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- » 2023 . 02
Category : 未分類
産経記事がアレなのは、記事のクォリティが産経レベルであるからだ。つまりは、産経記事は産経クォリティでしかない。そしてそのレベルの記事ばかり出すから産経クォリティとバカにされる。「菊正宗と肴」のネガティブ・フォードバックであり、その主張の内容も全くネガティブ版である。ネガティブ内容のネガティブ・フィードバックといったものだ。そして産経はこの輪廻から抜け出せる見込みはない。
その品質は見出しだけでも強烈である。社会部次長の河居貴司さんの署名記事「王将社長射殺3年 威信かけ犯人割り出せ」がそれだ。まずは「冤罪でもいいので捕まえろ」といった雰囲気を醸し出すものだ。
中身をみても、一見は無味無毒であるように読めるが、そこにはあるべき問題意識がなく、当の警察が慎重になっている従来のイケイケドンドン司法警察でしかない。
■ 大事なのは威信
記事を読んでも警察の威信のためにとっ捕まえろといったロジックが垣間見える。
■ とにかく逮捕
さらに、逮捕そのものだけを最優先する視点もある。
■ 冤罪構造に触れず
そこに冤罪を問題視する意識はない。
『決定的な証拠』(河居)をさっさと見つけろといった主張は、これまでの冤罪事件を生み出す構造そのものの原因となったものだ。
冤罪の危険性だけでもない。
この事件の例だとドンデン返しになる可能性もある。仮に見立ては正しく、疑っている組織がそのとおり実行したとしても、都合の良い『決定的な証拠』(河居)に浮かれてしまうと、適当に非実行犯をとっ捕まえて犯人でございとしてしまう可能性も高い。そして真犯人が病気か何かで死んだアト、あるいは真犯人を偽装できる人間が死んだあとで「殺ったの別の奴」といった証拠を出されればオシマイだ。
■ イケイケドンドンへの無反省
河居さんの警察の威信のため犯人が誰かも歴然としなくとも、都合のよい証拠を見つけてさっさと捕縛しろといった発想は、まずは危ういということだ。
そして当節はこの手のイケイケドンドンで失敗している例が多い。だから警察も慎重とならざるを得ない。
だが、そのあたりには触れないこともやはり産経クォリティである。
おそらく、警官と自衛官は自分の味方だから悪い印象の記事はなるべく書きたくないのだろう。
ただ、それを喜ぶのは警察と自衛隊組織の中のネトウヨ分子だけ。もちろんネトウヨは多いが、そうでない連中の方が多い。このため自衛隊ヨイショは兵隊にも御用御用と馬鹿にされている。
その点からすれば産経の警察応援、刑事警察頑張れも、当のカクソデからもヨイショ新聞と馬鹿されているだろうけろね。
その品質は見出しだけでも強烈である。社会部次長の河居貴司さんの署名記事「王将社長射殺3年 威信かけ犯人割り出せ」がそれだ。まずは「冤罪でもいいので捕まえろ」といった雰囲気を醸し出すものだ。
中身をみても、一見は無味無毒であるように読めるが、そこにはあるべき問題意識がなく、当の警察が慎重になっている従来のイケイケドンドン司法警察でしかない。
■ 大事なのは威信
記事を読んでも警察の威信のためにとっ捕まえろといったロジックが垣間見える。
事件が未解決であり続けることの持つ意味は深刻だ。警察にも手の届かない何かがあるのか、と思わせてしまうことになりかねないからだ。
http://www.sankei.com/west/news/161223/wst1612230005-n3.html
京都府警は王将事件を「最重要課題」と位置づけている。事件を解決できるか、刑事警察の威信も問われている。http://www.sankei.com/west/news/161223/wst1612230005-n4.html
■ とにかく逮捕
さらに、逮捕そのものだけを最優先する視点もある。
かつて取材先の刑事から「捜査1課の刑事は犯人が誰だか分からない事件を解決してこそなんぼだ」という話を聞いたことがある。
[中略]
地道な捜査のなかで犯人をあぶりだし、逮捕に結びつけることこそ、刑事の真骨頂なのだと教わった。
http://www.sankei.com/west/news/161223/wst1612230005-n4.html
■ 冤罪構造に触れず
そこに冤罪を問題視する意識はない。
防犯カメラの分析などから現場近くでは九州ナンバーの不審な車も確認された。さらに、現場近くで回収したたばこに付着したDNA型を分析したところ、九州に拠点を置く暴力団関係者にもたどり着いた。
[中略]
同社の要請に基づき、反社会勢力との関係を調べた第三者委員会の調査で、長年にわたり、特定の人物と不明朗な取引を繰り返していたことが明らかになったのだ。
[中略]
同社をめぐる何らかのトラブルが引き金となり、社長が狙われて事件が起きたのではないか-という事件の見立てが浮上した。
ただ、警察が最終的に犯人をつきとめ立件する難しさは、「決定的な証拠」にたどり着かなくてはならない点にある。不審情報だけでは、犯人逮捕には至らないのだ。
http://www.sankei.com/west/news/161223/wst1612230005-n2.html
『決定的な証拠』(河居)をさっさと見つけろといった主張は、これまでの冤罪事件を生み出す構造そのものの原因となったものだ。
冤罪の危険性だけでもない。
この事件の例だとドンデン返しになる可能性もある。仮に見立ては正しく、疑っている組織がそのとおり実行したとしても、都合の良い『決定的な証拠』(河居)に浮かれてしまうと、適当に非実行犯をとっ捕まえて犯人でございとしてしまう可能性も高い。そして真犯人が病気か何かで死んだアト、あるいは真犯人を偽装できる人間が死んだあとで「殺ったの別の奴」といった証拠を出されればオシマイだ。
■ イケイケドンドンへの無反省
河居さんの警察の威信のため犯人が誰かも歴然としなくとも、都合のよい証拠を見つけてさっさと捕縛しろといった発想は、まずは危ういということだ。
そして当節はこの手のイケイケドンドンで失敗している例が多い。だから警察も慎重とならざるを得ない。
だが、そのあたりには触れないこともやはり産経クォリティである。
おそらく、警官と自衛官は自分の味方だから悪い印象の記事はなるべく書きたくないのだろう。
ただ、それを喜ぶのは警察と自衛隊組織の中のネトウヨ分子だけ。もちろんネトウヨは多いが、そうでない連中の方が多い。このため自衛隊ヨイショは兵隊にも御用御用と馬鹿にされている。
その点からすれば産経の警察応援、刑事警察頑張れも、当のカクソデからもヨイショ新聞と馬鹿されているだろうけろね。
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