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Category : 未分類
明日売りの『軍事研究』に新型護衛艦記事書いた。「30年度『新型護衛艦』実は強力艦に変身」がそれ。
実物は設計段階でどうなるかなんだよね。多分、モウ船体は弄れない。逆に細々した武装はどうとでもなる。エンジンは……
エンジンと推進機構はどうするのかねえ。
別に1軸でも構わない。ノックス級もペリー級も1軸で困らなかった。それをCODAGあるいはCODOGにするかだ。
ただ、左右にディーゼルとガスタービンを振り分けると面白いと思う。商船なんかでも提案されているのだが、右ディーゼル、左電気推進と言ったやつ。護衛艦だから右舷ディーゼル、左舷ガスタービン-発電機とか面白いと思うけどね。
通常航海は基本右軸、左軸は損失にならないように補助的に電気で廻してやる。遊転速度丁度で損失もなければ推力を生まない程度。
左軸はスペシャルの時に使う。高速時、後進時と、ちんば運転と極低速時の短距離回頭(右前進・左後進)、あるいは艦内発電機だけでの極微速運転とかね。
まあ、海自は凝り性で、ビックリドッキリなギミックは嫌うからやらないと思うけどね。
実物は設計段階でどうなるかなんだよね。多分、モウ船体は弄れない。逆に細々した武装はどうとでもなる。エンジンは……
エンジンと推進機構はどうするのかねえ。
別に1軸でも構わない。ノックス級もペリー級も1軸で困らなかった。それをCODAGあるいはCODOGにするかだ。
ただ、左右にディーゼルとガスタービンを振り分けると面白いと思う。商船なんかでも提案されているのだが、右ディーゼル、左電気推進と言ったやつ。護衛艦だから右舷ディーゼル、左舷ガスタービン-発電機とか面白いと思うけどね。
通常航海は基本右軸、左軸は損失にならないように補助的に電気で廻してやる。遊転速度丁度で損失もなければ推力を生まない程度。
左軸はスペシャルの時に使う。高速時、後進時と、ちんば運転と極低速時の短距離回頭(右前進・左後進)、あるいは艦内発電機だけでの極微速運転とかね。
まあ、海自は凝り性で、ビックリドッキリなギミックは嫌うからやらないと思うけどね。
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Comment
No title
21:22
ガネット
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No title
23:13
無名
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Re: No title
02:13
文谷数重
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ガスタービン組合せならともかくディーゼルだとそうなりますよ
> 巡航は23型フリゲートみたいなディーゼル・エレクトリックの方が燃費は期待出来そうな気はしますが・・・
Re: No title
02:16
文谷数重
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> ビックリドッキリギミック以前に、海自ではディーゼルエンジン自体が潜水艦以外にほとんど使われていないような…アメリカでディーゼルが普及すれば日本もそれに倣うんでしょうけど。
No title
06:23
天野
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田浦の課程も別だし
No title
07:33
うろんな客
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艦艇用の中~高速ディーゼルはガスタービンより非力だから、高速時は左軸の推力が大きく上回って今度は時計回りに全円を描こうとするし。
仮に総馬力を「たかつき級」と同じ六万馬力とすれば、推力不均等を防ぐ為に右軸に複数の一万馬力級のディーゼル三基、左軸はGE社のLM2500の馬力向上型となりわざわざこんな構成にする必要性はないと思いますけど。
しかも巡航時の推力不均等は防げないし。
文谷さんはどういった機関構成をお考えなのか。
No title
07:47
うろんな客
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現在はディーゼルの振動を防振架台に乗せで振動を遮断し減速機を無くしてギヤの騒音をなくし、
ソナーの性能をフルに発揮出来る状態を作る為でしたね。
Re: No title
09:31
文谷数重
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発動・停止、停止後の措置が違う程度だけど、発停はやはり大差はないし自動化できるから
> ディーゼルとガスタービンで3分隊増員になるからやらないでしょ
> 田浦の課程も別だし
Re: No title
09:33
文谷数重
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プロペラ単発機が真っ直ぐ進むのと同じです
> 右軸だけ推力が発生したら反時計回りに全円を描くだけでは?
> 艦艇用の中~高速ディーゼルはガスタービンより非力だから、高速時は左軸の推力が大きく上回って今度は時計回りに全円を描こうとするし。
> 仮に総馬力を「たかつき級」と同じ六万馬力とすれば、推力不均等を防ぐ為に右軸に複数の一万馬力級のディーゼル三基、左軸はGE社のLM2500の馬力向上型となりわざわざこんな構成にする必要性はないと思いますけど。
> しかも巡航時の推力不均等は防げないし。
> 文谷さんはどういった機関構成をお考えなのか。
Re: No title
09:35
文谷数重
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戦闘用艦艇で使われるのは、中・高速ディーゼルの回転数(300-2000RPM)をスクリューの適正回転数(0-300)に落とすためです
> 艦艇にディーゼル・エレクトリックが採用される理由は、昔(アメリカの話ですが)は減速機の生産が戦時大量生産のネックになるので護衛駆逐艦に採用された。
> 現在はディーゼルの振動を防振架台に乗せで振動を遮断し減速機を無くしてギヤの騒音をなくし、
> ソナーの性能をフルに発揮出来る状態を作る為でしたね。
No title
10:05
うろんな客
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この場合プロペラ双発機の片側だけ動かしている状態だから納得出来ないです。
直進させる為には全円を描く方向とは逆方向に舵を切り続けないとならないはずですけどそういうの非効率ですよね?
双方の推力線の距離が小さいジェット戦闘機(双発のファントムとかF-1とか)でも片側が停止すれば同じように逆方向に舵を切る(いわゆる当て舵)ようにしていてないと直進しませんよね?。
それとも垂直尾翼の持つ空力的に機体を直進させる力が1対ゼロという推力の左を上回るのでしょうか?。
補足するとプロペラ単発機でも素人目に分かるほど左右非対称の機種(際物飛行機の宝庫ナチスドイツ期に作られたヤツ)がありますけどヤツも垂直尾翼と推力線は一致していましたし。
それから「軍事研究」掲載の文谷さんの記事、今回も読ませていただきます。
No title
11:38
うろんな客
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ここ間違えました。
推力の差です。
Re: No title
11:54
文谷数重
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ある程度速力が出ればその程度です
飛行機ほど左右の推力線は離れてませんし、重心位置と推進力の前後距離も大きいのでそうなるのでしょう
> >それとも垂直尾翼の持つ空力的に機体を直進させる力が1対ゼロという推力の左を上回るのでしょうか?。
> ここ間違えました。
> 推力の差です。
No title
16:48
無名
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>支援艦も掃海艦艇もディーゼルですし、「あぶくま」、「ゆうばり」はCODOG、「くも」まではオールディーゼルですよ
分からない用語
18:09
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No title
21:38
うろんな客
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具体的にどの艦種がそういう運用をされているのでしょうか?
オールガスタービンで二軸の艦種はスプルーアンス級とその仲間達(キッド級とタイコンデロガ級)、アーレイバーク級とその異母兄弟であるこんごう級、あたご級。
海自のワークホースはつゆき級、あさぎり級、むらさめ級、たかなみ級、あきづき級。&しまかぜ級。
英海軍のタイプ21フリゲート、タイプ22フリゲート、タイプ42駆逐艦。
オランダ海軍のコルテノール級フリゲート。
旧ソ連のカシン級駆逐艦やウダロイ級駆逐艦にカーラ級巡洋艦にスラヴァ級巡洋艦。
いずれも同種ガスタービンのCOGAG或いは巡航用と全速用の異種ガスタービンのCOGAGそして巡航用ガスタービンと全速用ガスタービンを切り替えるCOGOG方式で巡航時は減速機につながれたガスタービンのうち巡航用ガスタービンのみを運転させ(スプルーアンス一家やあさぎり級のような同種ガスタービン構成のCOGAGの場合はどちらを使ってもよいが)て巡航時に必要な馬力に充てているのであって巡航時は片舷側のスクリューだけ回しているなんて聞いたことも無いんですけど。
同種ガスタービン構成のCOGAGで二つのガスタービンを一つの減速機につなぎ一軸推進するオリバー・ハザード・ペリー級は巡航時は片側のガスタービンだけ動かしていますよね?
それを左右にわけたのが(使用機種や機関構成に差異があっても)ガスタービンの二軸艦じゃないんですか?
それとも「世界の艦船」の機関関係の記述は全て間違っているのでしょうか?。
護衛艦採用の前に
22:03
ブロガー(志望)
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護衛艦に採用する前に実験船を建造してテストするべきではないかと思われます。今まで無いものですから、実際に建造して動かしてみたら思わぬ問題点が見つかるかも知れませんので。英海軍も三胴船を研究していましたが、新型駆逐艦には従来の船型を採用しましたし。
方向舵が機能しなくなった旅客機が、両翼のエンジンの出力調整で何とか不時着にこぎ着けた事例があると聞いています。船で同じことができるかは知りませんが、左右で動力が違ったりしたら、「同じならできた事が違うばかりにできない」可能性があるのではないかと思われます。商用船舶なら他の船に曳航してもらえば良いのでしょうが、「戦闘中の軍用艦艇」がそうなったら「雷撃で舵を壊された独戦艦ビスマルク」の後を追うしかなくなるのでは。
No title
22:04
うろんな客
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片舷のスクリューだけ動かすより一つのガスタービンの出力を減速機で二軸に分岐させるのが常識だと思いますが?。
寡聞にして一つの減速機に一つのガスタービンしかつないでいない艦種を海自の護衛艦に限らず私は知りません。
はやぶさ級ミサイル艇は三基のガスタービンで三基のウォータージェットを駆動させる方式ですので、
燃料を節約したければ中心線上のウォータージェットを駆動させれば燃費提言の上推力不均衡も起きません。
ガスタービンの二軸艦が燃料節約の為片舷だけ回しているというのはいくらなんでも無理がありすぎませんかね。
No title
22:22
うろんな客
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何で船舶のスクリューは左右対称なんだろう?
と思ってしまいますね。
あと片舷だけ回して燃料が節約できるのなら何で馬力の小さい巡航用ガスタービンを最適な状態で使うことによって燃料を節約するCOGOGや、
低燃費のディーゼルを巡航機に使うCODODやCODAGがなぜ考案されたのか、とか。
Re: No title
00:34
文谷数重
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ちなみに「減軸運転」でググると
http://www.clearing.mod.go.jp/kunrei_data/e_fd/1992/ez19920413_01885_000.pdf
がでてきて、その中に
「(5) 総軸毎分平均回転数
なお、減軸運転における誘転軸の回転数は、使用軸の回転数として加算しないが、ちん
ば運転の場合は、両軸の回転数を加算する。 」
ってありますね
> >GTで2軸の護衛艦は燃費節約で1軸で走りますけど、定進性は問題ともなりません
>
> 具体的にどの艦種がそういう運用をされているのでしょうか?
> オールガスタービンで二軸の艦種はスプルーアンス級とその仲間達(キッド級とタイコンデロガ級)、アーレイバーク級とその異母兄弟であるこんごう級、あたご級。
> 海自のワークホースはつゆき級、あさぎり級、むらさめ級、たかなみ級、あきづき級。&しまかぜ級。
> 英海軍のタイプ21フリゲート、タイプ22フリゲート、タイプ42駆逐艦。
> オランダ海軍のコルテノール級フリゲート。
> 旧ソ連のカシン級駆逐艦やウダロイ級駆逐艦にカーラ級巡洋艦にスラヴァ級巡洋艦。
> いずれも同種ガスタービンのCOGAG或いは巡航用と全速用の異種ガスタービンのCOGAGそして巡航用ガスタービンと全速用ガスタービンを切り替えるCOGOG方式で巡航時は減速機につながれたガスタービンのうち巡航用ガスタービンのみを運転させ(スプルーアンス一家やあさぎり級のような同種ガスタービン構成のCOGAGの場合はどちらを使ってもよいが)て巡航時に必要な馬力に充てているのであって巡航時は片舷側のスクリューだけ回しているなんて聞いたことも無いんですけど。
> 同種ガスタービン構成のCOGAGで二つのガスタービンを一つの減速機につなぎ一軸推進するオリバー・ハザード・ペリー級は巡航時は片側のガスタービンだけ動かしていますよね?
> それを左右にわけたのが(使用機種や機関構成に差異があっても)ガスタービンの二軸艦じゃないんですか?
> それとも「世界の艦船」の機関関係の記述は全て間違っているのでしょうか?。
Re: No title
00:43
文谷数重
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巡航二基定格で20kt出る場合、エンジン半分、馬力を半分になっても16kt位は出る
その場合の燃費は巡航エンジンを定格5/10で二台回すよりも、10/10を1台で回すほうがいい
だからそうするのです
> 二軸艦が機関の故障や戦闘による損傷といった非常事態でもないのに平時から片舷だけ回して航行できるのなら、
> 何で船舶のスクリューは左右対称なんだろう?
> と思ってしまいますね。
> あと片舷だけ回して燃料が節約できるのなら何で馬力の小さい巡航用ガスタービンを最適な状態で使うことによって燃料を節約するCOGOGや、
> 低燃費のディーゼルを巡航機に使うCODODやCODAGがなぜ考案されたのか、とか。
No title
17:27
ガネット
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No title
16:53
造船屋
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片軸推進では軍艦は動かないという設計になってると勘違いされておられるのでしょうか。
減軸運転、戦前の蒸気タービンな駆逐艦の頃から燃料節約のために日常的にやってるという記述がある用語です。
http://navgunschl.sblo.jp/article/42936435.html
>常時減軸航行は其の時信號命令に依り實施する様に成つて居たが其の利益の多い事は疑ひ無い事と、信號の煩雑を避ける爲めに戦隊命令を以て十四節以下の速力で行動する時は、令無くして減軸航行を行ふ事を原則とし、陣形運動や出入港若くは狭水道通過等に當りては、時の緩急を見て艦長が任意に終始することが出来る様にした。
「運用漫談」著 : 大谷幸四郎 (元海軍中将、海兵23期)
海上自衛隊でも、元練習艦隊司令官の談話にも出ていますし
http://www.jpsn.org/essay/kobore-banashi/11073/
トラブルによるものとはいえ、二軸推進の「かしま」が減軸運転でハワイまでの太平洋横断をこなして居ますし、
多軸船が片軸だけでは航行できない!というようなはなしであれば尚更、なんでJISの造船の項に減軸運転で試験するような項目があるのかな、となりますね。
15:48
エンリステッド
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諸事情により海上自衛隊は「片舷運転」変えたようです。
No title
22:20
岩見浩造
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冷戦期の世艦でもちょこっと触れてる人がいてた記憶があります。
民主党政権の時予算緊縮の煽りの一例として新聞記事でも出てましたね。
たしかに予算的には平成以降で最低ラインに来てましたけど、
実際はどうだったんでしょうね。
緊急性を要さなければなるべく経済速力で航行する位しか素人的には思いつきません。
Re: No title
23:35
文谷数重
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ただ、座礁で左のスクリューを削って小径にした低速の小型船(練習船11号)は不安定で真っ直ぐ進みませんでしたけど
> >GTで2軸の護衛艦は燃費節約で1軸で走りますけど、定進性は問題ともなりません
>
> 冷戦期の世艦でもちょこっと触れてる人がいてた記憶があります。
>
> 民主党政権の時予算緊縮の煽りの一例として新聞記事でも出てましたね。
> たしかに予算的には平成以降で最低ラインに来てましたけど、
> 実際はどうだったんでしょうね。
>
> 緊急性を要さなければなるべく経済速力で航行する位しか素人的には思いつきません。
友鶴みたいにならないか
23:02
ブロガー(志望)
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自分は当初、新型護衛艦は「現代の松型駆逐艦」になるのではと思っていました。旧海軍は艦隊決戦・漸減作戦のために大型高性能の特型駆逐艦を建造しましたが、実際戦争が始まってみると必要とされたのは「艦隊の何でも屋としての駆逐艦」で、それで建造されたのが松型駆逐艦と聞いています。しかしその後「排水量の割には重武装」になりつつあると聞きました。「これ以上難民に押しかけられても困る他の理由で地域紛争に介入する(当方と海空戦を戦うような力は持たない相手に対処する)」事を目指しているような欧州とは違い、目の前に中国という脅威がある(実際に出てこなくても、無視できない以上一定の脅威にはなる)日本が重武装化を目指すのは分からないではないですが、かつての友鶴みたいにならないか心配です。最近では神戸製鋼の件もありますし。