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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2015.12
09
CM:6
TB:0
12:29
Category : 未分類
 防衛省の説明を鵜呑み、コピペしているだけなのだろう。

 産経、石鍋圭さんの「海自「あきづき」型護衛艦 イージス艦に匹敵する防空能力有する艦隊防空の要 南シナ海で米海軍と共同訓練も」記事での「あきづき」型評はそう見える。

 「イージス艦に匹敵する防空能力の高さ」(石鍋)と述べているが、なぜそう判断しているのかは書かず、記者がそう理解しているかは怪しい。そういうのも
対空ミサイルには発展型シースパロー(ESSM)を採用。水上打撃力に優れる主砲Mk41VLSから発射される。魚雷発射管や魚雷防御装置、高性能20ミリ機関砲なども備える。
と列挙しているあたりから、「あきづき」や護衛艦そのものについて調べていない雰囲気が疑われるためだ。

 「水上打撃力に優れる主砲Mk41VLSから発射される。」(石鍋)は、主砲の5インチ砲Mk45と垂直発射装置のMk41を混同している。そして両者とも特に水上打撃力に優れているわけではない。

 もちろん、聞き間違え書き間違え程度のレベルである。

 だが聞き間違いなら、広報あたりから聞きかじったことを確認せず、そのまま引き写している点で品質に問題がある。(これは「フェーズアレイ・レーダー」(石鍋)といった表記のあたりからも伺える)

 そうではなく、書き間違えや推敲段階での混乱なら「水上打撃力に優れる」と評している部分や「あきづき」型で特に優れていない「魚雷発射管」以下の列挙部分を残す点で、本質がわかっていない。

 このあたりからみると、その防空能力評も自身で導き出した、あるいは本当にそのように理解して書いているかも怪しく見える。実際の記述をみても
あきづき型の特徴は、イージス艦に匹敵する防空能力の高さにある。イージス艦が北朝鮮などの弾道ミサイル攻撃の警戒に当たっているような状況下では、航空機や潜水艦などによる攻撃への備えが手薄になる。あきづき型はその弱点を補完すべく、護衛隊群の防空機能を担う。

とある。だが、これは「あきづき」型の要求段階で高級化させる理由として使ったものであり、現状では異なっている。実際にイージス・システムは後の改修によって弾道弾警戒中でも航空機や潜水艦に対処できるようになったためだ。

 このあたりも、海自に無難なことだけをいわれ、それを批判的に読み解かず、そのまま丸飲みで信じて記事にしているように見える。そもそも産経の記事で政府方針、特に治安維持や安全保障に対して批評的な検討を与えている形跡はない。名前と数量以外はアテにならない公式発表をそのまま転載しているようでは、ただのスピーカーでしかない。その中身も聞いた中身から劣化しているようではスピーカーとしても性能が不足している。
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Comment

非公開コメント

No title

FCS-3をなんとか積まないと、研究予算や政治的にも色々不味いから、
無理矢理積んだだけじゃねーの感ありますよね。
イルミネーターの積み方が非合理的ですもん、冗長で無駄が大きい。

批判的に報道する義務は無いですな

No title

>批判的に報道する義務は無いですな

「スピーカー」に徹するなら徹するで、固有名詞の間違いや基本的な概念の認識不足は恥ずかしいだろ、という趣旨のエントリでしょ? ちゃんと読めてる?

>「スピーカー」に徹するなら徹するで、固有名詞の間違いや基本的な概念の認識不足は恥ずかしいだろ、という趣旨のエントリでしょ? ちゃんと読めてる?
批判的に読めって所だよ
別にそんな義務はメディアに無いから

事実誤認を指摘するだけならともかく痛々しい文章
産経キライの産経批判のための記事と

産経はバカ記事だらけだから仕方ないですね