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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2016.01
18
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13:44
Category : 未分類
 防災はボロい商売なのだろう。士商法そのものの防災士の成功をみて二匹目のドジョウを狙っている。先頭を立っている防災士そのものが何の役にも立つものでもない。模倣する二匹目狙いはそれ以下である。

 二匹目団体の中でも、ジュニア防災検定は「実務なんかどうでもいい」といった点で士商法の亀鑑である。「役員名簿」をみると、理事長以下43人いるが、その中に消防、警察、建設・土木・設備、自衛隊といった実務者が1人(消防)しかいないためだ。

 役員は小中高大の先生と報道関係ばかりである。ざっと数えて先生関係が14人、報道関係が12人と全体の半分以上を占める。果たして火事でガソリンポンプを機動できるか、倒壊建物を前にしてチェーンソーを使えるかは怪しい。

 さらにアレ右派の有象無象も紛れ込んでいる。アパホテル社長、日本青年会議所会頭、キャリアコンサルティング社長(靖国神社で「國護り演説大会」とかやっているアレな会社)がそれだ。産経新聞から二人入っているのもアレ枠でよいだろう。この辺り、そのうち「防災軽視は日本を滅ぼすためのコミンテルンの工作」とかいいだすのではないかと見ている。

 実務者なしであり、そのうえ何もご存じない教育とマスコミ、アレ右派な連中が進める「防災」とやらにどれほどの価値があるのだろう?

 面子やその実務能力の無さは「新しい歴史教科書をつくる会」なみだ。「『つくる会』に史料調査、読解、翻刻、校注をさせるとどうなるだろう?」を考えればわかるだろう。

 結局できることは「防災は大事だよ」を繰り返すことだけであり、具体的な問題点も優先事項も示すことはできない。

 そして、実際にできることも子供だましに留まる。やっているのは「お金を出すと防災バッジを上げるよ」でしかない。

 その子供だましにもうまくいかないあたりで、商売としての才覚もない。何の役にも立たない資格を出して満足感を与える点では大人向けの防災士も変わるものでもない。だが、ジュニア防災検定はそれにも失敗しており子供にソッポを向かれている。教育関係とマスコミ関係とアレ右派はことごとく世間知らずである。その能力はない。一般参加者は全然揃わず会場もスッカラカンである。

 できることは教育関係のコネにより、学校で強制受験させるだけだ。学校の先生は世間知らずでありいくらでも騙せる。金を出すのもその先生ではない。最近では堺市に切り込むことができたようだが、屁の役にも立たない士商法に付き合わされる子供が気の毒なものだ。
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Comment

非公開コメント

No title

NHKの防災特集は意外と手堅かったですね
前の都知事選で宇都宮も持ち出していた漏電ブレーカ
それに事前復興の協議会

正直、地元で出来るのは訓練に家具転対策にこんなものですわ

No title

エクセルヒューマンが堺市に寄付を通じて食い込んでますから、そのコネででしょうな。