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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

→ サークルMS「隅田金属」
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2017.09
23
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Category : 未分類
 アルゼンチン映画「笑う故郷」ですが、ガルシア=マルケスの落っこちてきた天使が珍しがられる小説の親戚みたいな話でした。

 要は堪忍が尽きてついに爆発の映画です。その意味では馬鹿がタンクに近い。クールを気取ったノーベル賞作家が興味本位に故郷に帰る。普段はしない愛想を振りまくも無神経な装った善意にホトホトしてついに爆発。触りない部分だけいえばそんな話です。

 なによりも田舎の嫌らしさが出てくるところ。日本だと地方議員やら小中学校教員のアレな感じですかね。昔で言えば駐在とか郵便局長レベルの、革靴履いている程度の田舎の権威が距離感や拒絶を感じ取れずにズカズカ入り込んでくる。あの頭の悪い親切感覚。あとはかつての人間関係で今日に推してくる無神経。

 

 予告編で消防車にのってパレードさせられる当惑から、親切めいた無神経が連続していく。そして物事がすべて悪い方向に作用する。そしてついにといった構成になっています。

 2時間3分ですが、スッと時間は過ぎます。退屈はないし、無神経も事態の悪化もすべてコメディです。展開ごとに観客から笑い声がでる。これは岩波ホールではなかなかないことです。伏線あるからエライわけでもないですが、伏線は最高のタイミングで主人公にとって悪い方向に、追い込まれる形で回収される。あーなるほどと頷くでしょう。

 岩波ホールは3回に1回は1800円をドブに捨てる印象ですが、これはアタリのほうの1/3です。ここ3年だとパキスタン映画の「娘よ」相当のレイティングかなと。カンボジア映画の「シアタープノンペン」やワイダ遺作の「残像」の次くらいのクラスの面白さですね。
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笑う故郷

「まったく 人間て奴は─」というキャッチコピーにピンときました。最近の自分に必要なのは、人間に対するこの距離感なのかもしれない。
週末にでも久しぶりに岩波ホールにいってみようと思います。