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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2016.09
19
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07:04
Category : 未分類
 メモを手繰っていて以前に書き留めたものを発見したもの。

 ダイヤモンドが値崩れしている。過剰供給により2011年から15%下落し、2月にはカラットあたり150ドルを割ったという。中印の需要減退があり、カナダで61メガカラットの鉱山が発見されたとしている。

 今後はさらに安価となるだろう。中国の景気減退は継続するなか、新鉱山からの供給があるためだ。

 おそらく、年末年始にはダイヤの安売りがあるのではないか。ダブついた結果、ダイヤに値頃感がでる。それを大規模通販業者や、売るものがなくなった百貨店あたりが拾ってきて「このお値段」とやる。


■ ダイヤはいずれ石屑になる

 ただし、宝石は買ったところで何の意味もない。60年代ならばともかく、今はさしたる質草にもならない。「これはダイヤである」といった満足感以外にはなにもない。切削や研磨材料としても合成ダイヤで良くなったため、天然ダイヤはさらに不要である。

 ダイヤ屋さんは、みんながそれに気づくまでの商売である。

 気づかれたあとでどうなるかは御存知のとおり。

 本来、ダイヤは不要なものを売りつける商売である。そこに有用性はない。これはダイヤと空気とどっちが有用か考えろといえばわかる。

 だが、そこは宣伝で売れていた。日本では「結婚指輪のダイヤは月給3ヶ月分」といわれて、クソ高いダイヤを買わせていたのは御存知の通り。だが、同じデビアスはアメリカでは「2ヶ月分」、欧州では「1ヶ月分」といっている。

 この手に気づくと誰も買わなくなる。実際、かつて日本市場での販売額は世界のダイヤ需要の3割を占めていたが、いまでは6%でしかない。

 それに中国人とインド人が気づけば、以後ダイヤは石屑となるのだろう。インドのあとに続く発展途上国の国民を騙すにしても、人数的には大したものでもない。成金になっても買う量は知れている。

 その時、退蔵ダイヤはどうなるものか。金銀白金ならまだ売れるが、ダイヤは売れない。香辛料は暴落しても挽けば料理に使えるが、ダイヤは食えない。かつての近世のチューリップの球根や江戸期の朝顔のたね、明治の万年青やうさぎとおなじようなものか。
 
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Comment

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なるほどなるほど。
どおりでダイヤモンドよりコインの方が収集家が多い訳だ。

今ごろはダイアモンド鉱山の所有者や、ベルギーのダイアモンド商人たちはもう商売替えの準備はしとるんでしょうね

昔から、人工でダイアモンドやサファイアが作れるなら、なんでこんなに天然と云うだけで高いのか不思議でしたよ
今後は石で価値があるのは、燃料になる石炭や墓石や高級家具に使う大理石くらいになるんですかな

Re: タイトルなし

モット不思議なのは、人工ダイヤをなんでそんなに嫌がるのかなと。
名物ならばともかく、おばちゃん同士の装飾品なら分光解析なんかしないでしょうと。さらに普段はホンモノ使わずイミテーション使うとかいうなら別にねえ。
なんというか、後世になると唇の長さとか首の長さとか足の小ささを競っているの同じように見えるんでしょうねえ。正倉院の瑠璃杯みたいに、ガラスをありがたがっていた時代もあったよねという。

> 今ごろはダイアモンド鉱山の所有者や、ベルギーのダイアモンド商人たちはもう商売替えの準備はしとるんでしょうね
>
> 昔から、人工でダイアモンドやサファイアが作れるなら、なんでこんなに天然と云うだけで高いのか不思議でしたよ
> 今後は石で価値があるのは、燃料になる石炭や墓石や高級家具に使う大理石くらいになるんですかな

工業用途に使えなくもない……のかな

いちおう研磨切削等でダイヤモンド(現状は人工ダイヤモンドですが)は利用可能なわけで、多少は需要があるんでしょうけど、等級の余程良いもの以外は工業用のコモディティになりうるんでしょうなあ。