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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2016.09
23
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Category : 未分類
 岩波ホールで『みかんの丘』見てきました。まずよろしい映画です、御覧なさいといったものです。見て損はないです。



■ フード理論映画
 グルジア北西部のアブハジア共和国。そこに一〇〇年前に入植したエストニア人の村。グルジアでの紛争の中、周りが北欧に引き上げる中、残る3人の老人。突然はじまる戦闘、虫の息のチェチェン傭兵とグルジア志願兵を家で引取り看護を尽くす。憎しみ合う怪我人同士…といった内容です。ここのあたりは予告編のとおり。

 で、やはりフード理論です。共に回復しますが、仇同士は食事をともにしないから始まり、同じ火を使ったお茶を飲み、チェチェン人のバーベキューをグルジア人が口にする。老人二人のみかん畑では収穫が間に合わない「俺達が手伝う」と言い出す。

 映画は作り事だと知っていても、やはり嬉しくなる展開といったものです。人間関係やその感情の動きをだすのが物語の本質なんでしょう。それで観客は情感を動かされる。逆に言えば、それができればあとはどうでもいい。戦争モノの映画で別に戦闘シーンとか爆発処理とかショボくても全然構わないわけです。『みかんの丘』はそんなにショボくもないですけどね。

■ みかんの価値は高い
 文句つける所も不満もないです。

 強いて言えば、みかんの価値を自明として扱っているあたりですか。旧ソ連時代やその直後では果物は高級品です。日ソ沿岸貿易でも、ソ連は木材や魚介類と交換で、名指しして買い付けているわけです。だから戦時にもかかわらず、双方(たぶんそう)が収穫の作業員を出す、みかんをわけてくれというわけでしょう。もちろん自分たちが食べるのではなく一儲けように。

 あと、最初に丁寧にみかん箱作るシーンもあとに回収されまず。野地板みたい板を挽く所からはじまるのですが、アレは板から直接みかん箱作らせない理由にもなっているわけです。主人公の爺さんがなぜこの村に残っているのかを開陳(別に述べず、状況で示すけど)するシーンの2つまえですか、よくできているものです。

■ そんなに混んでない
 前に掛かっていた『めぐりあう日』がチョットだったこともあり、非常によろしいものでした。

 今回は『とうもろこしの島』と互い違いに上映されています。ただ、同じ日に二本見ると薄れてもったいない。だから来週でしょう。

 あと、あまり混んでないです。金曜16時の回で開場前に25人くらい集まっており、電気消す前に周りを見ると30人/200席位な感じですか。30分前にいけば20番位でしょう。ちなみに空席挟んで隣のあんちゃんが携帯電話3台持っていて全部電源消すのをみていてスゲエえなと。



オマケ 岩波のHPみたら「山形屋紙店での割引サービス開始」とあったけどねえ。半年ほど前、美須紙(裏打ちに使う紙)を、そこそこの枚数をそこそこの金額で買ったあとでそういうことされるとなんか損した気がね。
あと紙といえばミューズの西隣りの古本屋に紅星牌の本画仙が、使いかけなのに結構なお値段で売っているのです。あの価格は垂涎の高品質、文革前製品なのでしょうが、あれ未開封ならいくらになるのかなと。お習字はしないので買いませんけど。
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