- 2021 . 01 «
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
- 6
- 7
- 8
- 9
- 10
- 11
- 12
- 13
- 14
- 15
- 16
- 17
- 18
- 19
- 20
- 21
- 22
- 23
- 24
- 25
- 26
- 27
- 28
- » 2021 . 03
Category : 未分類
昔から不思議な商慣習なんだが、軍事趣味誌では、古写真の権利は所有者にあると見なすルールがある。
だが、写真の著作権は撮影者にあり、所有者ではない。その写真が著作権保護期間が切れていれば自由に使える。死後50年あるいは旧著作権法からの経過規定に従えば、その写真は自由に利用できる。
保護期間切れの写真利用には、写真所有者の許可は要らない。別の本に載ったところから複写しても問題はない。写真について機械的に複写したもの、意図なく平板上に印刷したものには、その雑誌や編集者の権利は及ばないためだ。
さらに、正当な引用であれば著作権保護期間内でも写真を利用できる。例えば、その写真について批評や議論をする場合に「その証拠である」と提示する限りは引用は問題ない。正当な引用でさえあれば許可は要らない。
つまりいくら高価でも、他人が撮影したアルバムを落札したといっても、落札者にはその写真を物として支配する以外に何の権利もない。それを趣味誌に掲載したものが転載されても何も言えないのである。
だが、たまに俺が所有する写真だと息巻く人がいる。まずは何もご存じないのだろう。趣味誌の世界だけで通用する仁義でしかない。写真を買ったら著作権がついてくるなんて、相当にロックな話だ。
所有者先生、撮影者から「俺の写真を勝手に使うな」といわれたとき、その立場はもっと弱くなるのだがね。個人アルバムのたぐいは公表ではないから、旧著作権法の経過規定は使えないのだがねえ。
趣味誌の旧軍兵器等関連の、「新発見された写真」の記事もどうかなと思う。新しい発見や解釈について、結局は模型製作参考レベルでしかない。軍艦大和と軍艦武蔵の窓の数が違うとか言われてもみたいなもんだ。それよりも読み物や、特に雑誌の雑を強化しないと今後は厳しいと思うのだけれどもねえ。
あとは、ブログに載せるときに所有印を付けるのも変な慣習。著作権者がやるならわかるのだけれども。「あなた写真を所有しているだけでしょう」と思う。
まあ、旧軍写真の類が、ヤフオクに掛かった時の商品説明、見本写真だったらゲラゲラなんだけどね。「ボクは写真史料を保有しているのです」と所有印入りJPGをみせるのだけれども、実はヤフオクの見本を集めただけだったとかねえ。ボンクラの軍クラれ連中のなかで、ネット上資料だけ集めて、「資料沼」とか抜かしているあたりがやりそうだなあと思うよ。
もし軍艦写真について、ヤフオクの商品説明写真をダウンロードして、収蔵印をつけてアップしたとすれば、それはもうナチュラルボーンロックとしか言いようはない。まあ、14話でキチンと李衣菜がでてきたということで。
だが、写真の著作権は撮影者にあり、所有者ではない。その写真が著作権保護期間が切れていれば自由に使える。死後50年あるいは旧著作権法からの経過規定に従えば、その写真は自由に利用できる。
保護期間切れの写真利用には、写真所有者の許可は要らない。別の本に載ったところから複写しても問題はない。写真について機械的に複写したもの、意図なく平板上に印刷したものには、その雑誌や編集者の権利は及ばないためだ。
さらに、正当な引用であれば著作権保護期間内でも写真を利用できる。例えば、その写真について批評や議論をする場合に「その証拠である」と提示する限りは引用は問題ない。正当な引用でさえあれば許可は要らない。
つまりいくら高価でも、他人が撮影したアルバムを落札したといっても、落札者にはその写真を物として支配する以外に何の権利もない。それを趣味誌に掲載したものが転載されても何も言えないのである。
だが、たまに俺が所有する写真だと息巻く人がいる。まずは何もご存じないのだろう。趣味誌の世界だけで通用する仁義でしかない。写真を買ったら著作権がついてくるなんて、相当にロックな話だ。
所有者先生、撮影者から「俺の写真を勝手に使うな」といわれたとき、その立場はもっと弱くなるのだがね。個人アルバムのたぐいは公表ではないから、旧著作権法の経過規定は使えないのだがねえ。
趣味誌の旧軍兵器等関連の、「新発見された写真」の記事もどうかなと思う。新しい発見や解釈について、結局は模型製作参考レベルでしかない。軍艦大和と軍艦武蔵の窓の数が違うとか言われてもみたいなもんだ。それよりも読み物や、特に雑誌の雑を強化しないと今後は厳しいと思うのだけれどもねえ。
あとは、ブログに載せるときに所有印を付けるのも変な慣習。著作権者がやるならわかるのだけれども。「あなた写真を所有しているだけでしょう」と思う。
まあ、旧軍写真の類が、ヤフオクに掛かった時の商品説明、見本写真だったらゲラゲラなんだけどね。「ボクは写真史料を保有しているのです」と所有印入りJPGをみせるのだけれども、実はヤフオクの見本を集めただけだったとかねえ。ボンクラの軍クラれ連中のなかで、ネット上資料だけ集めて、「資料沼」とか抜かしているあたりがやりそうだなあと思うよ。
もし軍艦写真について、ヤフオクの商品説明写真をダウンロードして、収蔵印をつけてアップしたとすれば、それはもうナチュラルボーンロックとしか言いようはない。まあ、14話でキチンと李衣菜がでてきたということで。
スポンサーサイト
Trackback
Comment
No title
18:15
岩見浩造
URL
編集
戦車・船・飛行機アイコンの人とか、地雷率高いですね。
難しい気な文献を挙げる割には、それを使いこなせてるように思えないし。
ネットで拾い集めたPDFも碌に管理してない(フォルダやファイル名を整理していない)上、指摘されたらツイ消ししてた御仁もいましたな。
あれでコミケで1000部売るんだって言ってましたが。
この間は蔵書を9割捨てるとか言う話が話題になってましたな。
まぁその程度の計画性なんだなとしか。
No title
00:00
URL
編集
ちなみに僕は、しぶりんの正妻感でお腹一杯でした。
No title
20:13
URL
編集
専門家も失笑、安倍政権が煽る「中国脅威論」は嘘と詐術だらけ! ガス田開発も日本の主張する境界線外で軍事と無関係 http://lite-ra.com/2015/07/post-1319.html
「というのも、レーダーやソナーはすでに装備され、日常的に使用されているからだ。海上自衛隊出身の軍事ライター・文谷数重氏は「東洋経済オンライン」(外部リンク)で次のように指摘している。
「レーダーやソナーは、すでに軍艦や航空機で使用されている。中間線日本側でも、琉球列島間の公海部分でも、レーダーやソナーを付けた中国軍艦や航空機は自由に行動している。逆に海自も大陸側で同様に行動している」
つまり、レーダーやソナーがプラットホームに取り付けられても、今あるものが固定化されるだけのことなのだ(意味がないのでやらないと思うが)。
」また、文谷氏はこうも指摘している。
「そもそも、レーダーやソナーは大した脅威でもない。レーダーでは基本的に水平線までしか探知できない。艦船を監視できる範囲は50キロメートル程度の距離が限界である。また、ソナーにしても機械騒音等から、理想とは程遠い配置場所である。実際、米海軍SOSUS等の固定式ソナーについても、単独で静寂な海底に設置されている。そしてなにより、戦時には容易に破壊できる。この点で、あまり脅威にはならない」
No title
20:28
チャイカ
URL
編集
興味深いお話をご紹介して頂き、有難う御座います。
古写真等とは言えないのですが、我が手元にはテヘランのIRAN MODLEX等から、取寄せた武器輸出カタログのIRAN DEFENCE PRODUCTS 2008-09他が有ります。これ等はイラン軍、パスダラン、バシジやヒズボラ装備を述べる上で第一級の資料です。しかし、この中の写真等を何らかの理由で印用する際、著作権の問題が生じるかと思います。
ところが、同社等は2013~14年頃まで、立派なホームページを運用していたのですが、何らかの理由で閉じています。しかも、メールや手紙等で、再三問い合わせても、連絡が取れません。この場合、出典を明らかにするのは当然ですが、権利者のイラン政府(IRAN MODLEX等は国防省傘下)の許可が必要なのでしょうか?
一応、ホームページ健在時に調べたのですが、武器輸出カタログには記述されていたイラン政府と国防省とこれ等の企業の関連図や企業内部の組織図は部外秘なのか、ホームページ上には公表されていませんでした。しかし、武器弾薬や各種装備品はアップされていましたから。
私としては、先方のご厚意でこれ等の資料を提供された訳ですから、部外秘の関連図や組織図の公表は差し控えたいと思っています。しかし、武器弾薬や各種装備品については、機会ができれば、印用なり、紹介していきたいと思います。
その為、少し、疑問を抱き、投稿させて頂きました。
ご教示宜しくお願いします。
Re: No title
01:51
文谷数重
URL
編集
ただし、商用利用するときにはどうかしないといけないでしょう。
イラン装備について、個人の既述、あるいは少なくとも個人のオリジナルの編集の形で記事をかいて
その中で言及したぶんについて、引用と言った形で写真をつける形なら問題無いと思いますよ
あとは自分での判断になりますね。一番いいのは日本著作権法で問題なし、その国の著作権法で問題なしで
わたしは米軍写真やWIKIMEDIAつかってます。これが英国の写真だとクラウンコピーライトとかいろいろで
> チャイカですが、著作権の取り扱いについて、
> 興味深いお話をご紹介して頂き、有難う御座います。
>
> 古写真等とは言えないのですが、我が手元にはテヘランのIRAN MODLEX等から、取寄せた武器輸出カタログのIRAN DEFENCE PRODUCTS 2008-09他が有ります。これ等はイラン軍、パスダラン、バシジやヒズボラ装備を述べる上で第一級の資料です。しかし、この中の写真等を何らかの理由で印用する際、著作権の問題が生じるかと思います。
>
> ところが、同社等は2013~14年頃まで、立派なホームページを運用していたのですが、何らかの理由で閉じています。しかも、メールや手紙等で、再三問い合わせても、連絡が取れません。この場合、出典を明らかにするのは当然ですが、権利者のイラン政府(IRAN MODLEX等は国防省傘下)の許可が必要なのでしょうか?
>
> 一応、ホームページ健在時に調べたのですが、武器輸出カタログには記述されていたイラン政府と国防省とこれ等の企業の関連図や企業内部の組織図は部外秘なのか、ホームページ上には公表されていませんでした。しかし、武器弾薬や各種装備品はアップされていましたから。
>
> 私としては、先方のご厚意でこれ等の資料を提供された訳ですから、部外秘の関連図や組織図の公表は差し控えたいと思っています。しかし、武器弾薬や各種装備品については、機会ができれば、印用なり、紹介していきたいと思います。
>
> その為、少し、疑問を抱き、投稿させて頂きました。
> ご教示宜しくお願いします。
No title
18:32
URL
編集
行為自体は別に問題無いし相手をしつこいと思うのなら自身で同じのを公開したらいいんじゃないですかね?目くじら立てすぎだと個人的には思う。
けちくさいというよりも昨今のブームが悪いのかもな。マナー悪いの多いですし。個人としては貴重な写真や資料を公開してくれるだけありがたいのでけちくさいなどと文句なんか言えません。
No title
00:28
URL
編集
マナーの悪い人がいるのはわかるけど、公開されて誰でも見られるものまでスタンプするのも「マナーの悪い」行為だと思います。
例えばこれね。
https://twitter.com/samurai_inui/status/624495901386518528
出所はアメリカ国立公文書館のアーカイブ。342-USAFのシリーズだから、探せばすぐに見つかると思いますよ。
で、そんなものにスタンプいらないでしょうと。だれでも取得できるんだし。
証拠に同じシーンの切り抜き貼っておきますが。
http://fast-uploader.com/file/6993911116092/
手持ちの史料にスタンプ入れるのはともかく、こういうのを見ると。けちくさいなと思うのです。
No title
16:58
Trident
URL
編集
けちくさいというより、セコいですね、考え方も含めて。
No title
20:17
URL
編集
No title
20:21
URL
編集