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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2015.05
01
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07:26
Category : 未分類
 日本青年会議所は結構面白い。なんというか真面目にやろうとしているのだが、抜けている感じがそこかしこにする。事務能力のない連中が集まった壮大な結社ごっこにも見えるものだ。

 その会頭さんが、ネパールの大地震への支援援助のメッセージを出している。もちろん、良いことである。ごっこ遊びにお金を費消することに較べれば相当に有意義だろう。

 だが、詰めは甘い。献血の呼びかけのあたりは、あまりにも現状を知らない。
また、被災地域では負傷者が多く、血液が不足しているとの情報が入っております。皆様の地域の赤十字やIFRCへお問合せいただき、ネパールへの血液の提供が可能な方は、自発的に献血のご協力をお願いいたします。

とあるが、日本には血液を国外に出す余裕はない。

 日本は国内需要でも血液は常に不足気味であり、ネパールに持っていく余裕はない。このあたりは、最近どうにか自給体制に持っていったものの、血液製剤についてはかつては輸入大国であったことを思い出せばいいだろう。

 もちろん、献血は悪いことではない。行くことは良いことである。

 だが、その血液がネパール向かうという発想や、そのための献血症例の表明は日本の血液行政についてあまりにも無知である。

 なにより、赤十字がネパール支援で何をもとめているのか、献血について触れているかを調べていないあたり、当事者能力に欠けているようにしか見えない。

 まあ、会頭さんはチェーン薬局のシャチョさんみたいだが、経営とやらも怪しそうなものだ。業界紙記者に語った中身をみると
プレミアムをコンセプトに掲げ、薬局づくりを行っています。従来の薬局は、店舗の造りと接客の両方が上手くマッチングして心地よいというものがほとんどなかったと思います。他業種に比べて客単価が高いのにこれでいいのか、コストを下げれば利益が出るというような考えでよいのか、そんな疑問からお客様に選ばれる薬局づくりを目指そうと思いました。
https://ds-pharma.jp/gakujutsu/contents/guidance/case/vol02.html

薬価基準に乗っかった商売で、ヒマにあかせるとこういうことを考えだすのだろう。そのヒマがあれば、予約や前方予測、レシピの写真送付でサッサと薬をよこす仕組みでも考えればいいのだがね。

 青年会議所は、若旦那が会社で余計なことをするとマズイからと、大旦那さんや番頭さんが厄介払い兼ねて「社会貢献してらっしゃい」で行かせているような、箸棒若旦那の捨て所なのだろう。
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Comment

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青年会議所を実経験されてるようで、現実感ありますね。

Re: タイトルなし

行ったことないけど、色んな所で盆暗若旦那はイッパイ見たからね。

> 青年会議所を実経験されてるようで、現実感ありますね。