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- » 2023 . 02
Category : 未分類
ワクチン接種の勧奨中止を「間接的殺人を許してはならない。」といい出すのは乱暴なものだ。 どーも僕です。さんはワクチンの勧奨中止は将来の死亡者三〇〇〇を出す殺人だと述べている。
■ ワクチン接種がコストに見合うかは不明
だが、ワクチンでどれだけ子宮頸がんが減るかはわからない。HPV感染率は減るかもしれない。それに由来する子宮頸がんの発症率も減るもしれない。だが、その定量的効果は明らかになっていない。接種勧奨時期と非勧奨時期で少なくとも10年、あるいは20~30年ほど比較しないとわからないからだ。
現状の発症率がゼロになるか、それとも1割しか減らないかは全然わからない。子宮頸がんは年間1万件の診断があるという。男性を含むがざっと人口の1%が罹患するということだ。それがゼロになる、1%から0%近くに減るならなら大効果だろう。だが1割減、人口1億人で9000件にしかならないなら効果は判然としない。
副作用や接種コストに見合うかどうかは全くわからないということだ。
それをすでに効果があるように述べるのも不思議なものだ。もしワクチンに効果がなければ無意味だからだ。
■ ピロリ菌も胃がんで人を殺しているが除去は無償でもないし学校段階で推奨もされていない
もちろん「打たないよりも打ったほうがよい」考え方もあるだろう。
だが、それだけを理由に接種勧奨の中止を「間接的殺人」( どーも僕です。)というならピロリ菌除去の非強制はどうか。胃がんでは年間100万人が死んでいる。うち1%がピロリ菌起源だとすれば、その効果は子宮頸がんワクチンよりも高い。「間接的殺人」での殺害数ならそちらのほうが高い。
他にもいくらでもある。感染症ならインフルエンザも子宮頸がんよりも殺している。直接死亡者ではなく超過死亡でみれば例えば98年度は2万以上を殺している。これは肺炎を足しただけの数字であり、他にも気管支炎や脳血管障害、糖尿病も随伴しているという。(http://idsc.nih.go.jp/iasr/20/238/graph/dt23821.gif)
さらに自由な行為をあげれば死亡率が高い例はいくらでもある。喫煙、飲酒はそうであるし合法的薬物や入れ墨もそうだ。オートバイや自動車レースもそうだろう。
■ 年に3000人しか死なない上、接種は無料
その程度なら目くじらを立てる必要はない。実際の死亡率でみても人口ざっと一億、女性5000万人で年3000人にあたるかどうかの問題だ。
評判が悪いから打たない選択肢もあり得る。それも責め立てるほどの中身ではない。
そもそもワクチン接種が禁止されたわけではない。対象年齢層ならHPVワクチンは未だに無償で接種できる。年齢外でも自由診療で打てる。
■ 科学を口実とした説教魔
それらを差し置いてHPVワクチンだけ「間接的殺人」( どーも僕です。)と言い立てるのは不思議なものだ。
そう主張する連中も一種の精神運動を疑うものだ。日華事変の生活総動員であら捜しに似ている。「パーマネントはやめましょう」とと街頭で宣伝し、街頭で髪を切らせようといった行為に似たものを感じる。
それは電力事情を理由としたいじめだったとも言う。パッとしないおばさん達が自分たちの規範から逸脱した若い娘のパーマを攻撃するのは快楽だったのだろう。
同様にワクチンも科学を口実とした説教なのだろう。面を見てもパッとしない理系カルトのオッサン連がリスクを案じて接種しないオバサンたちを中途半端な科学根拠で説教するのも快楽なのだろう。
どーも僕です。(どもぼく) @domoboku
ワクチンで防げる子宮頚がんで亡くなる女性は毎年約3千人。交通事故より多い。
これを報道した人がネイチャーも関わる賞を獲得したら『全国子宮頸がんワクチン 被害者連絡会事務局長』は科学的な反証ゼロで陰謀論を展開。
理性を捨てた感情論は多くの女性を殺してきた。間接的殺人を許してはならない。
https://twitter.com/domoboku/status/938247575383052288
■ ワクチン接種がコストに見合うかは不明
だが、ワクチンでどれだけ子宮頸がんが減るかはわからない。HPV感染率は減るかもしれない。それに由来する子宮頸がんの発症率も減るもしれない。だが、その定量的効果は明らかになっていない。接種勧奨時期と非勧奨時期で少なくとも10年、あるいは20~30年ほど比較しないとわからないからだ。
現状の発症率がゼロになるか、それとも1割しか減らないかは全然わからない。子宮頸がんは年間1万件の診断があるという。男性を含むがざっと人口の1%が罹患するということだ。それがゼロになる、1%から0%近くに減るならなら大効果だろう。だが1割減、人口1億人で9000件にしかならないなら効果は判然としない。
副作用や接種コストに見合うかどうかは全くわからないということだ。
それをすでに効果があるように述べるのも不思議なものだ。もしワクチンに効果がなければ無意味だからだ。
■ ピロリ菌も胃がんで人を殺しているが除去は無償でもないし学校段階で推奨もされていない
もちろん「打たないよりも打ったほうがよい」考え方もあるだろう。
だが、それだけを理由に接種勧奨の中止を「間接的殺人」( どーも僕です。)というならピロリ菌除去の非強制はどうか。胃がんでは年間100万人が死んでいる。うち1%がピロリ菌起源だとすれば、その効果は子宮頸がんワクチンよりも高い。「間接的殺人」での殺害数ならそちらのほうが高い。
他にもいくらでもある。感染症ならインフルエンザも子宮頸がんよりも殺している。直接死亡者ではなく超過死亡でみれば例えば98年度は2万以上を殺している。これは肺炎を足しただけの数字であり、他にも気管支炎や脳血管障害、糖尿病も随伴しているという。(http://idsc.nih.go.jp/iasr/20/238/graph/dt23821.gif)
さらに自由な行為をあげれば死亡率が高い例はいくらでもある。喫煙、飲酒はそうであるし合法的薬物や入れ墨もそうだ。オートバイや自動車レースもそうだろう。
■ 年に3000人しか死なない上、接種は無料
その程度なら目くじらを立てる必要はない。実際の死亡率でみても人口ざっと一億、女性5000万人で年3000人にあたるかどうかの問題だ。
評判が悪いから打たない選択肢もあり得る。それも責め立てるほどの中身ではない。
そもそもワクチン接種が禁止されたわけではない。対象年齢層ならHPVワクチンは未だに無償で接種できる。年齢外でも自由診療で打てる。
■ 科学を口実とした説教魔
それらを差し置いてHPVワクチンだけ「間接的殺人」( どーも僕です。)と言い立てるのは不思議なものだ。
そう主張する連中も一種の精神運動を疑うものだ。日華事変の生活総動員であら捜しに似ている。「パーマネントはやめましょう」とと街頭で宣伝し、街頭で髪を切らせようといった行為に似たものを感じる。
それは電力事情を理由としたいじめだったとも言う。パッとしないおばさん達が自分たちの規範から逸脱した若い娘のパーマを攻撃するのは快楽だったのだろう。
同様にワクチンも科学を口実とした説教なのだろう。面を見てもパッとしない理系カルトのオッサン連がリスクを案じて接種しないオバサンたちを中途半端な科学根拠で説教するのも快楽なのだろう。
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Comment
No title
16:22
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結局のところ、ワクチンよりも定期集団検診の方が重要のようですね。国保にも無料の定期健康診断を付けた方が医療費は安上がりになりQOLも上がると思うのですが。長年の学校での歯科指導と啓発により子供の虫歯は激減しましたし。
もう一つ言えば、かつてのペストやコレラのような社会を破壊するような伝染病なら多少の副作用での犠牲を払っても強制接種するという判断はありますが、子宮頸がんはそういう種類ではありません。副作用で苦しむ人間と発病しない人間の数がどっこいどっこいじゃないの?というなら推奨さえ馬鹿げています。
Re: No title
17:30
文谷数重
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仮に副作用がなかったとしても接種がどの程度有効かどうかもはっきりしていない
副作用は極端に多いわけではないし接種はリスキーともいいませんが
今回の「副作用は科学的に存在しない」って、いつもの副作用との因果関係は「証明できない」だけの話でしょ
効果が微妙なのにリスクだけ負いますかといった話でリスクと効果はそれぞれが判断してくれでしょう
だいたい13年まで一律接種勧奨でなかったものにガーガー言うのはねえ
さらには接種決定にも利益相反の指摘もあるというのに
Re: Re: No title
17:39
文谷数重
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ロケットやら原発やらと同じで
それに引っかかる連中が「正義の日本による悪の新中国の戦い」やら
「普通の日本人による反日分子との戦い」とかと熱心なのも納得できるもんです
実際に高橋洋一とか上念司とかが賛同してんだもん
他にもGATE好きのあたりとかも盛大に引っかかってるし
No title
10:52
被本塁打大王
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古くは水俣病等の公害病、最近では原発事故による甲状腺がん増加にも当てはまる残念な話ですよね。
Re: No title
21:11
レフ
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子宮頸がん全体の50~70%の原因とされる2種類の16型と18型などに持続感染等の予防効果をもつワクチンです。これまで、16型と18型の感染やがんになる手前の異常(異形成)を90%以上予防したと報告されています。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/qa_shikyukeigan_vaccine.htmlのA15抜粋
No title
08:59
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その程度の効果なら、定期検診を受けるよう周知徹底する方が安上がりじゃないの?
「ワクチンを打たないなら、せめて定期検診を」と訴えるなら分かるんだけど、実際は「ワクチンを信じない奴は未開人!」しか叫んでないから、逆にカルトっぽく映ってしまうんだよね。
>子宮頸がん全体の50~70%の原因とされる2種類の16型と18型などに持続感染等の予防効果をもつワクチンです。これまで、16型と18型の感染やがんになる手前の異常(異形成)を90%以上予防したと報告されています。
医療コスト全てを自己負担できない以上
20:40
ブロガー(志望)
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医療コスト全てを個人で自己負担できない以上、健康等に関して関与されるのはある程度やむを得ないのかなと思います。大抵の場合「金は出せ、口は出すな」が成り立たない以上。
子宮頸癌ワクチンには「国や社会全体の医療コストの削減」という意図があるのではと思います。今言われている様な副作用が無ければ、「毎年摂取しても中々防止し切れないインフルエンザ」よりも、「猛烈な反対が起こった屋内での原則禁煙法制化」よりも、「一回の摂取で効果が期待できる子宮頸癌ワクチン」は政治も含めて費用対効果が高いと思われたから実施されたのでしょう。しかし副作用と思われる症例が出てきた事で「そんなリスク背負えるか」という反対が出てきて費用対効果の比率が変わったという事で、単純な〇×の問題ではないという事ではないという事ではないかと思われます。
10:45
人馬糞
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病気になったヤツが自分で治療費払えば良い
No title
20:09
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自分が払った税金の行く先すべて把握してるの?
そりゃ凄いや
薬害オンブズパースン会議によるHPVワクチンへの突込みを貼っておきますね
20:43
被本塁打大王
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① 現時点において、子宮頸がん発症を予防する効果は確認されていない。確認されているのは、粘膜の異形成を阻止する効果だけであり、その持続期間も最長で約9.4年である。
② 日本人女性の子宮頸がん患者の約5割程度で見つかるハイリスクHPV型(16型、18型)でしか効果が確認されておらず、かつ、効果それ自体についても解析集団の設定に問題があることから相当程度限定して考えるべきである。
③ 既にHPV16型または18型に感染している者には効果はない。
④ HPVワクチンは、複数ある子宮頸がんの予防・治療対策の一つにしかならず、同ワクチンをもって根本的な予防対策と位置づけることは困難である。
http://www.yakugai.gr.jp/inve/fileview.php?id=111
ブロガー(志望)さん、「一回の摂取で効果が期待できる」云々ってのは、HPVワクチン推進派の誇大広告かも知れませんぞ!
13:44
人馬糞
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>そりゃ凄いや
そんなもの把握してるわけがない
が、使われている可能性があるなら反対である
それが自分が払った税金の0.00001%であろうとである
イヤなものはイヤなのである、それはブログ主も感情を優先しろと言われてるので同意してもらえるだろう
ワクチン摂取国の罹患低減グラフを見せられたが、あんなもの嘘だと、こちらのコメント欄紹介のサイトがあるのでわかる
オンブズマンを名乗るサイトが嘘を言う可能性はない、たいして政府は嘘を言うので間違いない
信じたい者だけが信じれば良いのだ
No title
09:57
afurikamaimai
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一連の記事、面白いと思いました。
積極的な接種勧奨はしない、とぶっ叩かれてる厚労省も
対象年齢の人々に対する接種負担を免除してるとは意外でした。
完全に当事者が自己判断で受けられる土壌が整っているにも拘らず、それでもなお「受けるように強制せよ」と圧力をかけるのはちょっと腑に落ちないですね。
現状タダなんだから、副反応への不安を除去する広報にした方がまだ接種率の向上に効果的だろうに、なぜ積極勧奨の反対派を敵視しているのか不思議。
当事者の不安が何か、を捉える視点ががすぽっと抜け落ちてる観があります。
一次元の視点
22:30
ブロガー
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このブログで登場する「お理工さん」とは、「一次元かつ0か1かの視点しか持たない人間」ではないかと思われます。例えば酸素魚雷は「性能・スペック」という次元では当時の空気魚雷に勝っていましたし、10式戦車も新しい分90式戦車よりも優れた面もあるでしょう。しかしそこに「コスト」という次元を加えると、「生産及び整備コストに見合う活用が可能なのか」「他国がやっていない第三世代戦車を二種類持つ事の意味は何か」という事が出てきます。
子宮頸癌ワクチンは「有効か否かといった0か1かの判断で 有効(1)という事にされた」のではないかと推測しています。経済学では財を「生産財」と「消費財」に分けますが、例えば「個人事業主が自家用車で営業や仕入れや配達を行ったら、その自動車はどちらか」に対しては、「生産財が消費財かのどちらかにする」そうで。
そう言えば統合失調症に対するロボトミー手術はノーベル医学生理学賞を受賞している。当時は向精神薬が無く、精神疾患に対してはなす術が無く、かつ当初は改善しているように見えたのだろうけど。
22:09
エンリステッド
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一つハッキリしているのは接種した方が後に低リスクなんです。
まだ分からんと仰るが後にワクチンの接種率が低い我が国と接種した諸外国の癌の罹患率のデータが出るでしょう・・・いかなる数字が出ても受けてない我が国の責任です。
昔救急に運ばれた時
13:10
ブロガー(志望)
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昔眩暈で救急に運ばれた時、近くで「野良犬に噛まれたから、狂犬病のワクチンを打って欲しい。」という人に対して医師が「日本ではもう長い間狂犬病の報告は無い。狂犬病のワクチンはノーリスクではない。」と説明していました。その時自分は「少しでも頭を動かすと天井がグルグル回って嘔吐する」状態でしたが。それとは別に「日程の都合からか黄熱病のワクチンを体調が万全とはいかない状態で接種したら、その後発症してしまった」とも聞いた事も。
後「風邪の際の抗生物質の投与」もかつては「肺炎リスク」で行ってきたが、今では「耐性菌リスク」もあるので、かつて程には推奨されていないとも聞いています。