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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2019.11
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10:05
Category : 未分類
 産経の松下ヨイショ記事なのだけれども。書いたやつは仕組みを一切考えない。

 内容はまずは広告記事に近い短報である。松下が自社工場にもうアレになりつつある水素フォークの給気施設を作るといったもの。「パナソニック、水素製造装置を発売へ 草津市に水素ステーション」『産経ニュース』(2019.11.18)https://www.sankei.com/west/news/191118/wst1911180035-n1.html

 その中にあるんだが、天然ガス改質で出てくる二酸化炭素を「微量」と書いている。

パナソニックが開発中の水素製造装置は[略]天然ガスや都市ガスを原料に水素をつくる。改質の際には微量の二酸化炭素(CO2)が発生するが、大気に放出させないような仕組みを検討している。


 メタンから水素作れば半分は二酸化炭素になる。CH4なんだから水素分子2モルと二酸化炭素1モルになる。炭素を二酸化炭素以外にするのは経済的には無理だからそうなる。

 2立米の水素製造に伴い発生する1立米の二酸化炭素って微量かね?


■ 説明と理屈の辻褄が合わないことに気づかない。

 おそらくは口頭説明が不正確でありしかも理解しないで記事を書いたせいだろう。


・ 松下はたぶん説明している

 松下は馬力h・kwhあたりの二酸化炭素排出量を出して「極めて微量」といったのだろう。

 例えば「フォークリフトの仕事量ベースで二酸化炭素を出さない」と説明したものだ。ガソリンのフォークリフトを運転するときの合算した二酸化炭素排出量を出す。熱効率やらアイドリング時間、ガソリンの熱量あたりの二酸化炭素排出量を全部ひっくるめた数字だ。

 それと天然ガス-水素燃料電池での同条件KWhあたりの二酸化炭素排出量を比べた。

 それを称して「二酸化炭素は微量」が松下の説明のはずだ。実際に仕事をさせる。そのときの仕事量、Kwhあたりで内燃機関と比較すると微量という意味である。


・ 産経はそれを理解できなかった

 だが、産経はそこまでは理解しない。あるいは説明を端折ってしか聞いていない。だから天然ガス改質にともなう二酸化炭素排出そのものが「微量」と書いたのだろう。

 そしてそれをそのまま発表した。新聞社なら多少は理屈がわかっている奴がチェックするものだ。わからなければわかってそうなやつに聞く。だが産経はこの記事ではそれのような確認ができなかった。だからそのまま記事になったのだろう。

 まあ、政権擁護と歴史戦だけやっていればいいとおもってるんだろうね。あとはどうでもいいんだろう。早く潰れないものか。
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Comment

非公開コメント

No title

先日、滑川市立図書館に行ったら、3月で市内の販売店が撤退したとかで
新聞の閲覧資料から産経が落とされていました。



No title

リストラも進んでフジテレビへの身売りを打診、内容もお理工にすら小馬鹿にされる水準。

最後の虎の子、裁判傍聴記も何時まで持つのやら。

悪貨として駆逐された好例になることを期待。他社も酷いの一杯いるとは思いますがね。

No title

あくまでも以下憶測なんですけど。

ゼロ年代以前、ネット普及以前は産経の取材力が他の全国紙に比べ弱いとはいえども、大学の学生で例えて言うなら少なくとも自分で調べてレポート書いたみたいな感じはあったように思うんですよね。優秀とはいえなくてもネットのコピペで済ますほどでもなくて本人なりに頭使って書いたんだろうなみたいな。それがゼロ年代に入って、MSNとの提携もあってネット界隈では相対的にその愛国的論調がウケることが多いと知ると、そっちのがウケるから結論ありきで記事を書き飛ばす、ソースも問題の視点もネット(のアレな層)に便乗して紙面書くにも頭を使わなくなるという傾向が強まっているように思います。易きに流れたのが長期的に見れば報道機関としての存在意義を大きく損なわせたのではと。

Re: No title

中身は90年代後半から駄目になった感じしますね
そして事実関係レベルの内容はゼロ年代にアレになった感じ

07年ころのコラムに中国の情報統制の話のときに「中国の正史はすべて官製なのだ」とあって
「官製じゃなきゃ正史にならないだろ」と小馬鹿にした記憶がありますねえ

> あくまでも以下憶測なんですけど。
>
> ゼロ年代以前、ネット普及以前は産経の取材力が他の全国紙に比べ弱いとはいえども、大学の学生で例えて言うなら少なくとも自分で調べてレポート書いたみたいな感じはあったように思うんですよね。優秀とはいえなくてもネットのコピペで済ますほどでもなくて本人なりに頭使って書いたんだろうなみたいな。それがゼロ年代に入って、MSNとの提携もあってネット界隈では相対的にその愛国的論調がウケることが多いと知ると、そっちのがウケるから結論ありきで記事を書き飛ばす、ソースも問題の視点もネット(のアレな層)に便乗して紙面書くにも頭を使わなくなるという傾向が強まっているように思います。易きに流れたのが長期的に見れば報道機関としての存在意義を大きく損なわせたのではと。

No title

ついにアレなお理工さんでも東大の"特任"准教授になれる時代になったんですね

『東大最年少准教授』大澤昇平氏「金子勇のWinny開発には中国共産党が関与」
https://togetter.com/li/1432745

No title

産経駄目になった
ほんま駄目になった

別の会社ですが、元記者です。
2000年代初頭、産経は優秀な人(思想云々ではなくて記者をやりたいからどこでも入れれば良かった人)は何年かで朝日とかに行っちゃう例が多かったですね。
ネットだと産経→朝日なんて信じられないとか言われるのでしょうが、現場の(できる)記者は思想じゃなくて出来事を追っかけたい人なので条件が良いところにどうしても流れてました。
何しろ産経って地方だと県内全域を数人でカバーしてるとか平気でありましたし…取材が追いつかないのでなかなかハードそうでした。たぶん今はその頃より人が減ってるのでもっとキツいと思います。

Re: タイトルなし

産経から朝日って結構聞きますね。各種の条件良ければそっちに移るでしょう。政治みたいな論調にあわせる関係の関係だと産経は自由度低そうですし
逆方向はほとんど聞きませんね。例外的に有名な人は思想で毎日から産経に移った感じですが。

そいや、ゼミに産経希望の子がいて、日経にも受かってみんなで「日経にいけ」と翻意させたことありました



> 別の会社ですが、元記者です。
> 2000年代初頭、産経は優秀な人(思想云々ではなくて記者をやりたいからどこでも入れれば良かった人)は何年かで朝日とかに行っちゃう例が多かったですね。
> ネットだと産経→朝日なんて信じられないとか言われるのでしょうが、現場の(できる)記者は思想じゃなくて出来事を追っかけたい人なので条件が良いところにどうしても流れてました。
> 何しろ産経って地方だと県内全域を数人でカバーしてるとか平気でありましたし…取材が追いつかないのでなかなかハードそうでした。たぶん今はその頃より人が減ってるのでもっとキツいと思います。

上の元記者です。

産経はもともと給料安かったですが、90年代末〜00年代初頭は記者やりたい奴には「入口」としては悪くなかったんです。人が少ないので新人もガンガン書かされるし、できる奴は若いうちから1面張ったりもできてました。その実績持ってヨソに移る…という感じでした。

が、次第にホントに人減ったようで、週末の埋め草的なイベントもの記事なんかは冒頭の写真だけ撮って速攻で次の取材へ、内容は後で電話で聞く…みたいな状態になってました。今回のも地方支局担当の発表モノだし、そんな感じで書いてるんじゃないですかね。

モル

出遅れですみません。
molなんて単位(用語)、文系が大多数だろう新聞記者に理解可能なものとも思われない。文系理系の断絶の典型。

Re: モル

 高校で化学は必修だから概念くらいは覚えていると思いますよ。「標準的条件の気体22.4リットルで分子量がグラムになる」程度で「球の体積は円柱の2/3になる」程度の丸覚え内容ですから。さすがに文系でも覚えているでしょう。

 まあ「なんで2/3になるかは球の断面積の円の半径の変化のアレで高校で式でやったことはあるけど今はそれは書けない」みたいなアレでしょうけど。この間、人の家の倅に言われてそうとしか説明できなかった。たぶんX^2+Y^2=1が入っているのだろうなあとはおもったけど


> 出遅れですみません。
> molなんて単位(用語)、文系が大多数だろう新聞記者に理解可能なものとも思われない。文系理系の断絶の典型。

愚民啓蒙主義

お邪魔します。
 本来マスコミは「事実等だけを伝え、その判断は受け手に委ねる」はずのものです。例えば昨今の日韓関係でも「早急に修復すべき」も「韓国との絶縁上等」もその人の価値観です。しかし日本のマスコミは「無知蒙昧な愚民どもを、選良である自分達が啓蒙しなければならない。」とでも考えているのではないかと思われます。更に言えば専門的な知識や専門家の意見も「所詮専門バカ、井の中の蛙」で重視しません。「愚民どもが時の軍や政府の煽りを真に受けたせいであの戦争になった。だから自分達選良が愚民どもを啓蒙しなければならない。」とでも考えているのが朝日で、「愚民どもが朝日の煽りを真に受けないように、自分達選良が啓蒙しなければならない。」とでも考えているのが産経ではないかと。
 今回の記事も「愚民どもに地球温暖化云々を言っても『そんなもの俺達の日常生活には関係無い』としか思わない。だから自分達選良が"正しい方向"に引っ張っていかなければいけない。」とでも考えているのではないかと思われます。