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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2015.04
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Category : 未分類
 消防吏員のもやい銃は、官庁銃ではないらしい。

 もやい銃とは、大遠距離にロープを発射する銃のこと。銃刀法では、火薬式鋲打機(今はほぼコンプレッサー)や捕鯨砲と同じ産業用の銃の扱いになるのだろうが、消防のもやい銃まで警察扱いとは知らなかった。

 鉄砲関係の更新に必要な講習申請で某警察署の生活安全課に行ったのだが、そこで中途消防が3人がかりで来て、もやい銃を出している。それならばまだしも、新しい免許人といって、消防吏員が個人でてきて、ルールですので家族調査と面接です、と言っている。公的団体同士の話で、個人名を秘せばこの辺りは言ってもいいだろう。

 あのもやい銃が、猟銃と同じで各個人に免許されるものだとは知らなかった。もちろん公安委員会や自治体次第で、官庁銃(非猟銃扱い)にするところもあるのだろうけれどもね。産業銃以外でも自治体運営の飛行場での鳥獣駆除なんかの散弾銃なんかも、官庁銃あつかいするのと、個人扱いするのと二つあるのかもしれない。理論上で言えば、美術品扱いの銃で、公安委員会からは火薬の譲受許可を得る形もあり得るけれども。

 もちろん、自衛隊の火器は銃刀法からみれば官庁銃にあたる。別の法律体系である自衛隊法で「武器」(=兵器)として存在している。銃刀法が想定している猟銃への許可とは全く別物となっている。だから、警察の面接等で「禁止されている自動装填銃(フルオート)や拳銃とは無関係ですよね」と念を押されると、「もちろん会社で使ったことしかないです」という。

 当然だが、「『桜にWのマーク』は武器」(JSFさん)が問題提起しているような、非実在のエアー法律の「武器取締法」(不存在)とは全然関係はない。

 まあ、正しい自衛隊法と銃刀法知識を普及するために念押しさせてもらったよ。まあ、JSFさんとは間違ったことはなんでも指摘し合える相互主義だからね。
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洋上給油なんかで使う発射索と同じようなものでしょうか

Re: タイトルなし

サンドレッドは手投げの記憶しかなくて、発射索用の銃(確か専用銃でしたよねえ)と同じだったかなんともですが、専用のランチャーで、銃身外径が70ミリくらい、銃身長1mないくらいな感じの、昔の50匁、100目といった抱え大筒みたいな感じの極太鉄砲でした。

> 洋上給油なんかで使う発射索と同じようなものでしょうか