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Category : 未分類
かの唐沢俊一さんが太陽光発電や原発批判について言及している。台風15号で市原の水上メガソーラが火事を起こした件について次のように述べている。
■ 被害もないし電力供給にも影響はない
だが、太陽光推しあるいは原発批判派への勝利宣言は内容を伴っていない。この火事で太陽光は別段否定されない。また原発批判が否定されるわけでも原発が肯定されるわけでもないからだ。
まず、被害はない。一つの太陽光発電の一部の設備が燃えただけだ。たしかに事故は事故だ。だが敷地内にとどまる小規模事故でしかない。人間の死傷は伴わない。延焼により周囲に迷惑をかけたわけではない。放射能をばらまいて人が住めなくなるわけでもないし避難が強要されるわけでもない。
また、電力供給への影響もない。原発が止まって輪番停電のような事態がおきているわけでもない。作ったところがしばらく儲からなくなるだけである。
つまり事故としてもたいしたことではない。だから人の口の端にも上らないのである。
それを「『太陽光、太陽光』と唱えてうるさかった連中がいまピタリと口を閉ざしているんだわ。何とか言えやオラ。」(唐沢)というのは失当である。まずは自分の読者の性向に合わせた、先まわりした付和雷同である。
■ 千葉の停電地域で電力を供給しているのは太陽光
その上で言えば、唐沢さんが引用した各務原夕方さんの発言も実態とはかけ離れた主張になっている。
各務原さんは「わが国土に於いては太陽光発電は向いてないんだよ」と述べている。
では、なぜ日本で太陽光が普及しているのか? 新規住宅に必ず乗っかっているのか?発言はその事実と矛盾している。
また、電力供給で果たしている役割も無視している。
例えば、ここ10年の間に電力需給は太陽光で一気に改善した。2011年に逼迫していた電力は今では有り余るまでに至った。それは太陽光設備が普及した結果である。
災害にも強い。今、千葉の停電地域で電力を作っているのは太陽光である。発発や自動車電力とは比べ物にならない電力を供給している。自然災害が多い日本にも向いている発電設備であるということだ。
■ 旧態依然の読者から離れられない書き手
いずれにせよどちらの発言も迎合の発言である。太陽光を批判すれば読者は喜ぶ。その見通しにとってなされた発言である。
自分と読者の間ではそれが正解であり常識である。だから得として発言している。
だが、状況はすでに変化した。太陽光支持はすでに堅固である。原発不支持も大勢である。
そこで太陽光批判をしても時代遅れでしかない。唐沢さんと各務原さん。そしてその読者の旧態依然が明瞭になるだけの話でしかない。
まずは今更である。再エネは市場に受け入れられ投資盛んである。その再エネを批判してもまともな人は取り合わない。また、時代遅れの太陽光批判をしてもそれで原発バンザイの昔に戻れるわけでもない。
カラサワ@cxp02120
原発事故のとき私の周囲でおまじないみたいに「太陽光、太陽光」と唱えてうるさかった連中がいまピタリと口を閉ざしているんだわ。何とか言えやオラ。各務原 夕@魔眼蒐集猫車@nekoguruma
水上の太陽光パネルで火災 強風の影響か 千葉 市原 | NHKニュース https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190909/k10012071521000.html わが国土に於いては太陽光発電は向いてないんだよ。いい加減学習しろ
https://twitter.com/cxp02120/status/1171163935698907137
■ 被害もないし電力供給にも影響はない
だが、太陽光推しあるいは原発批判派への勝利宣言は内容を伴っていない。この火事で太陽光は別段否定されない。また原発批判が否定されるわけでも原発が肯定されるわけでもないからだ。
まず、被害はない。一つの太陽光発電の一部の設備が燃えただけだ。たしかに事故は事故だ。だが敷地内にとどまる小規模事故でしかない。人間の死傷は伴わない。延焼により周囲に迷惑をかけたわけではない。放射能をばらまいて人が住めなくなるわけでもないし避難が強要されるわけでもない。
また、電力供給への影響もない。原発が止まって輪番停電のような事態がおきているわけでもない。作ったところがしばらく儲からなくなるだけである。
つまり事故としてもたいしたことではない。だから人の口の端にも上らないのである。
それを「『太陽光、太陽光』と唱えてうるさかった連中がいまピタリと口を閉ざしているんだわ。何とか言えやオラ。」(唐沢)というのは失当である。まずは自分の読者の性向に合わせた、先まわりした付和雷同である。
■ 千葉の停電地域で電力を供給しているのは太陽光
その上で言えば、唐沢さんが引用した各務原夕方さんの発言も実態とはかけ離れた主張になっている。
各務原さんは「わが国土に於いては太陽光発電は向いてないんだよ」と述べている。
では、なぜ日本で太陽光が普及しているのか? 新規住宅に必ず乗っかっているのか?発言はその事実と矛盾している。
また、電力供給で果たしている役割も無視している。
例えば、ここ10年の間に電力需給は太陽光で一気に改善した。2011年に逼迫していた電力は今では有り余るまでに至った。それは太陽光設備が普及した結果である。
災害にも強い。今、千葉の停電地域で電力を作っているのは太陽光である。発発や自動車電力とは比べ物にならない電力を供給している。自然災害が多い日本にも向いている発電設備であるということだ。
■ 旧態依然の読者から離れられない書き手
いずれにせよどちらの発言も迎合の発言である。太陽光を批判すれば読者は喜ぶ。その見通しにとってなされた発言である。
自分と読者の間ではそれが正解であり常識である。だから得として発言している。
だが、状況はすでに変化した。太陽光支持はすでに堅固である。原発不支持も大勢である。
そこで太陽光批判をしても時代遅れでしかない。唐沢さんと各務原さん。そしてその読者の旧態依然が明瞭になるだけの話でしかない。
まずは今更である。再エネは市場に受け入れられ投資盛んである。その再エネを批判してもまともな人は取り合わない。また、時代遅れの太陽光批判をしてもそれで原発バンザイの昔に戻れるわけでもない。
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No title
11:23
やれやれ
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No title
13:03
KU
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>自衛隊員は基地で使うトイレットペーパーを自腹で買う 理不尽すぎる自衛隊の環境
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/17064741/
とうとう、書籍化してしまいますたorz。こんなトンデモ本をヨイショしちゃう新潮も何だか...。
19:15
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もはや原発は不経済で他の発電とコスト競争できないという現実が見えてないのでしょう
No title
00:18
岩見浩造
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台風15号による大停電は安倍政治のせいだろ
http://iwamin12.cocolog-nifty.com/blog/2019/09/post-a9684e.html
投資抑制については日経にも書いてあることに後で気づいたので、別に新規性はないですが、元情報を記載しています。
No title
12:20
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独立電源(自家用)を除いてはあまり筋が良いとは言えないと思いますよ。
砂漠や荒野にバカひろい太陽光パネルないし太陽光熱発電を置くような用途でもない。
「投資」が進んだのも、当時(kwhあたり)48円だとかいうめちゃくちゃな価格で強制買取ができるからです。
高い高いといわれる日本の電気料金でも22~27円程度だったわけで、電力会社の倍の値段で買い取ってくれる。それも何十年もこの価格が保証されるという、(まあ事故や経年劣化の事を考えなければ)オイシイ商売(に見える)わけで
動見ても経済原則を無視した法律があれば
それで経済はゆがむよね、という話でしかありません
2018年度の負担は3兆円を超えて最早マクロ経済でも馬鹿にならない金額になりつつあります。
来年からは制度以前の太陽光発電が対象外になりますが、それでも総額は減らず、増えるのが抑制される程度です
結果的にしわ寄せを追うのは一般消費者と、特に電力を消費する産業でしょうか。製造業の海外流出も加速しますし、その中には太陽光発電関係メーカーまであるという笑えない事態
それこそ明らかに人口が減ってる田舎にマンション立てましょうと営業が来るみたいに、ちょっと土地持ってりゃその手の営業がガンガン来たし今でもかなり来る。
当人が儲かるならそれはいいにしても
土地を持った金持ちが儲かり
そうでないものは強制的に電気代が高くなるっておかしいじゃないかと。
自然エネルギーにしても、大型洋上風力や地熱でしょうか。前者は大規模化によるスケールメリットが通用しますし、後者はすでに技術が確立されている上に安定性もある。
前者は漁協が、後者は温泉事業者の理解があればという但し書き付ですが。
>やれやれさん
上記にもあるように自家用では全く反対しません
しいて言えば最低限の電気の知識がないと感電が危ないとか火災時にリスクが増えるとかくらいですかね。
これは災害などでの停電に強いこと、
自家発電だと燃料の保管などは素人には危険あるかもって考えるとどっちをとるか
Re: No title
12:56
文谷数重
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日本でも結構土地は余っている。耕作放棄地や堤塘地もそうですが荒蕪地や地方の河川敷や使う当てもない山野もあるわけです。
再エネははそこに放置するだけで金を生むわけです。KW単価が落ちても3パーセントの利益率でも出れば
投資効率はよく経済性は確保されます。なんせ金利はほぼゼロなんですから
そして太陽光は日本には一番向く。水力や地熱と違って場所を選ばない。風力と比較して面積あたりの発電効率は一桁大きい。その上、猛禽類ほかへの影響もないわけですから。
むしろ単価おちても残りますよ。石炭やLNGには燃料代がかかる。また二酸化炭素排出が問題になるわけですから。KWHあたり10円でも太陽光は続くでしょう。
なによりも災害や経済変動に強い。壊れてもそのユニットのみ、あるいはそのソーラ設備のみの脱落で済む。化石燃料価格の変動もランニングコストに影響しないわけです。
> fitを考えれば、未だに日本の太陽光は
> 独立電源(自家用)を除いてはあまり筋が良いとは言えないと思いますよ。
> 砂漠や荒野にバカひろい太陽光パネルないし太陽光熱発電を置くような用途でもない。
>
> 「投資」が進んだのも、当時(kwhあたり)48円だとかいうめちゃくちゃな価格で強制買取ができるからです。
>
> 高い高いといわれる日本の電気料金でも22~27円程度だったわけで、電力会社の倍の値段で買い取ってくれる。それも何十年もこの価格が保証されるという、(まあ事故や経年劣化の事を考えなければ)オイシイ商売(に見える)わけで
>
> 動見ても経済原則を無視した法律があれば
> それで経済はゆがむよね、という話でしかありません
> 2018年度の負担は3兆円を超えて最早マクロ経済でも馬鹿にならない金額になりつつあります。
> 来年からは制度以前の太陽光発電が対象外になりますが、それでも総額は減らず、増えるのが抑制される程度です
>
> 結果的にしわ寄せを追うのは一般消費者と、特に電力を消費する産業でしょうか。製造業の海外流出も加速しますし、その中には太陽光発電関係メーカーまであるという笑えない事態
>
> それこそ明らかに人口が減ってる田舎にマンション立てましょうと営業が来るみたいに、ちょっと土地持ってりゃその手の営業がガンガン来たし今でもかなり来る。
>
> 当人が儲かるならそれはいいにしても
> 土地を持った金持ちが儲かり
> そうでないものは強制的に電気代が高くなるっておかしいじゃないかと。
>
> 自然エネルギーにしても、大型洋上風力や地熱でしょうか。前者は大規模化によるスケールメリットが通用しますし、後者はすでに技術が確立されている上に安定性もある。
>
> 前者は漁協が、後者は温泉事業者の理解があればという但し書き付ですが。
> >やれやれさん
> 上記にもあるように自家用では全く反対しません
> しいて言えば最低限の電気の知識がないと感電が危ないとか火災時にリスクが増えるとかくらいですかね。
>
> これは災害などでの停電に強いこと、
> 自家発電だと燃料の保管などは素人には危険あるかもって考えるとどっちをとるか
No title
14:15
やれやれ
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「日本でも結構土地は余っている。耕作放棄地や堤塘地もそうですが荒蕪地や地方の河川敷や使う当てもない山野もあるわけです。」
東日本大震災以降急速に増えましたよね。
こんな猫の額みたいな所にも太陽光発電所が!って感じで。休耕田にしろ耕作放棄地にしろもったいないなと思う反面、誰も使わない(或いは貸さない)んだから仕方ない。まだ太陽光パネルがある方が雑草よりマシですよね。農村部や過疎地など地域ごとの小型の太陽光発電だけでもやっていけそうな気がするんですけどね。
それと今回の台風被害で太陽光発電パネルのある家なのに夜間電気が使えない事が話題になっていました。専用のバッテリーがあって充電されているはずなのに。なんとバッテリーへの切り替え方法が分からないとか...日中は電気が使えて夜は小型のLEDランタンとか...なんともはや。売電だけでなく時々でも自己消費すれば良かったのに。
18:20
BA
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実際、日照条件がはるかに悪いドイツで7円/kWhに到達している。
https://t.co/gD5LmEpqvU
今後はとにかく卒FITで単価を下げて、事業者(売電、施工とも)を淘汰して行く流れでしょう。
18:40
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とっくに過去の人ですよ。
Re: タイトルなし
19:04
文谷数重
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なんでなんですかねえ。
あと潮健児さんの自伝だと思っていたら著作権者が唐沢さんなのが不思議だなあと思いましたです。
もっとそれ以前に実際のお話聞くとアレってこともありました
ラジオの唐沢俊一のポケット聞いていてもアレってこともありましたし
> カラサワさんって、もう若者世代のオタクに知名度ないですよね。
> とっくに過去の人ですよ。
No title
20:40
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本人もその辺は自覚しているのか、一般向け週刊誌での活動に軸足を移すようになったということなのでしょう。
No title
23:59
岩見浩造
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まぁ、何か患っていた可能性もあるし、あんまり野暮な詮索はしませんがね。キクマコや松浦さんみたいに日々ハッスルなら別ですが。
No title
18:45
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公共の地はともかく、
使う当てもないけど、使ったらまずい土地じゃないですかね?禿山にしてパネルを敷くのはまずい
景観云々もあるけど基本的に木を切れば保水力は落ちる
理想はちゃんと手入れされた森林なんでしょうけど、放置された森林でも禿山よりは保水力はあります。
耕作放棄地と言えども農地は農地で、転用するにはそれなりの手続きが必要になりますし
>BAさん
むしろ固定買取で、価格が下がったとしても
メーカーや中間の施工業者が「高値で売れるからこれくらいの値段でも採算が合うだろう」と自分たちのもうけするので値段が下がらないという面があります
ドイツは廃止したのはその通りで
ドイツに見習って作ったはずなのにそうなってしまっている。
しかも、家庭向け(つまり庶民が自分の金でできる程度のもの)は事実上10年間で、制度ができてからもう10年近く立つので、最初の高い値段はもうそろそろ終焉を迎えますが、事業者向けは20年もあるのであと10年以上はこのままなのです。
No title
18:38
そおど
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是非とも伺ってみたいですねえ
猛然と関電擁護に走っているのでしょうかねえ
No title
00:02
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https://twitter.com/kikumaco/status/1179615714375655424
No title
00:06
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送りつけ商法の被害者という無茶苦茶な擁護もありますな。