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- » 2023 . 02
Category : 未分類
たまに直されるのが「マイル」。1マイルは1MLあるいは1NMと書く。後者はトルクと同じ表記になるがこの方面の商売ではまず問題とならない。南北1分の距離で1852メートル、あるいは2000ヤードの意味。
口語だと普通にマイルとして使われる。この航海マイルと別に陸マイルもあるが、そんなのわざわざ口に出さない。フネとヒコーキならマイルは航海マイルだからだ。
ちなみに陸マイルは日本語なら明治期鉄道あたりでなければ出てこない。あるいは進駐軍文書か。ちなみに1マイルは80チェーン、80鏈である。
そして、最近はメンドイので全部カタカナの「マイル」で済ませている。以前は1nmと書いていたが、紙媒体は縦書なので縦中横あるいは横倒しとなるのが面倒なのでそうしている。当然だが、海事・航空関連の文章書きなので航海マイルだ。
それを「カイリか海里か浬になおしていいか?」とたまにいわれる。別段どうでもいいので「どうぞ」で済ませている。不思議な事に同じ雑誌で同じ人でも言ったり言わなかったりする。
ただ「カイリ」や「海里」や「浬」表記は実例を見たことがない。もちろん対外的にはある。けれども中で使っているヤツはいない。特に口語だと全部「マイル」で済ませている。
その意味で「カイリ」「海里」「浬」は使わない。人造語あるいは造字の類とみているからだ。JISコードに入っているし、山一女とは違って多少は使われているがそんなものだ。
そもそも、この場合の里はそのまま「リ」と呼んでよいものか?
なぜなら他の単位漢字と平仄がとれないからだ。マイルを里と書くのはともかく「リ」と読むなら、メートルを米と書いた時に「コメ」や「ベイ」と読むべきだろう。* 造字の浬をマイルではなく「カイ・リ」と読むなら、粁はキロではなく「セン・メートル」か、粍はミリではなく「センブン・ノ・イチ・メートル」と読むのかといったものだ。
* 逆に「立米」のときは「りゅうべい」。ちなみにこれもと書くと「立方メートル」に直される。常用分野、例えば土木関係や材木屋はそのまま立米で「立法メートル」の表記はしない。また、べき乗記号で「m^3」の表記も上付き文字に直してくれといわれる。図版なんかでの表記だとインデザインかイラレで画像で納品して終わりだけどね。
** 尺貫法やヤード・ポンド法も直せとなることもある。1間は6尺で1丈は10尺(読みは「とお尺」)、1貫は1000匁で100単位のラウンド表記は100目、1反は300坪で10反で1町、1フィートは12インチあたりは常識でそのまま使っていいと思うけどね。実際にWTIは普通にバレル何ドルという。「100坪くらい」を「330平米くらい」だとザットの大雑把なつかみ感がでない。必要なら後ろに「(約330平米)」とつける。紙の出版ならそれでなにもいわれない。ただ、横書きで文系学部出身だけど理系系統の人にと正確な数字にしてくれと言われたことがあって、それは却って厄介だと思ったけど金もらうから言うがままに直したことがある。まあミリオタがゼロ戦の横幅で0.11ミリ単位で書くようなもので無意味だけどね。実際に翼面荷重を見たら「107.89 kg/m2」とか書いてあるけど、10g桁どころか100g台も機体ごとの寸法と重量の誤差積み上がりで意味ない数字だし、燃料の比重やパイロットのガリデブでも変わる数字だろうとね。
口語だと普通にマイルとして使われる。この航海マイルと別に陸マイルもあるが、そんなのわざわざ口に出さない。フネとヒコーキならマイルは航海マイルだからだ。
ちなみに陸マイルは日本語なら明治期鉄道あたりでなければ出てこない。あるいは進駐軍文書か。ちなみに1マイルは80チェーン、80鏈である。
そして、最近はメンドイので全部カタカナの「マイル」で済ませている。以前は1nmと書いていたが、紙媒体は縦書なので縦中横あるいは横倒しとなるのが面倒なのでそうしている。当然だが、海事・航空関連の文章書きなので航海マイルだ。
それを「カイリか海里か浬になおしていいか?」とたまにいわれる。別段どうでもいいので「どうぞ」で済ませている。不思議な事に同じ雑誌で同じ人でも言ったり言わなかったりする。
ただ「カイリ」や「海里」や「浬」表記は実例を見たことがない。もちろん対外的にはある。けれども中で使っているヤツはいない。特に口語だと全部「マイル」で済ませている。
その意味で「カイリ」「海里」「浬」は使わない。人造語あるいは造字の類とみているからだ。JISコードに入っているし、山一女とは違って多少は使われているがそんなものだ。
そもそも、この場合の里はそのまま「リ」と呼んでよいものか?
なぜなら他の単位漢字と平仄がとれないからだ。マイルを里と書くのはともかく「リ」と読むなら、メートルを米と書いた時に「コメ」や「ベイ」と読むべきだろう。* 造字の浬をマイルではなく「カイ・リ」と読むなら、粁はキロではなく「セン・メートル」か、粍はミリではなく「センブン・ノ・イチ・メートル」と読むのかといったものだ。
* 逆に「立米」のときは「りゅうべい」。ちなみにこれもと書くと「立方メートル」に直される。常用分野、例えば土木関係や材木屋はそのまま立米で「立法メートル」の表記はしない。また、べき乗記号で「m^3」の表記も上付き文字に直してくれといわれる。図版なんかでの表記だとインデザインかイラレで画像で納品して終わりだけどね。
** 尺貫法やヤード・ポンド法も直せとなることもある。1間は6尺で1丈は10尺(読みは「とお尺」)、1貫は1000匁で100単位のラウンド表記は100目、1反は300坪で10反で1町、1フィートは12インチあたりは常識でそのまま使っていいと思うけどね。実際にWTIは普通にバレル何ドルという。「100坪くらい」を「330平米くらい」だとザットの大雑把なつかみ感がでない。必要なら後ろに「(約330平米)」とつける。紙の出版ならそれでなにもいわれない。ただ、横書きで文系学部出身だけど理系系統の人にと正確な数字にしてくれと言われたことがあって、それは却って厄介だと思ったけど金もらうから言うがままに直したことがある。まあミリオタがゼロ戦の横幅で0.11ミリ単位で書くようなもので無意味だけどね。実際に翼面荷重を見たら「107.89 kg/m2」とか書いてあるけど、10g桁どころか100g台も機体ごとの寸法と重量の誤差積み上がりで意味ない数字だし、燃料の比重やパイロットのガリデブでも変わる数字だろうとね。
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Comment
No title
18:51
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瀛報読んでいて時々混乱した
Re: No title
20:39
文谷数重
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KMTが国民党か公明党か、トランジットが艦隊運動か潜水艦の展開か測量器具かでも混乱しますね、特に英語だと
> 「nm」と小文字で書かれるとノーティカルマイルかナノメートルか一瞬悩む
> 瀛報読んでいて時々混乱した
No title
01:39
ぱう
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それは単なる設計値だから正しいですよ
電子レンジの定格みたいなもんで、600Wと書いてありゃ600W丁度なのかと文句付けるみたいなもの。
まあミリオタが小数以下を暗記してることで威張るとかは見当違いだとは思うけど、それに見当違いの反論してるのもみっともない気がします。
Re: No title
03:21
文谷数重
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597ワットだから切り上げて600wとかさ
設計図書に添付された計算書の数字をありがたがっても仕方ないよね
> >実際に翼面荷重を見たら「107.89 kg/m2」とか書いてあるけど
>
> それは単なる設計値だから正しいですよ
> 電子レンジの定格みたいなもんで、600Wと書いてありゃ600W丁度なのかと文句付けるみたいなもの。
>
> まあミリオタが小数以下を暗記してることで威張るとかは見当違いだとは思うけど、それに見当違いの反論してるのもみっともない気がします。