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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2016.11
03
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18:19
Category : 未分類
 米国すら乗り気でないTPPに内閣が執着している。

 TPPそのものはやってもやらなくてもよい。右行っても左行っても同じようなものだ。どっちも利益もあるし不利益もある。

 だが、内閣の乗り気は尋常ではない。それはヨイショ新聞の産経が「菅義偉官房長官、TPP採決延期に危機感 『TPPを日本主導で仕上げないといけない』」といつものヨイショ・ロジックでヨイショしていることでも窺える。アレ政権はそれだけ重視しているというわけだ。

 ここまで乗り気だと、背後に何があるのかを想像するのが楽しくなるものだ。

 なんせTPPの交渉は甘利さんがやっている。当時担当大臣として交渉したとされるものだ。それを自画自賛しており、ネトサポも交渉で勝った勝ったといっていた。

 だが、URの口利きで1200万を抜いた御仁だ。それでURから業者に補償金2.2億を引っ張ってきた。違法性はないとされたが、他人の金を他人に引き渡し、そこから謝礼を抜くことに躊躇はないことを示している。

 それなら、TPPの口利きでも抜いていても不思議もない。

 「1兆円くらいのキャッシュバックを身内で山分けするのではないか?」と夢想すると面白い。内閣は14兆円の経済効果とフカしている。URの例から5%抜けば7000億くらいとなる。さらに諸外国からもUR手法で抜ける立場にもある。問題となってる保険や医療からも抜ける。まあ1兆円かね。それを山分けすると想像すれば、TPPでハッスルするのも不思議はないねえと納得できるものだ。

 なにせTPPに出した代表には、他人の財布から金を出させて他人に渡させ口銭とった前例がある。URでやったことをTPPでやらないというのは、逆に趣旨一貫していないと責めてよい。

 まあ、他人の金を身内に分配して上前をハネるのは五輪も豊洲も同じだけどね。そちらも石原さんも森さんも死んだあとで汚名を着せられるのが怖くないのかねえと思うもんだが、もう後には退けないのだろうね。
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Comment

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No title

ようは、私欲、汚れた金、目当てですか?
しかし、甘利氏とて、もう既に、自分とその一族が栄華栄耀できる程の大身代は築いたでしょう。其れに同氏もヒトの子です。

果たして、自分は、毒食わば皿までもで、地獄に落ちる事は甘んじる事が出来ても、その一族郎党が未来永劫、『極悪犯罪者』『不潔』『悪魔』等と謗りを受け、石を投げつけられる事に耐えられるのだろうか?

ですから、もう四半世紀、日本の経済は日の目を見ていません。この長く長く続く混迷、この現状を打破するために、甘利氏はTPPに一縷の光を求めているのではないか?

唯、アレは、私のような世間の冷たい風が特に身に染みる細民にとって、厳しくて、辛いものがあるのですが・・・。



背筋凍るTPPの真実 東京大学教授 鈴木宣弘

なお、大統領選後のオバマ政権のレームダック期間にTPPが米国で批准される可能性は極めて低いが、クリントン大統領の場合は、「現状のTPPには反対」なのだから、日本が一層譲歩させられてTPPが成立することになりかねない。かたやトランプ大統領なら、「TPPには署名しない。二国間FTAでよい」ということだから、日本が一層譲歩させられた日米FTAが成立しかねない。米国で批准できそうにないから大丈夫との他力本願は通用しない。対米従属の呪縛から解放されないかぎり問題は永続する。

http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/sesujikooruTPPnosinjitu.html

やれやれですなあ…