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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
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2011.09
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12:59
Category : ミリタリー
 ロシアは、まともな対機雷戦はできないね。

 ロシアの対機雷戦装備はあまりにも古過ぎる。ロシア語/英語で併記されている装備カタログの類を見たのだが。新型艦でもソナーは2世代は前のまま。処分手段は非現実的なものも残る。無人艇もあまり期待できない。

 まず、ロシアの対機雷専用ソナーは、あまりにも貧弱なまま。ソーナーには機雷捜索モードだけで、機雷識別モードはない。低周波数で、比較的長距離目標を探知できすはずだが、高い周波数で捜索する英仏ソーナーよりも探知距離は極端に短い。ディスプレイも、黄色っぽい、球面切り取ったような10インチ位のが一個あるだけ。ソーナーを使っても、機雷は見つけやすいとは思えない。乗員も疲労で、あまり長い時間は捜索できない。識別ができないので、UUVの類を出していちいちTVで確認するとしたら手間がかかって仕方がない。昔は照明付きTVカメラを海底近くで曳航するつもりだったようだが、陸岸近くなら、雨でも降れば海底では泥が舞い上がるから使い物にならない、使えないアイデアにすぎない。

 処分手段として海底導爆索とかあるが、それでは機雷は処分できない。機雷は結構、爆発に強い。別の機雷との離隔距離は、今のスウェーデン機雷が25m。導爆索の威力では、偶然、乗っかることのできた機雷の感応機構をオシャカにできるかどうかだ。そのような装備を制式化した意図がわからない。上陸海岸にある簡易な水中障害物も、鋼製やコンクリート製は破壊できない。

 ロシアの対機雷無人艇も、掃討艇や掃海艇を代替できるものではない。ドイツのゼーフント、スウェーデンのSAMの類で、ゼーフント、SAMと同様に、本格的な対機雷艦艇の仕事はできない。しかも、有効水深は30m以下と記載されている。実際には、内水河川用だろう。

 ロシアは、対機雷戦できないとみて良い。ロシアがもつ対機雷戦戦力でできるのは、繋維機雷を繋維掃海する位ではないかね。でも繋維掃海なら、漁船でも、魚雷艇でも、大発・LCUでも、極端に言えば内火艇・モーターランチでもでも可能だからねえ。

 ロシアって、対機雷戦をどーするつもりなんかねえ。新型の対機雷戦艦艇を作ったようだけど、中身がどうしようもなければなんの役にも立たない。仏作って魂入れずではないかと。フランス製のソナーでも買えばいいのにと思うよ。対機雷戦ソナーくらいなら、売ってくれるだろうさ。
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