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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2016.09
30
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21:32
Category : 未分類
 PKOでの武器使用基準について、佐藤正久さんは「南スーダン人が国会議事録を読んで自衛隊の裏をかくからから秘密」と言っている。
佐藤正久_アフリカ人が日本語ROEを読むと困る
佐藤正久@SatoMasahisa
【南スーダン駆けつけ警護訓練、共産・志位委員長、武器使用基準の公開を要求、全く的はずれな批判】
日本国民の命を守る為に駆けつけ警護が必要な場合もある。国民のリスクを下げる為にリスクを負う自衛官には訓練による練度向上が必須。手の内を晒すことは自衛官のリスクを高め任務遂行に支障も
https://twitter.com/SatoMasahisa/status/781288543955988480


 武器使用基準とは、簡単に言えば交戦規則のことだ。「このような事態となれば、この武器をここまで使って良い」と書いてあるリストである。通常、全面戦争でもなければ「どの武器も好きに使って良い」とは言わない。基本は相手のやり方に合わせてエスカレートさせる。「相手が銃口を向けたら、ぶっ放して良いよい」「民間人を殺していれば、そいつらを攻撃しても良い」程度のものだ。

 それを公表することにも大した問題はない。所詮はPKOでの武器使用基準であってさほどのものでもない。尖閣での領土争いで海空自に渡すROEを示すような死活的な問題はない。


■ アフリカで戦っている兵隊さんガー

 だが、佐藤さん自身の政治的スタンスや党派性から無理に難癖をつけようとしている。「手の内を晒すことは自衛官のリスクを高め任務遂行に支障」(佐藤)というのがそれだ。

 だが、日本の国会で武器使用基準を明かしたところで、政府軍も反政府軍もそんなもの読みもしない。連中は世界マイナー言語の日本語までチェックしていない。そもそも、どちらも特に国連と敵対するつもりもないし、さらに日本の自衛隊だけを狙い撃ちにする理由もない。そもそも統制がとれているかどうかも怪しい。

 それなのに「自衛官の命が」という。まずは八〇年前に「大陸で戦っている兵隊さんの命が」といった正義面で、どうでもいいものまで報道統制を試みた連中と同じようなものだ。

 実際に、政府側もそこまでの屁理屈はつけていない。むしろ、それを言い出すとPKO派遣の前提条件と矛盾する。だから安倍首相も「武力紛争ではない」と答弁しているし、ROE以前に「警察比例の原則にとどまり、正当防衛以外は武器は使わない」とも述べている。
  「本会議」『衆議院インターネット審議中継』(衆議院,2016.9.28) http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=46043&media_type= 1時間46分以降


■ 支持者向けの宣伝

 実際には、支持者向けの「共産匪を嗤う」*であるわけだ。佐藤さんの支持者は左派やリベラルが大嫌いでいて、しかも概ね頭が弱い。そして「サヨクは軍事(安全保障でも可)に無知」と信じ切っている。それに合わせて「アカの親玉は軍事知識も知らない」とカラ笑いをしているといったものだ。

 そしてそのくすぐりがサイン刺激となった支持者がコレ。
佐藤支持者のファンタジー
yjjmj‏@yjjmj985
@SatoMasahisa 佐藤正久先生 共産党の戦略としては自衛隊の内容を開示させ、中国共産党、北朝鮮、韓国に便宜を図るためです。人権、生命安全保障上など共産党は眼中に無し。
https://twitter.com/yjjmj985/status/781312779386953728


 この御仁の頭の中はファンタジーである。日本の共産党は潔癖主義のアレがあって歴史的に中国共産党とも朝鮮労働者党とも仲悪いし、韓国セヌリ党とは没関係なんだがねえ。この御仁の頭のなかでは敵は全部背後で繋がっている。日本の野党、リベラル、左翼と、国際社会での中国、北朝鮮、韓国は全部「反日勢力」で「敵は全部つながっている」と夢想しているのだろう。





* あと「嗤う」は一種のリトマス試験紙のようなものだけどね。桐生悠々のモノマネで使うヤツは大抵はアレ。特に「嗤嗤」とか書いているヤツはまあ、あれだなあと。
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Comment

非公開コメント

それは甘い(苦笑)

英語くらいは理解するだろうし、そうでなくともディスカウントジャパンのために、喜んで彼らに後注進する日本人ならゴマンといるでしょ。

>だが、日本の国会で武器使用基準を明かしたところで、政府軍も反政府軍もそんなもの読みもしない。連中は世界マイナー言語の日本語までチェックしていない。

No title

南スーダンって、英国に統治されていたせいで、公用語が英語です。でも、自衛隊の武器使用基準をわざわざ英訳してまで読破する奇特な現地人がいるとは、とても思えませんw

手の内って言っても

所詮PKOなので、持っていける武器に制約があり、最大限の火力が既に決まっている。
それなら、手の内って、本来リストにない武器を持ち込むか、奇襲を掛ける以外にないと思うんですけど。

No title

逆にこちらの状況にあちらが合わせてくれるなんてことがあるのかね?
自衛隊がどのように武装しようが相手は自分の目的に必要と考える武力を使うだけだろう

そもそも民兵相手にドンパチが予想される派遣任務なのに、
向こうにバレたら困るような交戦規定しか用意していないのが悪い。
「動くものは全部撃て」「捕虜は取らない捕虜にならない」
これだったらバレても怖くないや。

No title

何処の大日本帝国なのやら


>「動くものは全部撃て」「捕虜は取らない捕虜にならない」  

Re: No title

婉曲表現ならできるよ。

攻撃対象について、敵確実、敵らしい、敵可能性あり、敵ではない、で段階ふって
「戦闘状況下」では「敵可能性あり」で「武器自由利用」とすれば「動くものは全部撃て」とか

その敵可能性について、国際社会の評判から「女子供である場合」は「撃つな」を
エスカレーションでその条件を除外できるようにしとけば、「女子供でも情け容赦無く撃て」はできる

法的に明示されている保護対象でも、法的に保護が除外される条件に倣って
「次の場合は、攻撃対象制限が解除される」とやればねえ

> 何処の大日本帝国なのやら
>
>
> >「動くものは全部撃て」「捕虜は取らない捕虜にならない」  

No title

>武器使用基準を明かしたところで、政府軍も反政府軍もそんなもの読みもしない。

仮に我が方の交戦規定が先方にばれた処とて、其れを杓子定規に取る輩でもなかろう。

主様や他投稿者の皆様もご存知だと思いますが、南米パラグアイ アスンシオンのスラム チャカリータで非業の死を遂げたガンファイター、故テッド新井氏は南アフリカの私設特殊部隊に在籍中、英国人の指揮官から、作戦前に必ず、先方の武器の数や種類、服装や履物、指揮官の立ちぶるまい等を判断してから、コトに挑み、更に闘いには勢いが必要とも述べられたと言う。また、同氏も判断を誤った米仏のプロ達がアフリカの大地に呑み込まれ、消息を絶ったものの、自分たちが生き残れたのは、『絶対に勝てる』勝負しかしなかったからと。

ですから、先方が我が方を攻撃する必要があるのなら、交戦規定云々の前に、我が方の武器の数や種類、服装や履物、指揮官の立ちぶるまい等を判断し、味方の勢い(士気)を煽ってから、コトに挑むのでは?

No title

自衛隊員の命云々言うなら、そもそもPKO撤収するという選択肢だってあっていいんじゃないですかね。

No title

そもそも駆けつけ警護問題で最大の懸念は、日本国や日本人に直接関係ない紛争に政治的な都合で投入され、自衛隊員が本来被る必要のない危険に直面する…という事態ですわな。

殊更に隊員の生命が…とかさして根拠もなく叫ぶのも、そういう無用の危険を与える側としての自己弁護でしょう。

>ディスカウントジャパンのために、喜んで彼らに後注進する日本人

全く意味が判らないですが、具体的にどういう情勢を想定したらそんな話になんですか。
テロリストやらにそんな強いコネを持った日本人なぞそうそう居るとは思えませんが。
反日とか言ったらその一言で無限に妄想広がるんだなあ。

No title

「自衛官の命が」といえば、特別攻撃隊のパイロットの死よりはPKOで殉職した方がまだ私には軍人として意味のある死には思えるんですけど、案外佐藤さんの支持者には英霊のおかげで今の日本があるんだって思ってる人が多そうで個人的にはそこのところが興味深く思われます
「自衛官がPKOで流した血のおかげで世界中の国から日本は信頼され尊敬されるようになりました」というストーリーもありなんじゃないかと思うとやっぱりその落差が本音にも思えるんですよね