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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2018.05
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Category : 未分類
 例の、はすみとしこの本の講演会を企んだ書泉が同人誌即売会をやろうとしている。

 その出品目録を見ると、ホントにこの本を売っていいのかといった本が挙げられている。以前に著作権処理が怪しいと指摘した帝國陸海軍史研究会の『本土決戦兵団 断部隊懐古録』だ。

 さらに帝國陸海軍史研究会への関連リンクから「出版書籍」の該当ページを見ると、ほぼ未処理であることが窺える。

 具体的には次のような記載部分がそれである。

本書は、元第五十三軍司令官専属副官だった山本明氏(元陸軍大尉)が、同軍の戦友会(軍司令部職員が主体)である「赤柴会」の会員に募って手記を集め、昭和46年9月に第一集、同47年3月に第二集、同47年5月に第三集、同47年10月に第四集、同52年4月に第五集をそれぞれ発行したものに、いくつかの記事を追加して平成10年に合冊・刊行したものです。

しかし、この貴重な資料の配布先はその性格上ほぼ「赤柴会」会員に限定されていたため、今現存が確認されているのは監修者(森下)が山本氏のご生前に委ねていただいた一冊だけであり、今後散逸・埋没する危惧があった。そこで、平成29年春再刊の『近衛師団司令部乃人々 正・続』に続き、誤字・脱字等を修正した上で再び世に送り出すことにしたものです。
http://jshian.jp/dan.html


特に、軍司令官だった赤柴元中将の回想記や、小野打元参謀長や主要参謀による対上陸作戦準備に関する記事や、厚木の第302海軍航空隊の反乱事件、隷下戦車部隊の決起未遂、また、鈴木首相邸襲撃事件で有名な佐々木大尉の横浜からの出発の経緯など、当事者による貴重な記事が多数収録されています。また、意外に目にすることが少ない元女子軍属の方々の微笑ましい手記も多数収録されています。
http://jshian.jp/dan.html



■ 著作権処理の未了が窺える

 経緯を見るだけでも売ってはいけない本であり、買ってはいけない本といった疑念が湧く。

 まず「会員向けの会報に載せる」といって集めた体験談記事を、そのまま「広く一般に売る」形となっている。

 しかも、それぞれの記事には著作者名が入っている。例えば写真(http://jshian.jp/dan_image2_700.jpg)だと「横浜事件(第二話)伊藤勇」と明らかに個人に著作権のあることまで明記している。

 そして各個人はこの形での商業出版を認めてない。経緯からしてもそれを明示して収集したとは思えない。会員向け会報に掲載する以外の許可を与えていない。

 さらに、いずれの著者も昭和47年には確実にご存命である。2018年は死後50年を経過した翌年ではない。

 つまりは著作権処理未了が強く疑われるのである。


■ 処理完了ならその旨を書かなければ疑われる

 権利関係ついて、書いてあるのは自称、監修者が「勝手に版権をやるよ」といった部分だけだ。

 まず、それだけでは駄目だ。各記事の著作権は監修者がもっているわけではないからだ。

 もし、権利処理をしたならそれを明記するべきだ。各著作者あるいは著作権相続者に許諾を取った旨を書くべきである。「許諾があった分について再録再販した」といった文言だ。あるいは文化庁の著作権裁定を経た旨の記載である。

 それがない以上、著作権処理未了は疑われても仕方はない。もちろん小規模出版のため著作権者がそれを見る可能性もなく、その上で文句をつけられる可能性はない。だからほとんど問題にはならない。だが、それは「免れて罪なし」でしかない。


■ 本屋がそれを知らないは許されない

 そんな本に販売の機会を与えるあたり、書泉はやはりどうかしている。少なくともプロとして目利きとは思えない。はすみとしこの講演会を開催するだけのことはある。

 はすみとしこ以降、書泉には一切入らず当然ながら本も買っていないが、それは正しい選択肢だったとの確信を深くしたものである。




 まー、それを見た同人の先達は知らないやつには教えてやらなければいけないのだけどね。
 でもメカミリの島は権利意識がメチャクチャでしかたがない。
 旧軍装備の写真はいい例だ。 写真の権利者は撮影者で、昭和44年以前に公表されていた写真以外は死後50年なんだが、それを知らないで「ヤフオクでアルバムを落としたオレが権利者だ」といいだす類が多い。しかも、それを海外雜誌が日本著作権法の許す範囲で正規に引用した場合でも「海賊版」とか言い出すのは、呆れるしかないものだ。
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