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- » 2023 . 03
Category : 未分類
愛国カルトの望むことをいうだけで金が貰えるのだから、いい商売なのだろう。
産経によれば、群馬「正論」懇談会とやらでケント・ギルバートさんが講演したという。
「ケント・ギルバート氏『9条こそ憲法違反』 」では、そこで
したとのことだ。
■ 気楽な商売
聴衆は「憲法9条で国が滅ぶ」と、勝手に危機感をドライブさせている連中相手である。ゼロ戦ハゲの蛙小説をわざわざ買うような、アレな御仁なのでチョロいものだ。
その望むとおりに「憲法9条で国が滅ぶ」と言えばいい。
彼らは日本防衛力や日米同盟の威力を知らない。「憲法で戦争を放棄させられたのだから、日本は戦争ができない」と信じきっている。愚かゆえに純な魂である。
あとは簡単な話だ。「自衛隊は軍隊ではないので戦えない」や「民主主義が憲法違反を許さないので戦争ができない」「憲法が徴兵制を許さないので戦えない」とでも言えばよい。あるいはカエル禿的な天賦人権への拒否感や自己犠牲の強制に合わせ「今の若者は自分勝手だから戦争できない」といった応用もあるだろう。
■ 借金持ち同士の連帯保証
別にさしたる準備も要らない。聞く方は最初から信じてかかるから、資料その他も要らない。
論拠は身内の引用で足る。「[産経系の論客の]誰それが『正論』でそう言っている」でよい。桜井よしこさんが山田吉彦さん、百地章さん、井上和彦さんあたりを挙げて「(トモダチのネトウヨ論壇の)権威によると、そう言っている」とやるアレだ。*
もちろん、引用される論客も講演者の発言を使って持論を補強するのだから、お互い様だ。これはある種、ギャンブル中毒者が相互に連帯保証人になってサラ金から金を借りるようなものでしかない。
そして、「正論」懇談会の客はその程度の口演をありがたがって拝聴してくれる、しかも永続敗戦論スキームで「宗主国の白人様」とありがたがってくれるのだから、ギルバートさんも楽なものだ。しかも正論の会は個人でも年会費4万を取れるので、まず養分としても申し分はない。
■ 日本以外でも使える
まあ、この手法は別の国でも使えそうだから、ギルバートさんが日本で飽きられても困らないだろう。日本がだめになれば、中国に行って粉青向けに米国対中政策の不正義でもブツ。そこでも飽きられたらインドにでも行って、ヒンドゥー至上主義者向けにパキスタン核武装批判でもするのだろう。
* オマケ
ちなみに、ネトウヨ系主張の使い回しは産経系や正論だけではない。
JBPRESSの森清勇さんでも顕著なものだ。(あそこは他の記事については結構マトモなのだが、ただ森さんの安全保障記事だけは抜群の違和感を感じる)
実際、最新記事の「ひた隠す爪をむき出しにされる日本共産党 -顔では分からない暴力革命政党の裏側」では
とネトウヨ主張のリサイクルをしている。
ただ、森さんには選球眼が悪く、独自性が全く無いので、その主張は別のネトウヨ主張にも使われない。その点でネトウヨ連帯保証の輪は形成していない。まず『正論』、『WILL』、高山正之さん、藤岡信勝さんを選ぶあたり、筋悪を見抜く目がない。さらに読んでみると森さんが見つけた主張は全くなく、文章も上記引用元のコングロマリットでしかない。
産経によれば、群馬「正論」懇談会とやらでケント・ギルバートさんが講演したという。
「ケント・ギルバート氏『9条こそ憲法違反』 」では、そこで
日本の現行憲法について「何よりも問題なのは、憲法前文などで明記している国民の生存権を否定しかねない9条2項。自国を守る軍さえ否定する条文こそ憲法違反だ」と強調。
http://www.sankei.com/politics/news/160608/plt1606080045-n1.html
したとのことだ。
■ 気楽な商売
聴衆は「憲法9条で国が滅ぶ」と、勝手に危機感をドライブさせている連中相手である。ゼロ戦ハゲの蛙小説をわざわざ買うような、アレな御仁なのでチョロいものだ。
その望むとおりに「憲法9条で国が滅ぶ」と言えばいい。
彼らは日本防衛力や日米同盟の威力を知らない。「憲法で戦争を放棄させられたのだから、日本は戦争ができない」と信じきっている。愚かゆえに純な魂である。
あとは簡単な話だ。「自衛隊は軍隊ではないので戦えない」や「民主主義が憲法違反を許さないので戦争ができない」「憲法が徴兵制を許さないので戦えない」とでも言えばよい。あるいはカエル禿的な天賦人権への拒否感や自己犠牲の強制に合わせ「今の若者は自分勝手だから戦争できない」といった応用もあるだろう。
■ 借金持ち同士の連帯保証
別にさしたる準備も要らない。聞く方は最初から信じてかかるから、資料その他も要らない。
論拠は身内の引用で足る。「[産経系の論客の]誰それが『正論』でそう言っている」でよい。桜井よしこさんが山田吉彦さん、百地章さん、井上和彦さんあたりを挙げて「(トモダチのネトウヨ論壇の)権威によると、そう言っている」とやるアレだ。*
もちろん、引用される論客も講演者の発言を使って持論を補強するのだから、お互い様だ。これはある種、ギャンブル中毒者が相互に連帯保証人になってサラ金から金を借りるようなものでしかない。
そして、「正論」懇談会の客はその程度の口演をありがたがって拝聴してくれる、しかも永続敗戦論スキームで「宗主国の白人様」とありがたがってくれるのだから、ギルバートさんも楽なものだ。しかも正論の会は個人でも年会費4万を取れるので、まず養分としても申し分はない。
■ 日本以外でも使える
まあ、この手法は別の国でも使えそうだから、ギルバートさんが日本で飽きられても困らないだろう。日本がだめになれば、中国に行って粉青向けに米国対中政策の不正義でもブツ。そこでも飽きられたらインドにでも行って、ヒンドゥー至上主義者向けにパキスタン核武装批判でもするのだろう。
* オマケ
ちなみに、ネトウヨ系主張の使い回しは産経系や正論だけではない。
JBPRESSの森清勇さんでも顕著なものだ。(あそこは他の記事については結構マトモなのだが、ただ森さんの安全保障記事だけは抜群の違和感を感じる)
実際、最新記事の「ひた隠す爪をむき出しにされる日本共産党 -顔では分からない暴力革命政党の裏側」では
日本共産党に関する記事が目立つ。月刊誌『正論』は5月号から3か月連続で共産党特集を組んだ。『WiLL』その他でも共産党関連の論文が散見された。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/47038
「ご維新のほんの20年前に登場したこの新しい政治思想(Communism)は[中略]明治人は「共産主義」と訳した(高山正之著『スーチー女史は善人か』)。
同頁
一度は共産党に入党したことのある藤岡信勝拓大客員教授は[中略]「共産党に市民権を与えてはならない、と呼びかけたい」(『正論』2016.6)と書いている。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/47038?page=5
とネトウヨ主張のリサイクルをしている。
ただ、森さんには選球眼が悪く、独自性が全く無いので、その主張は別のネトウヨ主張にも使われない。その点でネトウヨ連帯保証の輪は形成していない。まず『正論』、『WILL』、高山正之さん、藤岡信勝さんを選ぶあたり、筋悪を見抜く目がない。さらに読んでみると森さんが見つけた主張は全くなく、文章も上記引用元のコングロマリットでしかない。
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