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Category : 未分類
沖縄人は本当に「基地反対よりも鉄道」なのだろうか? 「沖縄の人は知事にあきれている『基地反対ばかりで電車を引っ張ってこない』」といった紹介がある。EARL@プロの独身さんの発言がそれだ。
だが、それはリップサービスを真に受けすぎなのではないか?といった疑問も湧く。flurryさんの指摘、「接客業が話をあわせたんじゃない?」がそれだ。
全くそのとおりだろう。なぜなら人は相手に話を合わせるものだ。
■ 「パラオは親日」
人は他人の発言に合わせる。その場限りの関係であればそうして相手にいい気になってもらう。
そのいい例が「パラオは親日」だ。アレ右派の親日・反日の二分法ででてくるいつもの例である。例えばパラオ、親日でググると次のような発言がゴロゴロしている。
そこでは「パラオの人々は今尚、「世界で一番の親日国」であると胸を張って言い続けている。」(エルウィンド)といったものだ。
もちろん、これらは日本人向けのリップサービスでしかない。
パラオ人が話者の国籍に合わせてリップサービスする。日本人が来れば日本人をヨイショする。アメリカ人が来ればアメリカ人をヨイショする。中国人がくれば中国人をヨイショする。その話の中で日本人を褒めるときには米中を悪者にし、アメリカ人を褒めるときには日中を悪者にし、中国人を褒めるときは日米を悪者にする。
これは以前も書いたが、三田収さんが指摘しているものだ。「想起される植民地経験」がそれだ。
三田さんはパラオ研究をするリサーチャーの国籍と聞き取り調査の結果に関係があると述べている。
その結果は相手に合わせるといったものだ。日本人による聞き取り調査では日本人の歓心を買うように話を合わせ、日本支配を賞賛し後の米国支配を悪く言う。また米国人による調査では、米国支配を賞賛し以前の日本支配を差別的で暴力的であったと言う。要はそういうことである。
目の前の人に合わせて持ち上げ、別の人を多少は悪しざまにいうのは当然のことだ。人付き合いの如才といったもので、非難する話ではない。
■ 沖縄県政を批判して話をあわせたのではないか?
この点からすれば、EARL@プロの独身さんの「鉄道を引っ張ってこない」も客にあわせた発言を採取したように見えるものだ。
検索するとEARL@プロの独身さんは翁長県政や基地反対運動に批判的な発言を結構している。
EARL@プロの独身さんが沖縄県政にについて批判的な雰囲気を出した。飲み屋のネーチャン(沖縄出身)はそれにあわせ、どっかで聞いた「基地反対ばっかで鉄道がこない」を持ち出した。そういったものだ。
当然だが、オネーチャンの内面の信条、基地推進か反対か興味ないかといったものを反映してはいない。本心があるとすれば「お客さんにいい気持ちになってもらって、次もお店に来てもらいたい」である。
■ 「水素水を論破したぞエッヘン」
そして、EARL@プロの独身さんは無批判にそれを信じ込んで吹聴したのだろう。
そもそもEARL@プロの独身さんは、そのあたりの世辞や話の取っ掛かりを見抜く力が充分でないようにみえる。
例えば、水素水サーバの例がそれを窺わせる。そこでは世間の話題にあわせて出てきた水素水の話を本気の話と取り違えている様子が見えてくる。
まずは、飲み屋駄話で話題の水素水を持ち出しただけの話である。そもそも水素水サーバーを本気で買うヤツはいない。水素水もあの値段だから鰯の頭で買っているだけだ。さらに、飲み屋で居合わせた客が居合わせた客に本気の相談はしない。買うやつは買うし、買わないやつは最初から買わない。クラウンとセドリックどっちがいいですかねを尋ねるようなものだ。それで決定なんかしやしない。
それを本気になって「水素水はニセ科学、買ってはいけない」と答えたら、話も発展しない。面倒だねえと「ああそうですか買うのはよしときましょう、教えてくれてありがとうございました」とやはり世辞を述べる。その程度の話である。
だが、EARL@プロの独身さんはそれをもって「ニセ科学水素水を論破」と自慢している。自己肯定パワーが強いのだろう。幸せなことだ。
その点からすれば、沖縄の人は基地反対に呆れているも同じ伝だ。お世辞レベルをそのまま受け取ったものだろう。「『どの知事もみんな基地のことばっかりでそういう電車を作るとかJR呼んでくるとかのことはまったくやってくれない』」(EARL@プロの独身)は、flurryさんの指摘の通り、まずは客に合わせた話を本気で信じ込んだものだ。
EARL@プロの独身@DrMagicianEARL
先月沖縄の学会の後、夜に行ったバーで「沖縄、モノレールはできたけど電車ないよな」って話になってそこの20代の女の子(沖縄出身)が言ってたのが「どの知事もみんな基地のことばっかりでそういう電車を作るとかJR呼んでくるとかのことはまったくやってくれない」
https://twitter.com/DrMagicianEARL/status/812117775975989248
EARL@プロの独身 @DrMagicianEARL
実際のところどうなんやろね?翁長知事って、基地問題以外のことをちゃんと仕事して政策進められてんのやろか?
https://twitter.com/DrMagicianEARL/status/812118961059835904
だが、それはリップサービスを真に受けすぎなのではないか?といった疑問も湧く。flurryさんの指摘、「接客業が話をあわせたんじゃない?」がそれだ。
flurry@flurry
バーの「女の子」が言ってることを鵜呑みにしている例だ。
https://twitter.com/flurry/status/812599610870886402
全くそのとおりだろう。なぜなら人は相手に話を合わせるものだ。
■ 「パラオは親日」
人は他人の発言に合わせる。その場限りの関係であればそうして相手にいい気になってもらう。
そのいい例が「パラオは親日」だ。アレ右派の親日・反日の二分法ででてくるいつもの例である。例えばパラオ、親日でググると次のような発言がゴロゴロしている。
エルウィンド@elwind888jun 南京にて、30万人も虐殺する軍隊が、ペリリュー島の島民を1人も死なない様に避難させるはずは無い。現実は、ペリリュー島の第十四師団は、島民を盾にすることなく、1人残らず本島に避難させた。この事を以って、パラオの人々は今尚、「世界で一番の親日国」であると胸を張って言い続けている。
https://twitter.com/elwind888jun/status/810467921138892800
そこでは「パラオの人々は今尚、「世界で一番の親日国」であると胸を張って言い続けている。」(エルウィンド)といったものだ。
もちろん、これらは日本人向けのリップサービスでしかない。
パラオ人が話者の国籍に合わせてリップサービスする。日本人が来れば日本人をヨイショする。アメリカ人が来ればアメリカ人をヨイショする。中国人がくれば中国人をヨイショする。その話の中で日本人を褒めるときには米中を悪者にし、アメリカ人を褒めるときには日中を悪者にし、中国人を褒めるときは日米を悪者にする。
これは以前も書いたが、三田収さんが指摘しているものだ。「想起される植民地経験」がそれだ。
三田さんはパラオ研究をするリサーチャーの国籍と聞き取り調査の結果に関係があると述べている。
その結果は相手に合わせるといったものだ。日本人による聞き取り調査では日本人の歓心を買うように話を合わせ、日本支配を賞賛し後の米国支配を悪く言う。また米国人による調査では、米国支配を賞賛し以前の日本支配を差別的で暴力的であったと言う。要はそういうことである。
目の前の人に合わせて持ち上げ、別の人を多少は悪しざまにいうのは当然のことだ。人付き合いの如才といったもので、非難する話ではない。
■ 沖縄県政を批判して話をあわせたのではないか?
この点からすれば、EARL@プロの独身さんの「鉄道を引っ張ってこない」も客にあわせた発言を採取したように見えるものだ。
検索するとEARL@プロの独身さんは翁長県政や基地反対運動に批判的な発言を結構している。
EARL@プロの独身 @DrMagicianEARL 【北ミサイル発射】沖縄・翁長知事は「心臓凍る思い」と言いつつ「PAC3に一体どんな精度があるのか?」と懐疑的
http://www.sankei.com/world/news/160207/wor1602070070-n1.html …
じゃああんたなら飛んできたミサイルをどうにかできるんか?ちっとは自衛隊に感謝したらどうだ
https://twitter.com/DrMagicianEARL/status/696242110991695872
EARL@プロの独身 @DrMagicianEARL 沖縄県の北部訓練場で防衛省沖縄防衛局職員にけがを負わせたとして、沖縄県警は4日、傷害の疑いで、工事反対派で住所・職業不詳の添田充啓容疑者(43)を逮捕 容疑者は社民・福島瑞穂議員らと接点 http://www.sankei.com/politics/news/161004/plt1610040038-n1.html …
よーしどんどん逮捕や
https://twitter.com/DrMagicianEARL/status/783274579514888192
EARL@プロの独身さんが沖縄県政にについて批判的な雰囲気を出した。飲み屋のネーチャン(沖縄出身)はそれにあわせ、どっかで聞いた「基地反対ばっかで鉄道がこない」を持ち出した。そういったものだ。
当然だが、オネーチャンの内面の信条、基地推進か反対か興味ないかといったものを反映してはいない。本心があるとすれば「お客さんにいい気持ちになってもらって、次もお店に来てもらいたい」である。
■ 「水素水を論破したぞエッヘン」
そして、EARL@プロの独身さんは無批判にそれを信じ込んで吹聴したのだろう。
そもそもEARL@プロの独身さんは、そのあたりの世辞や話の取っ掛かりを見抜く力が充分でないようにみえる。
例えば、水素水サーバの例がそれを窺わせる。そこでは世間の話題にあわせて出てきた水素水の話を本気の話と取り違えている様子が見えてくる。
EARL@プロの独身@DrMagicianEARL 今年1年のわたくしの成果として、バーで居合わせたお客さんで、水素水サーバーを買おうとしていた人を計6名阻止することに成功しました
https://twitter.com/DrMagicianEARL/status/812242288285917184
まずは、飲み屋駄話で話題の水素水を持ち出しただけの話である。そもそも水素水サーバーを本気で買うヤツはいない。水素水もあの値段だから鰯の頭で買っているだけだ。さらに、飲み屋で居合わせた客が居合わせた客に本気の相談はしない。買うやつは買うし、買わないやつは最初から買わない。クラウンとセドリックどっちがいいですかねを尋ねるようなものだ。それで決定なんかしやしない。
それを本気になって「水素水はニセ科学、買ってはいけない」と答えたら、話も発展しない。面倒だねえと「ああそうですか買うのはよしときましょう、教えてくれてありがとうございました」とやはり世辞を述べる。その程度の話である。
だが、EARL@プロの独身さんはそれをもって「ニセ科学水素水を論破」と自慢している。自己肯定パワーが強いのだろう。幸せなことだ。
その点からすれば、沖縄の人は基地反対に呆れているも同じ伝だ。お世辞レベルをそのまま受け取ったものだろう。「『どの知事もみんな基地のことばっかりでそういう電車を作るとかJR呼んでくるとかのことはまったくやってくれない』」(EARL@プロの独身)は、flurryさんの指摘の通り、まずは客に合わせた話を本気で信じ込んだものだ。
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No title
06:31
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編集
「戦前は沖縄にも鉄道はあったが、上陸戦で完全に破壊された」
とか
「米軍統治の影響もあって車社会だし、今から鉄道を敷設しても採算が取れない」
とか御存知ないなんてことは、まさかねえ。
接客業の人からすると、コミュニケーション能力のないガチオタは相手の顔色も見ずに「ボクちゃん(の知識量が)すごいんだぞ!」とまくし立てるだけなので、ラクな部類の客なのだそうで。
Re: No title
07:00
文谷数重
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北海道と違って人口密度が高いので輸送需要も輸送密度も見込めると思いますし、交通渋滞を避けたいと思う人も多いですし
ただ、通常型の鉄道は建設実現の目処がたたないでしょうねえ、無余地で
> 本当に沖縄のことを真摯に考えているのなら、
> 「戦前は沖縄にも鉄道はあったが、上陸戦で完全に破壊された」
> とか
> 「米軍統治の影響もあって車社会だし、今から鉄道を敷設しても採算が取れない」
> とか御存知ないなんてことは、まさかねえ。
>
> 接客業の人からすると、コミュニケーション能力のないガチオタは相手の顔色も見ずに「ボクちゃん(の知識量が)すごいんだぞ!」とまくし立てるだけなので、ラクな部類の客なのだそうで。
No title
12:26
URL
編集
http://www.sankei.com/world/news/160207/wor1602070070-n1.html …
じゃああんたなら飛んできたミサイルをどうにかできるんか?ちっとは自衛隊に感謝したらどうだ
自衛隊でもどうにか出来ないのだから感謝する必要あるのかが謎なんですけどね
そもそも、沖縄の人々が鉄道を本気で欲しているか自体が?だそうで
17:40
L
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従って、続々廃線になる他県のように”鉄道は欲しいけどマイカーを使います。負担してまで鉄道いりません”なのが実態ぽい。
返還後にやれなかったんだから、厳しいところではないか?
「沖縄のLRT計画」2012年06月18日より
>より重要なのは、公共交通機関をなぜ導入するかの議論であり、住民レベルの意見交換が未成熟である。
従って、利用者に理解されないままに進んだLRT計画は、ただの箱ものになる。
沖縄のバスの機関分担率は6%と低い。バスの公共性の利点が活かされず、バス特有の低サービス、高コストから経営を圧迫し路線が減るという悪循環を繰り返している。
> 沖縄では、車に依存する社会特性が、公共交通機関の発達を阻害してきた歴史経緯がある。
バスがLRTに変わったとしても、この状況はなんら変わらない。
250m離れたコンビニに、徒歩か自転車を使わない交通特性の地域で、駅間500m以上の電車を走らせても、人は利用しない。
ここから議論を始めなければ、公共交通機関の導入は論じられない。
というわけで、オネエちゃんがネトウヨに迎合して”みんなが鉄道を欲しがっているのに~、翁長ひどすぎ~~”とオベンチャラ言っていた可能性の方がずっと大きいでしょうね。
現実の翁長は、自民党本部から出てきたところで記者につかまり「基地についてあんな話やこんな話をしたと思うが回答は?」と聞かれると、「今日はそういう話をする趣旨で会った訳ではない。時間もなかったし」と答えるも、実際にはお供の副知事がお礼に三線を奏でていたことがバレ、東京自民党は驚き、沖縄自民党は呆れ、翁長与党は激怒という人。この手のことが何度あった模様。だから、鉄道のおねだりくらいはしてんじゃないの?
ちなみに、”LRT計画の那覇・うるま路線の建設事業費は、400億円と試算”だそうな。何年かに分けての支出だから、予算は膨らむにせよ安倍がその気になれば実行はチリ紙代ほどの金と勇気だろうね。
それにしても、学会に行くのを自慢するような理系高学歴()なら、次の晩に誰か送り込んで基地建設反対だの独立論だのをぶたせ、オネエちゃんがなんというか実験してみたらいいのに。できれば、さらにもう一組送ってノンポリ話をさせてブランクをとれば完璧だわ。
思い込みで生きてるから、「お理工」さんと笑われるのにねえ。仕事の内実も疑われる案件。