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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2020.05
01
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11:27
Category : 未分類
 ホリエモンがホリエモンロケット打ち上げ中止に怒ったという。情勢下において大樹町から打ち上げ中止を求められた。それに対して町民やめると怒ったとする話である。


■ 町への圧力

 一つは町への圧力のつもりなのだろう。

 ホリエモンは「なにもない町にロケット打ち上げ観光を持ってきてやった」という強みがあると考えている。

 その点で影響力行使を図ったものだ。俺が怒れば町の態度は変わる。あるいは世論の風向きも変わると考えた。その結果「怒った、町民やめる」と発言したように見える。


■ ロケット以外の投資魅力はない

 ただ、おそらくはそれだけではない。ホリエモンには唯一の広告塔を失う焦燥感もあるはずだ。

 ホリエモンの投資魅力はホリエモンロケットしかない。ホリエモンが実業家として振る舞い投資家を誘引できる要素はそれだけだ。

 実際にホリエモンは投資を集める商売しかできていない。ホリエモンは実事業を廻していない。生産・サービスにより莫大な利益を挙げるような商売をやっていない。やっているのは将来性があるっぽい商売を立ち上げて投資を募ることだけだ。

 そのホリエモンロケットの魅力もさほどではない。宇宙バカを除いて世間の大半は打ち上げ花火としてしか扱われていない。なにせロケットに広告を入れる以外に収益の姿が全く見えない。だから投資家はまともに取り合っていない。将来性はないと見ている。

 「町民やめる」の背後にはそれ故の焦燥感もあるのだろう。


■ 資金もどんなもんだか

 さらに言えば資金も厳しくなりつつあるのではないか?

 ホリエモンの自己演出には金が掛かる。実業家として見られるため。あるいは自己顕示欲から世間の耳目を浴びる人気者であり続けるためにはデカイことをし続ける必要性がある。当然金が掛かる。

 しかし、それをしても今は金はさほどは入らない。ロケットはデッカイことではある。ただその支出を超える収入をもたらしているわけではない。

 つまり金の垂れ流しである。

 そしてライブドア事件から10年立つ。その点で焦燥感には「ホリエモン資金もどうであるかの影響もあるのではないか」との疑問も立つのである。


■ タイムリミット

 ホリエモンロケットの限界はこの投資誘引効果と資金面問題で決まる。

 時間が立てば立つほどホリエモンロケットの魅力は減じる。

 今でもドンドン魅力が減じている。最初の発射は世間の耳目を惹いた。だが今では以前ほどではない。今後はさらに魅力は低減する。打ち上げ失敗が挟まればさらにそうなる。
 短期に商業化できる見込みもない。なによりも打ち上げ間隔がこのペースである。仮に打ち上げに連続成功しても商業化はいつになるかわからない。

 その間に先行する米国・中国の同サイズロケットに抑え込まれることになる。商業展開を進めスケールメリットで低コストを実現すれば市場を固めればホリエモンロケットは意味を失う。

 いずれはホリエモンロケットは投資誘引事業としての魅力を失うのである。

 同様に時間が過ぎれば過ぎるほどH資金も減少する。

 ホリエモンがホリエモンでありつづけるためには派手な金遣いが必要となる。皮切り医者が耳目を引くためには金をバラまかねばならないことと同じだ。

 だがホリエモンには利益を生む事業を持っていない。病院のようにそれを支える収入がない。

 だからH資金の切り崩しとなる。

 その切り崩しがある程度に達するとロケットはやめることとなる。以降に同様の投資誘引事業ができなくなるためだ。つまりその時には別事業の投資誘引事業を始めるためにロケットは畳むことととなるのである。
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Comment

非公開コメント

そもそもの話

打ち上げ場所が日本国内限定であるのなら、沖縄県、あるいは東京都内でも硫黄島を確保するのが、技術力以前の必須事項だと思われ。
北海道でって、わざわざハードルを高くしてどうする。

No title

>北海道でって、わざわざハードルを高くしてどうする。

ここのコメント欄にドヤ顔で書いていたお理工さんがいたけど、これは「北海道での打ち上げ」が「わざわざハードルを高くしている」ことが「理解できない」程度の奴を相手にした、投資誘引事業だから。
逆に、沖縄県、あるいは東京都内でも硫黄島を確保しないところに、堀江が「どの程度のやる気」がうかがえる。
それが分からずクラファンで出資する奴って、よっぽど夢見がちだと思うよ。
こんなロケットに金出すぐらいなら「ドーナツくるくる♪スターロケット」買った方がプレイバリューがあって楽しいし、宇宙を夢見て「憧れの私、描くよ」だったら「スターカラーペンダント」を買うべきだよ。
「ヒーリングっど」が始まったから、定価よりかなり安く買えると思うよ。

No title

楽観論と面子と見栄をくすぐってハゲタカの餌にして無一文にするのが最適解でしょう。彼とその支持者は。疫病の予防にもつながる。

No title

関わっている人から話を聞いた感じでは、極軌道をメインに考えているようだし、ロケット自体のコスパも悪くはなさそうです。
ただ、ホリエモン自身がイーロン・マスクと違って事業を持ってないのが致命的で、結果花火を打ち上げて投資を募る必要があるうえ、事業化もどこまで本気なのか。
結局ライブドアの時も事業化はできず、株取引で利益を出していただけでしたし。

No title

先日NHKが芸人を使って、気持ち悪いヨイショ番組やってたのが気になりました。この事業の成否はどうでもいいんですが、国威発揚のために税金を投入しよう!!だのそういう動きになりそうで、とても嫌な予感がします。

No title

今、映像の世紀の再放送で思い出しましたが、そもそも1930年代にフォンブラウンがやった方法が打ち上げを公開して見物料を取るというものでした。

彼は80年遅れなんですよ。東大ペンシルやライトスタッフの時代ですらない。

花火は見物するもの

自分で飛ばそうとは思いませんね。
夢も希望もなくてすいませんが、事業として考えるとどうすれば黒字化するのか想像もつきません。
まあホリエモンはyahooニュースにも頭の悪いコメント(炎上商法?)しているし何故北海道なのかも疑問。頭の悪い投資家を募るイベントって発想はありませんでした。
人を集めるイベントとしてはいい場所なのかも知れませんが、観光資源になるレベルかな?月イチで打ち上げるならまだしも種子島か内之浦でJAXAの打ち上げ見たほうが個人的にはいいかな。時間があったら一回見てみたい。

個人的にはホリエモンロケット自体その程度のものなので投資は当然しないし、成功しても失敗しても花火が面白ければそれで良し。
江戸川花火大会と一緒で見に行くより
VTRを見ながらたまや~でいいですよ。
それでホリエモンが玉と砕け散っても惜しくありません。

結局あれは「育成ゲーム」なのでは

お邪魔します。
 結局あれは「前回はこれだけしか飛べなかったロケットが、今回はそれ以上に飛べた事を楽しむ一種の育成ゲーム」なのではないかと思ったりもします。投資も実は投資ではなく「ゲームの課金」なのかも知れません。俯瞰的に見れば冷戦下の米ソの競争である意味歪められた(地道なコストダウンや信頼性向上の前に、後が続かないやり方で人間を月に送り込んだ等)宇宙開発の後遺症の一つだったりして。

結局また失敗してるんじゃないの?というお話。

花火だと思って見物したらとか成長ゲームとして見守ったらとか各種御提案はございましたがこうも打ち上がらん様では何をかいわんや、ですわ。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020061400098&g=soc

Re:結局また失敗してるんじゃないの?というお話。

葛根湯さん、
税金が投入されているわけでもないし、次のロケットも作っているそうだし、いずれ技術が成熟してくれば100km位はいつでも成功するようになるのでは?
面白い花火が見られるよう生暖かく見守りましょう。