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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2018.02
04
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Category : 未分類
 中文の雑誌記事を読んでたら自分の名前が出てきた。

 ここ10日間ほど積んどいた本や雑誌の類に眼を通している。11月頃から忙しくて入手しても眼を通してない分がある。それを消化しようと中年ボディに鞭を打っている。ファミレスや喫茶店で午後2時くらいから集中力が切れる、あるいは老眼で眼が駄目になるまで3-4時間、同様に夜8-9時から12時あるいは深夜2時まで同じように3-4時間をやっている。これを先週の木曜からの10日間に8日やった。

■ 楊震先生の記事で己の筆名を発見
 そこで楊震先生の記事を読んでいて発見。ちなみに楊震先生、余子道先生、楊天石先生の記事は探してどうにか入手して読んでいる。その『東北亜論壇』の「論中日海権矛盾中的南海問題」*1 がそれ。

此外,日本在南海问题上挑起事端还有一个目的:日本在东海大陆架问题和钓鱼岛问题上挑起海洋争端,由于中国综合国力增长迅速且展开了卓有成效的斗争,日本渐渐落入下风。为挽回颓势,日本开始在南海问题上向中国发难,挑唆菲律宾和越南等与中国有海洋权益争端的国家向其展开对抗,企图借此牵扯中国的精力与资源,并达到在国际社会上孤立中国的目的,从而减轻日本在东海方向的巨大压力。日本学者文谷数重据此认为,日本与其杞人忧天地担心南海航线,不如在某种程度上掀起南海波澜,促使中国进军海洋的方向从东海转向南海,日本应该重视这种消耗战。在南沙、西沙及台湾问题上安抚中国,口头上说些好听的话。另一方面,应该为越南、菲律宾及澳大利亚提供后盾。
楊震、蔡亮「論中日海権矛盾中的南海問題」『東北亜論壇』(吉林大学,2017.6)pp.3-14


 註を見ると『現代艦船』が己の記事を勝手に翻訳して乗っけてるみたいね。中国著作権法だと合法らしい。

 まあ、それなら己に『現代艦船』も発注してくれなんだがねえ。中国に抜かれ韓国に追いつかれた日本世論が焦っている様子なんかいくらでも書くし、焦った挙句の「安全保障のダイヤモンド」とか言い出すアレの話なんかも書けるもんだが。

■ 楊天石先生の積ん読は全部消化した
 ちなみに、今日読んだ記事でもう一つ面白かったのが楊天石先生の「日机大轟及其対蒋介石的”斬首行動”」*2 。2016年とやや古い記事を入手したものだが、日本海軍の爆撃を蒋介石抹殺の観点からまとめ直したもの。

 10年前に中国社会科学院が手書きで写しをとってきた蒋介石日記資料を利用した部分では「オレを殺すため60機で爆撃しやがった。警衛20人と人民400人が死傷した」がある。

 また大本営海軍部で金沢正夫少将の発言を拾っている。「四百余州に蒋介石が隠れる場所はない」といった豪語があってなかなか。これはあとで新聞で拾ってこようと考えている。ちなみに中文は「400余州」となっていた。「白髪3000丈」みたいな感じ。

 ちなみに中国への戦略爆撃についての小括でもある。6年間に渡る重慶爆撃による中国側死傷者数は16376人死亡、16453人負傷とある。日本だけが空襲被害者だというには無理があるということだ。またソ連軍による空軍援助に蒋介石は「旧式機ばかりではないか」と言い、太平洋戦争以降にあったフライングタイガースの他戦域転用には「ふざけるな」と激怒した件もある。

 ちなみに楊天石先生記事では「1937:中国軍隊対日作戦的第一年」も読んだが、最後の平型関の戦いへの高評価もなかなか興味深い。衛立煌指揮下に国共双方で日本軍と五分に渡り合った戦いとしている。背景には綏遠戦役への中国側高評価、国府、共産党、土豪が協力すれば日本とその傀儡軍と渡り合えるといった公的評価の影響も窺える。


*1 楊震、蔡亮「論中日海権矛盾中的南海問題」『東北亜論壇』(吉林大学,2017.6)pp.3-14
*2 楊天石「日机大轟及其対蒋介石的”斬首行動”」『世紀』(上海市文史研究館,2016.2)pp.61-67
*3 楊天石「1937:中国軍隊対日作戦的第一年」(青海省文学艺术界联合会,2015.6)pp.112-128
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No title

> まあ、それなら己に『現代艦船』も発注してくれなんだがねえ。中国に抜かれ韓国に追いつかれた日本世論が焦っている様子なんかいくらでも書くし、焦った挙句の「安全保障のダイヤモンド」とか言い出すアレの話なんかも書けるもんだが。

アレ総理が「国家機道漏洩だ~」と発狂して、文谷さんを国策逮捕させる、なんて旧ソ連のブラックジョークみたいなことが起きねば良いのですが(苦笑)

> ちなみに、今日読んだ記事でもう一つ面白かったのが楊天石先生の「日机大轟及其対蒋介石的”斬首行動”」*2 。2016年とやや古い記事を入手したものだが、日本海軍の爆撃を蒋介石抹殺の観点からまとめ直したもの。

最近、北朝鮮の金正恩政権を「斬首作戦」で打倒する云々の話が盛んになされていますが、日本軍もかつて敵国指導者相手に斬首作戦を仕掛けたことがあるわけですか(結果は失敗、挙句に多数の市民の犠牲を出して国際的非難を浴びるハメに)。

> またソ連軍による空軍援助に蒋介石は「旧式機ばかりではないか」と言い、太平洋戦争以降にあったフライングタイガースの他戦域転用には「ふざけるな」と激怒した件もある。

数年前に文谷さんがこのブログで書いてましたけど、戦闘機より潜水艦を供与して、民国海軍に日本軍のシーレーンを脅かさせる、ってプランは米ソともに念頭に無かったのかなあ。