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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2016.12
03
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12:07
Category : 未分類
 前々から不思議に見えるものが、軍事趣味分野での写真の扱いだ。

 写真の著作権は撮影者が持つ。その写真実物の所有者ではない。それにもかかわらず所有者が権利者を名乗る。権利者面する姿は奇妙でもある。

 例えば、収集した旧軍兵器の写真を並べた写真集について、集めた人間が著者を名乗るのがその例である。

 また、あるいは自分がSNSとかその他の場所で公開した写真について権利を持つように語る例もそれだ。

 あるいは他人が撮った写真をアップする時に、自分が収集しましたといったスタンプや透かしを入れる例もそれである。


■ 撮影者が生きている可能性もある

 そもそも著作権が生きている可能性も高い。基本的には撮影者が死去してから五〇年間は権利は継続する。つまり1967年以前に亡くなった方の撮影でないかぎり、その写真の著作権は生きているのである。

 明治産まれもまだ絶えず、大正生まれもまだ生きている。その中で旧軍写真の所有者が権利を主張するのは強心臓というものだ。

 もちろん、親告罪といった理由もあるだろう。雑誌に掲載しても文句をつけてくる可能性は低い。

 だが、自分が著作権者として振る舞うのは下品なものだ。写真本体を所有しているだけで著作権者でござい、公開・出版致しますというのなら、その公表写真や写真集を買ったやつが複製海賊版を作ることに文句はいえないこととなる。


■ 所有しているかも怪しい

 さらにはその写真を保有しているか怪しい例もある。旧軍写真についてはヤフオクにかかることがある。その際のサンプル画像にスタンプや透かしを入れた例の話も聞くからだ。

 「あの写真はオレが落したのに、サンプル画像にスタンプ押して公開している奴がいる」といった話がある。買った御仁から直に聞いたものだ。

 さらには、他人が撮影した写真をその場でクレクレタコラして、自分のSNSで初公開とかもある。秋月の古澤鋼材で解体している護衛艦の写真や、買った本について写真を取って「この本15万円」とかやる奴だ。それらについてアップした本人は実物を持っていない。

 宴席で頼み込んで入手してそれを得として自分の発見であるように装うものだ。


■ 一番ひどいのは海賊版

 まあ、一番ひどいのは海賊版同人誌だけどね。買った洋書の一章をそのまま翻訳して同人誌として500円で売る奴がいる。ブックレットのパクリなんか表紙も同じままだ。

 ターヘル・アナトミアの時代なら許されるし意味もある。だが、権利を大事とし、しかも誰でも原書を買える時代でそれをやるのは犯罪者でしかない。

 あるいは、海外のWEB新聞の記事全訳もそうだ。マイナー国の軍事記事を丸パクリしてそれを恥じずに公表して偉そうな顔をするのもそれだ。なるほど、翻訳は自由だ。自分のパソコンの中に入れておくなら何の問題もない。だが、現記事の写真をつけてネットで公開する。それを常時継続するのは海賊版と何ら変わるものでもない。

 このあたりを翻訳するやつも買うやつも、さらには評価して紹介するやつも、毎日もれなく1000円札を落とす呪いにかかればよいものだが、神様はそれをしてくれない。もちろんいつか請求書を送られる羽目になる可能性が高いものだが。






 ほかにも、「引用許可」とかいった不思議なことばを発明する例もあるけどね。研究の中身はどうでもいい、こっちも興味もない。だが、研究のやり方や発表のやり方くらいは勉強した方がいいと思うもんだ。
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