RSS
Admin
Archives

隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

→ サークルMS「隅田金属」
→ 新刊・既刊等はこちら

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
Powered by fc2 blog  |  Designed by sebek
2011.08
02
CM:0
TB:0
22:22
Category : 中国
コミケ作業で繁忙なので、MIXI日記からの転載です
コミケの新刊が対機雷戦本です。
 ・ 掃討でなければ感応掃海は処理できない
 ・ 中露は対機雷戦ができない
といった本をだそうかとね

で、中国の文革の話を日記からお手軽に転載します


----------------------------------------



文革期の中国、やたらと戦時日本の経済・労働不効率に近いものがあるなと。

 1980年に実施された中国残留孤児からの聞き取り調査を発見。
 黒竜江省にある農機具工場で働いていた人に、1977年当時を回顧してもらった内容。

● 工場購買係は公定価格でモノが買えない。だから、豚肉と食用油を持参して売ってもらう。
 ・ おおっぴらに渡し難いときには、自宅や宿泊先に届ける
 ・ ベッド・メイクの時に、掛け布団の下に豚肉を並べる

● でも、自分達の工場で治すときは、お礼をもらう。
 ・ 生産大隊(人民公社)も農機具が壊れたら、食用油を持ってきた。
 ・ 公式ルートで治すと3か月だけれども、お礼があれば即日作業になる。
  - 壊れるのは農繁期だから、どうしてでも直さないといけないわけだしね。
 ・ 黒龍江省だから[大豆が取れるので]食用油はどうとでもなる。山東省とかはどうなんだろうね。

● 工場が停電で操業停止したりする。

● 休みは日曜だけ。休暇も1月1日、春節、10月1日だけ。
 ・ でも、医者に診断書書いてもらえばいつでも休める
 ・ 用事があると使いを出して診断書をもらって休む

● [踏み倒せる可能性が高いから]工場に借金はしている。
 ・ みんな「借金はしないと損」だと思っている

 とまあ、戦時体制にあった日本にえらく似ている。
 市民生活についても

● 公式配給は、豚肉250g/月、油200g/月、鶏卵はまずない。

● 婚礼で豚を潰すことは禁じられていた。
 ・ でもみんな潰していた。

 あたりもそっくり。

 また、物資が偏在していたらしい話もある。

● 家庭用石炭は1年に2トン購入した。
 ・ 車を借りて運ぶ[多分、この時も診断書で不正休暇]
 ・ 県で売っている、オフィシャルな石炭は「品質が低すぎて」使わない。
  - 県内で石炭が取れるから[ヤミで]購入は可能
  - 他県は低質品の配給制
 ・ 薪[石炭に点火する時に使う]は農機具修理のお礼で余るほど入手できる

 日本でも戦争中、全国的に石炭不足であった。でも樺太では「内地に送れないので、余って余って仕方がない」とかでヤケになって朝風呂を立てていた話(内務官僚の回顧談)に通じるねえ。


MIXI日記 2010年10月23日より
スポンサーサイト

Comment

非公開コメント