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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2016.08
30
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Category : 未分類
 フィリピンは武器をくれてやるべきではない。そういうことだ。

 デゥテルテ新大統領は麻薬常習者や売人を問答無用で殺している。そこでは形式的な法的手続きすら装っていない。口先一つで治安機構や自警団の類を動かして人を殺し、さらには「本当に売人だったのか」といった検討すらしていない。

 まずは国内民族問題や領域警備・漁業取締でも同じことをするということだ。テロや領域警備で世論が沸騰すればそうする。強い自分、実行力を持つ自分を見せつけるためにそうする。

 実際に前にもやらかしている。数人がかりで台湾漁船に小銃のフルオート射撃を行い漁民を殺したものだ。治安組織もその程度ということだ。


■ 日本は人殺しに手を貸すべきではない

 そのような国に武器を与えるべきではない。日本は現時点でTC-90をくれてやり、今後は防衛協力を進めると約束した。さらには巡視船の供与も始めている。だが、いずれも反故にすべきだ。

 フィリピンに武器を与えるとロクなことにならない。

 大統領だけではない。その専制支配を許す軍・政府・官僚機構をみれば、そこに法の支配はないことは明らかである。さらにはマスコミや世論もアテにならない。

 もし、武装可能な航空機や艦船を渡せば、躊躇なく自国民や他国民に指向する。日本はそれに手を貸すべきではない。


■ 渡すならベトナム

 中国への対抗なら、ベトナムにP-3Cでも潜水艦救難艦でも渡せば良い。

 ベトナムには民主主義も表現の自由もなく、デモ等を令状なしで拘束はする。

 だが、いきなり指導者が人殺しを宣言し、それを政府や党や軍隊が看過する国でもない。対中対峙も一線は超えないように注意しており、領域警備でも他国民にもいきなり武器は指向しない。

 この点、フィリピンとは雲泥の差がある。武器を渡して良いのはベトナムだということだ。
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非公開コメント

No title

南シナ海とは少し論点が異なりますが、敵の敵は味方理論でアフリカでも金をばら撒いて中国を牽制せよという意見があるようです。
中国の牽制より、日本の国益や収益の見通しとしてどうなのよと不思議に思うのですが。
最大の貿易相手国がどこかという事実を無視して、世界観がほとんど日清戦争以前に逆戻りしてるっていうのは、どうにも解せないところです。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20160829-OYT1T50108.html

麻薬取り締まりは厳しくしないと中南米みたいになるぞ、とかの大統領を擁護する意見もありますが、治安機関や右派民兵による不法殺害って中南米の汚点そのものなんですけどねぇ

Re: タイトルなし

政敵やら商売敵の手下を「売人」として襲うとかやってんじゃないですかねえ
だいたい、殺した奴が売人や常習者かどうかのチェックとかやってないみたいだし

> 麻薬取り締まりは厳しくしないと中南米みたいになるぞ、とかの大統領を擁護する意見もありますが、治安機関や右派民兵による不法殺害って中南米の汚点そのものなんですけどねぇ

Re: No title

帝政ロシア、米国、ソ連、北朝鮮、中国と、毎回のことですけど、安全保障上での対立対象を「宿命的な敵」だと勘違いして
倒すか倒されるかと思い込んでんですよねえ、その辺りがすごく国難宗教っぽいなと、まあ国難宗教なんですけど
そこで、できもしない中国包囲網と称して中国が10円落とすために日本が100円費やすような、非効率な外交やってるのがアレ宰相なんでしょ

> 南シナ海とは少し論点が異なりますが、敵の敵は味方理論でアフリカでも金をばら撒いて中国を牽制せよという意見があるようです。
> 中国の牽制より、日本の国益や収益の見通しとしてどうなのよと不思議に思うのですが。
> 最大の貿易相手国がどこかという事実を無視して、世界観がほとんど日清戦争以前に逆戻りしてるっていうのは、どうにも解せないところです。
> http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20160829-OYT1T50108.html

我らの首相が仲良くしたがってる国、ロシア、トルコ、そしてフィリピン
なんか、共通点を感じますね

これらの首相と価値観を共にする国々とインドあたりで、中国包囲網を敷きたいんでしょう

Re: タイトルなし

2年前のTRIM外交も、トルコとロシアがあれになって、インドもヒンドゥーファーストで州首相のとき反イスラム暴動を取り締まらなかったモディですからねえ。前に行った中東のオマーンも体制揺らいでるし、何の利益もないのにわざわざイスラエルに行くし、オーストラリアは政権党が労働党にひっくり返ってからイマイチだし。

> 我らの首相が仲良くしたがってる国、ロシア、トルコ、そしてフィリピン
> なんか、共通点を感じますね
>
> これらの首相と価値観を共にする国々とインドあたりで、中国包囲網を敷きたいんでしょう

誰かが言ってたましたが、フィリピン大統領のやり方が、漫画の「ワイルド7」のコンセプトと完全に同じだとか


ネトウヨとしてはフィリピンに恩を売って中国に対抗する仲間に引き入れたいんでしょうが、そもそもフィリピン独立の英雄たるホセ・リサールやエミリオ・アギナルドも中華系のメスティーソですからね。

No title

確かにドゥテルテ大統領の行っている事は、アルゼンチンのビデラやガルチェリが汚い戦争で行った事と同様です。先にも述べましたが、この事例では数多くの日系人も被害に合っており、拉致事件は北朝鮮だけではないのです。

しかし、フィリピンの麻薬禍は恐ろしい。
ドゥテルテ大統領は覚せい剤について、数百万の貧しいフィリピン人たちの命や生活(心も)を破壊していると非難していますが、実際、同国政府の危険薬物委員会は、12年の調査で全国の麻薬患者を130万人としていました。しかし議員らは、実際は人口の約1割に上る1000万人近くに上る可能性があると推定しており、また、国連統計でも覚せい剤が近隣諸国に比べてより流通していると言う。

ドゥテルテ大統領の人殺しを何とも思わぬ滅茶苦茶なやり方は過激過ぎるが、
単に非難するだけなら、誰でもできます。しかし、『この麻薬禍を如何すれば良いのか?』

覚せい剤について、数百万の貧しいフィリピン人たちの命や生活(心も)を破壊していると非難しているのは、事実ではないのですか?

私は職務の関係で、これ等に走った方々を直接目にし、看護に従事した事も有りますが、クスリは悲惨ですよ。本人のみ為らず、家族、親戚等を不幸のどん底に叩き込んでいましたから。


>>チャイカさん

国中に麻薬がはびこり法が機能せず大統領が超法規的処刑を奨励する。
それってつまりフィリピンが「終わった国」ということでしょう。
「終わった国」に海軍装備を援助してもこちらの期待どおりに動いてはくれない。
かえって厄介事のタネになるから関わらないほうがよい。
ブログ主の主張は要約すればこういう話でしょ。
チャイカさんのフィリピン擁護はぜんぜん擁護になっとらんですよ。


No title

今晩は、チャイカです。
きらきら星様からのレス有難う御座います。さて、再レスしますが、日本のシーレーンは2つあります。其れは東京➡小笠原➡グアム➡ハワイに至る航路とペルシャ湾からホルムズ海峡を出た中東原油が、インド洋を通り、マラッカやロンボク・マカッサル海峡、バシー海峡(比と台湾国境)を通過して日本に至る航路が有ります。前者は米州諸国から、日本に各種資源等を運ぶには良いですが、中東産油国からだと、南アフリカの喜望峰、大西洋、パナマ運河、太平洋、そして、日本となりますから、コストと時間が跳ね上がります。ですから、とても使えないでしょう。また、後者の場合、どの道、フィリピン沖を通る訳ですから、同国の安定なり、何なりが必要ではないでしょうか?

其れから、ドゥテルテ大統領の人殺しを何とも思わぬ滅茶苦茶なやり方は過激過ぎるが、単に非難するだけなら、誰にでもできます。しかし、フィリピンの麻薬禍について、どのような解決方法が有るのだろうか?国中に麻薬がはびこり、その組織が、麻薬禍を克服しようとした大統領と国家警察長官の暗殺にそれぞれ約1億1600万円の報酬を提示したと言う現状で。また、敢えて述べるのなら、麻薬は『人類の敵』です。先に述べた通り、アレは悲惨で、フィリピンの麻薬禍を放っておくならば、その害毒は国境を越え、必ずや日本にも襲いかかるであろう。

如何でしょうか?


No title

>それってつまりフィリピンが「終わった国」ということでしょう。
便乗して私も一言。

終わった国をどうするかというのが政治力な訳で、それに挑戦したカリスマ指導者が、昔はアジアには大勢いたわけです。大抵が、独立戦争の指導者上がりで開発独裁を進めます。

それを思えば、チャイカ説は感情論に行き過ぎているし、1000万人の麻薬患者って、日本で言えば東京都民が全滅ってことだぞというツッコミどころもあるが、100%ダメとも言い切れない。
それこそ政治は結果責任ですから、一定程度治安が回復して、経済的にも発展すれば新大統領は大名君でしょう。

ただねぇ、開発独裁やる国は中国になびくんだわ。国家社会主義と開発独裁は相性がイイから、昨日の敵は今日の友で簡単にくっ付く。
そもそもフィリピンは正面切って中国と対決する気なんて更々ないから、国際仲介裁判所の判決だってどう履行されるかは外国任せなんでしょう。

そう考えると、病院建設等の人道支援に留めておいた方が良くないですか?仮に軍艦供与して、尖閣に回されたらどうします?

No title

今現在フィリピンはその「挑戦したカリスマ指導者」のせいで「終わった国」になっていると言うの事なのでは・・

>終わった国をどうするかというのが政治力な訳で、それに挑戦したカリスマ指導者が、昔はアジアには大勢いたわけです。


日本も独裁国家とは仲良くやってきてますし、中国よりお金出せばなびいてくれますよ。それに国際仲介裁判所の判決は別にフィリピン権益を認めたわけでもないですし、、そもそも「中国と対決する気」など「対中包囲網」とか言ってる日本のアレなのにしかないのでは。


>ただねぇ、開発独裁やる国は中国になびくんだわ。国家社会主義と開発独裁は相性がイイから、昨日の敵は今日の友で簡単にくっ付く。
そもそもフィリピンは正面切って中国と対決する気なんて更々ないから、国際仲介裁判所の判決だってどう履行されるかは外国任せなんでしょう。

No title

チャイカですが、皆様からの再レス有難う御座います。

>昨日の敵は今日の友で簡単にくっ付く。
さて、是は国際政治の上で、別に珍しくもないです。
文革期の反中反日は今とは比較にならぬ激烈な物でしたが、冷戦時代後期には日米中韓台が事実上の反ソ統一戦線を組んでいましたから。しかし、フィリピンがそれを行うと、主張している南シナ海の領有権を放棄する事に成ります。果たして、其れで、自国民がはい、どうぞと言うのだろうか?尤も、表向き国内を抑えて、相手に思いっきりすり寄り、貰うモノを貰ったら、再度の手の平返しを行う事も可能なのですが、実力が伴わないで、其れを行うのならば、先方の鉄拳制裁を喰らうのがオチです。

後、開発独裁と『国家社会主義=社会帝国主義』と相性がいいのは事実かも知れません。しかし、独裁者と言えど、ヒトの子です。所謂、西側にも、もたれ掛りながら、一方が決定的な力を持てないよう、双方を牽制し、その上前を撥ねたいと思うぐらいの悪知恵はあるでしょう。丁度、EUと中露の合間を行き来する破産寸前のギリシャの様に。

>仮に軍艦供与して、尖閣に回されたらどうします?
仮に親中国と化したフィリピンが、それ以前に我が方から供与した軍艦等を尖閣に回して来る可能性は否定できませんが、是は武器輸出や対外供与の宿命です。因みにフォークランド島戦争の際、英とアルゼンチンは西側諸国同士でしたから、同系統の武器で闘っていましたが、その中には、英がアルゼンチンに売った物すら、含まれていました。ですから、ある程度の割り切りが・・・。

>今現在フィリピンはその「挑戦したカリスマ指導者」のせいで「終わった国」になっていると言うの事なのでは・・
フィリピンの麻薬禍は昨日今日の問題ではない。事実、同国政府の危険薬物委員会は、12年の調査で全国の麻薬患者を130万人としていました。しかし議員らは、実際は人口の約1割に上る1000万人近くに上る可能性があると推定しており、また、国連統計でも覚せい剤が近隣諸国に比べてより流通していると言う。

再度述べますが、麻薬は悲惨で、『人類の敵』です。ドゥテルテ大統領は自国の麻薬禍について、やり方に問題が有るとは言え、何とか克服しようとしています。是は『悪』なのだろうか?麻薬に苦しんで来た中国や東亜の国々は峻厳たる態度を取っているのですが…。このまま、フィリピンの麻薬禍を放っておくならば、その害毒は国境を越え、必ずや日本にも襲いかかるであろう。





No title

麻薬相手なら何をやっても良いのか?

というだけの話なんだけど

No title

>>中国への対抗なら、ベトナムにP-3Cでも潜水艦救難艦でも渡せば良い。
>>ベトナムには民主主義も表現の自由もなく、デモ等を令状なしで拘束はする。

でも、原発を渡すのはマズー(-_-)

事故が起きれば、南シナ海が「死の海」になります…

政府、三菱重・アレバ連合の原発推奨 ベトナム向け輸出で
2015/8/2付日本経済新聞 電子版
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ01H4X_R00C15A8MM8000/