズの記事に噛み付いている。最新号のクレネビッチさん記事「『列島防衛』」として「ロケット発射型の魚雷を地上部隊が活用せよ」(奥山真司さんの紹介)がある。その紹介文での内容だけにJSFさんは過剰反応をしている。

JSF?@obiekt_JP
海岸砲? ロケット発射型魚雷(アスロック)を地上から撃て? ・・・どうやって目標を探知する気なのか 7:45 - 2015年3月16日
https://twitter.com/obiekt_JP/status/577480794152660992

JSF @obiekt_JP
海上自衛隊の07式垂直発射魚雷投射ロケットの射程が数十km、これを地上に置いても射程が全然足りないので敵潜水艦対策にはならない。射程を延ばそうと亜音速の巡航ミサイルに載せると届くまでに時間が掛かり過ぎて意味が無い、じゃあ弾道ミサイルに付けて飛ばそうとすると大き過ぎるし高価過ぎる。8:09 - 2015年3月16日
https://twitter.com/obiekt_JP/status/577486802887426048

JSF?@obiekt_JP
というか上空に居る対潜哨戒機が短魚雷を落とせば済むわけで。なぜ地上発射型アスロックという発想になったのか。8:11 - 2015年3月16日
https://twitter.com/obiekt_JP/status/577487360033624065


 JSFさんの反応には、一見しただけでも、おかしなことがいくつかある。

 まずは、対潜戦の話にも限定したものではないということだ。紹介文を読む限りでは、潜水艦対処を明示した話ではない。対水上戦での話であれば、探知の問題はない。確かに、対水上戦用のロケット長魚雷は存在していないが、魚雷堡の延長的な使い方であれば理解できないこともない。

 また、仮に対潜戦での話にしても、JSFさんがハイドロフォンを知らないことも伺える。「どうやって目標を探知する」と述べているが、普通はSOSUS以下の海底調音式のハイドロフォンで極限した目標に短魚雷を放り込む話だと理解するだろう。外洋では無理かもしれないが、島嶼間の比較的狭い水道であればできない話でもない。

 逆に、JSFさんはアスロックがどういうものか理解できていないことも伺える。

 あれも、なんとなくの位置に放り込めば命中が期待できるだろうとする兵器である。実際に、短魚雷が感知できるかどうかはともかくとして、目標位置に厳密に落とす発想の武器ではない。

 そして、潜水艦の速力からすれば「射程を延ばそうと亜音速の巡航ミサイルに載せると届くまでに時間が掛かり過ぎて意味が無い」(JSF)といったこともない。450ktのミサイルは6分間で90nm(160km)と、「数十km」以上をカバーできるが、10ktの潜水艦はその間に1nmしか移動できない。「数十km」(JSF)以上の輸送手段として「亜音速の巡航ミサイルに載せると届くまでに時間が掛かり過ぎて意味が無い」(JSF)さんといったあたりも、JSFさんのオモシロ発言である。

 最も不思議なのが、抽象的に考えられないことだ。南西諸島線を利用して中国艦艇を封じ込めようという話と、その中で例示した話について、現用アスロック云々の反応しかできないあたりは、視野狭窄に過ぎる。

 クレネビッチさんのアイデアは、島を利用して海軍力を掣肘しようといったものである。その中でのロケット付きの魚雷といった例示は、「陸上からの攻撃手段としてそういった方向性もあるんじゃないの」程度だけの話だ。

 JSFさんは、その構造を全く把握できていない。そこでJSFさんが「現用兵器のアスロックでは~」と云々して、「クレネビッチさんは間違えています」(大意)というのは、「ボクは抽象的な話は理解できません」と告白するものだ。

 だから、JSFさんは抽象的な話ができないと判断できる。記事の字面は追えても、出てくる武器の名前しか反応できない。この点で、理解力に乏しい。思考での抽象度の調整ができず、捨象できない点で、JSFさんは残念な理解力だということだ。

 もちろん、赤の他人には思っていてもこんなことは言えない。だが、JSFさんとは相互主義だからね。
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抽象的な考えができない人の特徴として、帰納・演繹の構造がわからないため、推論がめちゃくちゃというのがあります。
社会科学と自然科学の違いもそうなのですが、そこで得られた知識が帰納法に依拠したものという認識がない。
だから将来反対事実が出てくる可能性を考慮しないし、前提が一気に崩れるなんて予想だにしていない。
論敵の非難に明け暮れて、自説の補強をするしかないわけです。