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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2011.09
24
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13:00
Category : ミリタリー
 露語/英語の兵器パンフみたいな奴で発見したのだがね。ソ連・ロシア開発による地表波OTHレーダなのだが、どうも使い勝手が悪そうなもの。

 OTHレーダとは、水平線から先まで見通すための超水平線レーダのこと。西側はOTHレーダに電離層反射を利用したため、短波を使うレーダだと考えられやすい。だが、ソ連・ロシアでは別に地表波を利用したレーダも開発した。長波が地面や海面に沿う性質を利用し、それで水平線の先まで探知しようというものである。

 地表波OTHレーダ"PODSLINUKH"だが、探知距離が微妙なのが特徴。見つけた資料だと、小型艦(1,000トン以上)で200km、大型艦(7,000トン以上)だと300kmとなっている。探知距離は水平線は超えているものの、極端に長いものではない。もちろん、通常型のレーダであれば、200km先にある水上目標を探知するのは容易ではない。レーダ高も富士山頂程度まで持ちあげなければならない。この点、"PODSLINUKH"レーダは有利かもしれない。

 しかし、敵艦隊が距離200kmまで接近されて、それでようやく気づくのでは遅くないか。昭和20年の日本でも、もう少し先まで航空哨戒していた。そこまで接近されて気づいたのでは困るだろう。しかも、艦種もわからない上に、距離はともかく、方位分解能も悪いから、進行方向も速力も直ぐにはわからない。哨戒機を沿岸沿いに飛ばしたほうが余程役に立つだろう。"PODSLINUKH"は哨戒機をバック・アップする立場かもしれないが、有効性はあまり高いものではない。

 この"PODSLINUKH"、 ネットでググルと http://www.idelf.ru/en/site.xp/057054048.html?print=1  が出てきた。今となってはEEZ200マイルを監視する用途で売り込もうとしているらしい。だがね、距離15-300km、方位100~120度だと、移動により広範囲を哨戒できる監視機や、実際に取り締りもできるOPVを派出したほうが確実である。
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No title

見た目はいいんですがねえww