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- » 2023 . 03
Category : 未分類
訳知り顔でご立派風を言っている割に、世間がご存知のことを誤っている。それを見ると不思議になるものだ。
そして、それが反サヨクと中国脅威論とくっついていると、アレにしかみえない。
それがボールペンのチップ製造での訳知り顔発言だ。
■ 90年代から常識
中国がボールペン・チップを作れるようになると日独の技術的優位が侵食されるという。「日本、ドイツ、スイスなどが占有してきた「精密工作機械分野」というコア技術に中国が蚕食」(加藤AZUKI)するという。
だが、そのおおもとから間違えている。日本もドイツもボールペンのチップを作る機械は作っていない。その機械はスイス製しかない。これは有名な話で既に90年代からあった。調べると今でも日独製ボールペンはスイス製機械を使っている。
なぜ日独が作らないかは明瞭だ。精度が出せないのではない。コストや市場規模で見合わないからでしかない。
というのも、チップ製造機はペン先製造専用機であるからだ。チップボールを作るだけではなく、ペン先に押し込んで封入するまでの専用機である。
つまり、単純なボールベアリング的製品の製造ではない。だから日独の会社も手を出さなかった。ボールとしての真円度が高い製品、ボールベアリング製造では日独は競ってもチップ製造で競っていない理由はそれだ。
■ 中国も買えば終わり
中国がわざわざその機械を作るだろうか?
作る気になれば作れるが、作ったところで経営上のメリットは小さい。
既に述べたように、専用機はまったくそれしか使えないものだ。しかも世界シェアはスイスに押さえられている。
それよりは中国もスイス製機械を買って終わりとする。当座は安かろう悪かろうではなく、高級品も作れるといった証明のために機械を買って、日独西製に伍する値段をつける。それだけの話だ。
仮に中国がそれを安価高性能に作っても、日本やドイツも困らない。それを買うだけで終わりだかからだ。
■ なぜ中国脅威論につなげるのか?
その点で、中国脅威論につなげるのは無理がある。『中国がアセンブリ産業から、部品・工作機器産業に参入してきて、サプライチェーンの上流にある日本の中核事業のライバルになる可能性が高まる』(加藤AZUKI)とは異なる問題であるためだ。
そもそも既に中国は『アセンブリ産業』ではない。その手の工程はベトナムやカンボジアに流れている。
そのあたり、適当に過ぎる。ご両名はこの手の日本の危険がアブナイを強調し、さらにそれによってサヨク的なるものに物言いをつけようとする。加藤AZUKIさんの外交安保捕鯨の主張がそれであり、Calciさんのウハウハ人士への付和雷同(例えば「マズゴミ批判」に乗った発言 *)がそれだ
だが、発言の中身にはしばしば面食らう。
ドヤ顔しながらその中身がアサッテであるためだ。今回なら30年前からの常識をご存じないこと、そして市場規模と支配率を考えないことがそれだ。
加藤AZUKIさんはネトウヨのホップであることに浮かれて、適当なことを言っている。そのように見えるものだ。それに引っかかるネトウヨ、Calciさんも、まあ大学進学率96%に違和感を抱かない前例のあたりから、医者の半分位はこんなものだなとね。
* 高文を受けるヤツと、マスコミ受けるヤツと、司法試験受けるヤツはパラレルなことを知らない。お理工さんなんだろう。
そして、それが反サヨクと中国脅威論とくっついていると、アレにしかみえない。
それがボールペンのチップ製造での訳知り顔発言だ。
Calci@Calcijp Calci
やばいですよ
https://twitter.com/Calcijp/status/820087701617508352
加藤AZUKI【「超」怖い話 怪顧@azukiglg
それ考えると「やっとボールペンのボールが作れるようになったのかよwwww」とか喜んでる場合じゃなくて、「中国がアセンブリ産業から、部品・工作機器産業に参入してきて、サプライチェーンの上流にある日本の中核事業のライバルになる可能性が高まる」ってことだと思うけどあってる?
https://twitter.com/azukiglg/status/819899827483836416
■ 90年代から常識
中国がボールペン・チップを作れるようになると日独の技術的優位が侵食されるという。「日本、ドイツ、スイスなどが占有してきた「精密工作機械分野」というコア技術に中国が蚕食」(加藤AZUKI)するという。
だが、そのおおもとから間違えている。日本もドイツもボールペンのチップを作る機械は作っていない。その機械はスイス製しかない。これは有名な話で既に90年代からあった。調べると今でも日独製ボールペンはスイス製機械を使っている。
なぜ日独が作らないかは明瞭だ。精度が出せないのではない。コストや市場規模で見合わないからでしかない。
というのも、チップ製造機はペン先製造専用機であるからだ。チップボールを作るだけではなく、ペン先に押し込んで封入するまでの専用機である。
つまり、単純なボールベアリング的製品の製造ではない。だから日独の会社も手を出さなかった。ボールとしての真円度が高い製品、ボールベアリング製造では日独は競ってもチップ製造で競っていない理由はそれだ。
■ 中国も買えば終わり
中国がわざわざその機械を作るだろうか?
作る気になれば作れるが、作ったところで経営上のメリットは小さい。
既に述べたように、専用機はまったくそれしか使えないものだ。しかも世界シェアはスイスに押さえられている。
それよりは中国もスイス製機械を買って終わりとする。当座は安かろう悪かろうではなく、高級品も作れるといった証明のために機械を買って、日独西製に伍する値段をつける。それだけの話だ。
仮に中国がそれを安価高性能に作っても、日本やドイツも困らない。それを買うだけで終わりだかからだ。
■ なぜ中国脅威論につなげるのか?
その点で、中国脅威論につなげるのは無理がある。『中国がアセンブリ産業から、部品・工作機器産業に参入してきて、サプライチェーンの上流にある日本の中核事業のライバルになる可能性が高まる』(加藤AZUKI)とは異なる問題であるためだ。
そもそも既に中国は『アセンブリ産業』ではない。その手の工程はベトナムやカンボジアに流れている。
そのあたり、適当に過ぎる。ご両名はこの手の日本の危険がアブナイを強調し、さらにそれによってサヨク的なるものに物言いをつけようとする。加藤AZUKIさんの外交安保捕鯨の主張がそれであり、Calciさんのウハウハ人士への付和雷同(例えば「マズゴミ批判」に乗った発言 *)がそれだ
だが、発言の中身にはしばしば面食らう。
ドヤ顔しながらその中身がアサッテであるためだ。今回なら30年前からの常識をご存じないこと、そして市場規模と支配率を考えないことがそれだ。
加藤AZUKIさんはネトウヨのホップであることに浮かれて、適当なことを言っている。そのように見えるものだ。それに引っかかるネトウヨ、Calciさんも、まあ大学進学率96%に違和感を抱かない前例のあたりから、医者の半分位はこんなものだなとね。
* 高文を受けるヤツと、マスコミ受けるヤツと、司法試験受けるヤツはパラレルなことを知らない。お理工さんなんだろう。
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