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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2018.07
24
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21:55
Category : 未分類
 お理工さんにとって科学とは自然科学でしかない。そもそも社会科学や人文科学の視点はない。そして自然科学サイドの意見は「科学的事実」であり、それが正解だと思いこんでいる。
 そこには発言者への批判的評価はない。原子力やHPVワクチンで金を貰っているような連中の意見でも専門家の意見だから科学的事実であると信じ込む。だからトンチンカンな主張となる。

 わこ‏ @wako3999さんの意見はだいたいそうだ。(自然)科学の専門家が安全だと言ったら安全なんだ、といった信仰的確信がある。「専門家の科学的見地」はマスコミの「記者の『不安を伝えたいという結論』によって軽視される」や「メディアの仕事は(自然)科学的事実に基づき「不安を払拭する」ことの筈だと強く思う。」はその発露である。

わこ(土曜/東シ37a)‏ @wako3999
興味深く読ませて頂いてます。福島を例に取りますが、記者さんの書きたい結論に沿った取材になるのは仕組みとして理解しつつも、取材を受けている筈の「放射線の専門家の科学的見地」が記者の「不安を伝えたいという結論」によって軽視される事が多発した事実は私の中で大きな不信感となっております
https://twitter.com/wako3999/status/1021668819914260481


わこ(土曜/東シ37a)‏ @wako3999
メディアの仕事は科学的事実に基づき「不安を払拭する」ことの筈だと強く思う。ワクチン報道もそう。「気持ちに寄り添う」のは社会面や福祉でやれ。「事実に寄り添う」を科学記事でしないのは怠慢であり馬鹿じゃないのと正直思っとります。いやほんと馬鹿じゃないの。思い出し怒り。
https://twitter.com/wako3999/status/1021670948594900995



■ フクシマまで「原子力は安全」と言ってたヤツラの太鼓判

 だが、そこには足りない部分が多い。提示したツィートに出てくる不安というキーワードと、それを否定するための安全にしても理解は単純にすぎる。

 評価をするためには詰めなければならない要素も大きい。安全とはなにか。専門家の判断は何を基準としているか。隠された危険性はないか。予防的な保安は必要ではないか。そのような問題である

 そもそも従来の経緯をすっ飛ばしている。原子力事故も薬害も、専門家が常に科学的に安全と太鼓判を推しながら実際には事故を引き起こした例は多いからだ。原子力屋や医薬品メーカーは安全神話を振りまきながらなにかあると無責任を決め込んでいた。

 かれらのいうことが信用できるか? ということだ。もちろんこれは反語表現である。


■ 批判的評価がないよね

 言い換えれば組織や発言者についての評価がない。これはあまりにも脳天気である。

 わこ(土曜/東シ37a)‏ @wako3999さんを始めとするお理工さんは科学者のいうことは全く疑わない。

 そこには批判的評価がない。批判的思考や史料批判といってもよい。「コイツが人前でいうことは全部真に受けていいのか?」といった疑問を持たないのは、相当にオヒトヨシである。

 わかり易い例でいえば、菊地真や野尻抱介の原子力記事を信じるのはマヌケということだ。彼らは原子力ヨイショで現実的利益を得ている。だから原子力への悪口は書かない。

 これは松浦晋也や大貫剛の航空宇宙記事も同じ。航空宇宙大好きで全肯定記事を求めるコドモ相手に記事を書いている。だから航空宇宙分野の取り組みは批判できない。どうみても事業化できないホリエモンロケットに将来があるようなことを言い出す。

 あるいはHPVワクチンはもっと露骨である。薬剤としての評価も許可も利益相反にあふれている。製薬会社から金もらっているヤツのいうことを全部真に受けて信じるのはマヌケでしかない。


■ ジョン・マドックス賞受賞ってモンドセレクションとどー違うのかね

 その上で、わこ@wako3999さんの主張を読むと味わい深い。
わこ(土曜/東シ37a)‏ @wako3999
メディアの仕事は科学的事実に基づき「不安を払拭する」ことの筈だと強く思う。ワクチン報道もそう。「気持ちに寄り添う」のは社会面や福祉でやれ。「事実に寄り添う」を科学記事でしないのは怠慢であり馬鹿じゃないのと正直思っとります。いやほんと馬鹿じゃないの。思い出し怒り。
https://twitter.com/wako3999/status/1021670948594900995


 まあ、メディアの仕事は「科学的事実」だけの意見に「社会的には受容できないよね」と否定するのもはいっていると強く思うね。ワクチン報道もそう。利益相反やメーカーの利益、費用対効果を明示するが仕事である。それを見ないで、薬剤メーカが金出して作ったジョン・マドックス賞受賞だから安全とかいい出すのは、モンドセレクションを信じるくらいに馬鹿じゃないのと正直思いますね。いやほんと馬鹿じゃないのと思い出し怒りをするくらいに。


 まー、ほかにも費用対効果の観点がないとかいっぱいあるけどね。社会の全ては自然科学じゃ決まらない。だが、世界が広くないのでその理解には到達しないのだろう。
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Comment

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ナチスも悪の秘密結社も科学大好き。

 「科学的」が好きな人達ってのは、他人を無知蒙昧の輩と批判したいだけなんじゃないかと思うわけだナ。

 他人を批判するのは自分の意志なんだが、自分がいってるのではなく「お偉い政府又は大企業のお墨付きの御用科学者(科学的幇間)」が言っているのだから反論すんなよ。 間違ってても、自分の責任じゃ無いんだよってなわけだ。

 政府又は大企業と対峙している科学者が、どれほど科学的に正しいコトを言っていても聞くことはないのがソレを証明している。

 水にも致死量があるし、酸素は猛毒で、この世に不安の種など履いて捨てるくらいはあるし、真面目に研究している科学者の話を聞けば「人類の明日は真っ暗」としかいえない。 日本については、戦争も災害も疾病もなくてもナニもしなくても勝手に滅ぶという予測が(少子高齢化により)あり、コレは科学の問題ではなく政治なので不自由米主党の皆様の顔を思い浮かべるだけで「だめだこりゃ!」という名台詞が画面いっぱいに映る。
 

No title

>原発に代わる巨大エネルギー源、「黒潮発電」が実用化へ

http://dot.asahi.com/aera/2018072500052.html?page=1

モノになるでしょうか?

>ロシアの新型ステルス・フリゲート艦、米海軍の沿海域戦闘艦よりも小型で重武装

http://www.businessinsider.jp/post-171703

あんな島国のフリゲートも、このくらい重武装化してほしいです(^_^)。

開発中止が正式に発表されました。

>防衛装備庁、装輪装甲車(改)の開発をキャンセル

http://jm2040.blogspot.com/2018/07/iwapc.html?m=1

※装輪装甲車(改)の開発事業について

http://www.mod.go.jp/atla/

コマツがダメとなると、必然的に三菱のアレが正式採用になるのでしょうかね。機動戦闘車と一緒に運用するには好都合でしょうけれど、個人的には海外メーカー製の車体も良さそうな気もしますが(ラ国生産なんかせずに、完成品を買う形で)。

お理工さんて、口を出すのは工学系か医学系という応用科学、出自もおおむねそうだし、下手すればプログラマーでしょ。

 お理工さんて、口を出すのは工学系か医学系という応用科学、出自もおおむねそうだし、下手すればプログラマーでしょ。
 自然科学と言えるのは理学系と言っていいわけで、人の都合・利害が絡み理屈よりも結果が肝心の工学・医学系の話なんて前提としてご都合主義と願望、ダマシが入り込むのは当然でしょう。
 連中が「科学」面すること自体気持ち悪い。そも科学するというのはご指摘の通り、その主張や手法、データ、結果に分け入り、時には意図やご都合、人脈にまで光を当てて明らかにすることでしょう。
 80年代にとある大学の夏季集中講座で放医研の方のお話を伺いましたが、開口一番「新聞の原発の放射線・能は安全という記事、広告は全て嘘ですから。あれはコマーシャルに過ぎません」。
”放射線による生物への害には閾値はなく、正比例する””原発から漏れる放射線・能は自然放射能よりもずっと少ないから安全というが、自然放射能・線レベルでも害がある上にそこにプラスして原発から漏れる放射線・能による害が上積みされるのである。””この上積み分は、公表データと計算式によりこれこの通りと算出できる””誰かが被害を受けることは確率統計的に明らかであるが、誰が被害を受けたかは特定できないし、ある個人の障害が原発から漏れる放射線・能による物だとしてもそれを証明することは不可能である。”ブラックボックスであるがゆえに、社会はその利害得失をきちんと論議評価できないし、推進側・会社側は責任を持たない。これは製作・事業の推進の仕方として非常に問題だ”と言ったことを理学部の講義における自然科学研究者としての作法で教えてくださいました。いわゆる「顕教」(「建前・公式見解」)に対する「密教」(本当のところ=科学的実相)を教わって、身が震えましたね。大学に行って勉強することには価値が大いにあると思いました。
 理学系のキクマコもこうした講義を受ける機会があり、受けていそうなもんなので、闇堕ちしたのは余程心に問題があるのでしょうねえ。
 ああそうそう、こういう講義も覚えています。
”一般に観測データが多いほど、真の値に近付くとみんな思っているが、もちろんそんなことはない。誤差はデータの数の立方根に逆比例する。ここに1本の大きな木が立っていてその高さを目測で測るとする。9億の中国人がこれを目測したとすると、その高さの誤差はマイクロメーターのオーダーとなる計算だが、むろんそんなことはない。”
 元の精度が荒っぽければ数が集まってもそれなりです。上の例なら、現実の精度はメートルからせいぜい10㎝単位でしょう。
 多数が賛成したとしてもどこまで最善策に近付いているかには限界がある訳ですな。
 まして、それぞれが持つ定規・マス・はかりが違ったり狂っているし、「結果を数える人間の問題」もあります。
 ここにこそ、カッコの付かない科学の出番があるのですけれど、椅子はあまりも少ないし、マイクの音は絞られ、音は歪められてしまっています。

No title

>陸自の余剰人員で災害救援隊、現実的なシナリオだ

http://globe.asahi.com/article/11707122

こんな過激な記事、誰が書いたのかと思いきや、北村さんでした。

KUさんへ

> こんな過激な記事、誰が書いたのかと思いきや、北村さんでした。

清谷氏が再三指摘してますが、陸自の有するヘリは機種問わず問題山積。北村氏の思惑通りにいくかなあー

「被災地に救援物資を運ぶぞ!」ってオスプレイ飛ばしたら、故障で墜落、あるいは強力なダウンウオッシュのせいで病人や医師、看護師が吹っ飛んで大ケガ、なんて二次被害は御免ですわ…

シビリアンコントロールの欠陥が生み出す「戦略なき武器調達」

https://globe.asahi.com/article/11679949

KUさん、同じ北村淳つながりでこちらの記事もどうぞ!読み応えありますよ。

…ってか、文谷氏や清谷氏の前々からの主張ともろ被りなんですけど(^^;)

被本塁打大王さんへ

そういえばPANZER最新号で竹内修さんが、「岐路に立つ 日の丸防衛産業」、なんて記事を書かれていますね。10式戦車のここ最近の年間調達数は1ケタだとか、コマツが軽装甲機動車向けに自社開発した新型エンジンへの交換を提案しているものの、価格面で財務省からダメ出しを喰らっているとか、装備庁は装輪装甲車(改)の換わりに三菱のMAVの採用を念頭に置いているとか、清谷さんや文谷さんのブログでも拝見したネタが満載でしたが。一方で、第二次安倍政権が進めている同盟国との装備の共通化という方針があるので、すんなりMAVが採用されるかは不透明な状況、ともあります。装備の共通化....。となると、装輪装甲車にはストライカー(記事中にシンガポールのテレックス2の写真が載っていましたが、あれも悪くないですねw)になるとか、小銃はHKのアレとかFANのアレとかになるとかとか。そうなれば予算も逼迫するだろうから、やはり、北村さんが主張されるとおり、ドラスティックに陸の人員を削減しなくちゃですかね(((^_^;)。ヘリもなあ...。UH-Xも価格が上がりまくっているようだし、攻撃ヘリ(計画名がNAXになったのでしたか) の先行きも不透明だし、陸自は、何をどうしたいのやら。

27DDG

艦名は「まや」だそうです。

http://ja.m.wikipedia.org/wiki/まや型護衛艦

下馬評どおり、SSR採用ですね。

>陸上イージスの運用費5000億円超、レーダーはロッキード製

http://jp.reuters.com/article/aegisashore-radar-idJPKBN1KK0CA

ミサイル込みで5000億円程度で済めば良いですけど..。





尖閣対応>災害救援

KU殿

>>陸自の余剰人員で災害救援隊、現実的なシナリオだ

現状でも大部分の国民は自衛隊は災害救援隊だと思っているのではないでしょうか?
国民の大部分は自衛隊を必要と思っていますが、自衛隊に力を入れてほしい任務の第一位は災害救援、第二位は民生支援(雪まつりの雪像制作等)で国土防衛は3番目だそうです。
ある評論家が講演で
  尖閣に外国軍が上陸して自衛隊の対応が必要になれば、
  その時に大災害が発生して国民の救援が必要になっても
  自衛隊は尖閣対応を優先する。
と述べたら、講演後に聴衆から
  だれも住んでいない小さな島の対応より国民の命を救うことを
  優先すべきではないか
と質問があったそうです。
後日、評論家が防衛大臣経験者にその話をしたところ、大臣経験者は唖然としたそうです。

Alberichさんへ

>>>尖閣>災害救援

私も、どちらかを優先してほしいかと聞かれれば、そら「誰もいない無人島を守ることより、災害派遣を優先してほしい」と思いますね。どのみち、米軍も無人島のことで動いてはくれないだろうし。もっとも自衛隊にしてみれば、そうした事態になれば当然、政治家からやいのやいの言われるでしょうし災派優先、とは言えないでしょうけど。


>コマツの新型“8輪装甲車”差戻し

http://japan-indepth.jp/?p=41293

やっぱり陸自の本命はMHI案なんですかねぇ...。で、採用したまでは良いものの、いつまで経っても必要な数は揃わず(そもそも陸自は、必要とする具体的な数を弾き出せるのか?という疑問もありますけど)、そうこうしているうちに価格だけが上がり、あんなキャタピラで走る大口径機関砲装備の装甲車みたいに、途中で調達打ち切りになるとか。




KUさんへ

> ミサイル込みで5000億円程度で済めば良いですけど..。

5千億円も投じるならば、地上固定型の対弾道ミサイル専任のイージスアショアを導入するより、他艦隊防空や海賊船追跡など他にも使い道があるイージス艦を追加購入した方がコスパが良い、海自の負担がアップすると言うのなら、陸自の予算や人員を割けばいいと私は思うのですが、素人考えですかね(^^;)