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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

→ サークルMS「隅田金属」
→ 新刊・既刊等はこちら

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2020.06
23
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23:48
Category : 未分類
 ジャパン・インデプスで「イージス・アショア整備の矛盾」がアップされました。
・ https://japan-indepth.jp/?p=52545
・ https://news.yahoo.co.jp/articles/0c1f02537e4c3699027f8308c9d61fcf88887ed2?page=1
 よろしければ御覧ください。

 あとねえ、積んどいた『抗日戦争研究』読んでいてざっと訳せば「日本軍の犬を殺せ、華北抗日根拠地打狗運動」って題名っぽい記事を発見した。*

 「こりゃすげえや」と読んでいるとどうもおかしい。「日本人の犬を殺せ」はでてくるんだけど、中国人協力者やスパイの姿が全然出てこない。

 そして読んでると「犬は抗日ゲリラの活動の妨げとなる」から「だから飼い主の責任で犬の処分を」「毛皮と肉は」みたいな話になっていた。

 要は警備犬とか民家の番犬を殺せという話だったと。騙されたと思ったけど、題名は確かに日本人の犬を殺せで別段問題はないと。

 まあそういうこともあるなあと。

* 宋弘「”滅敵人耳目”:中共華北抗日根拠地的打狗運動」『抗日戦争研究』(2020、中国社会科学院)pp.57-66,
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Comment

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官邸の意向であるが故に

お邪魔します。
 イージスアショアは「官邸の意向」であるが故に「もし迎撃等で失敗でもすれば官邸の顔に泥を塗る事になる」とでも考えたのではないかと思われます。たとえ官邸側が「これは政治案件」と思っていても、そう伝えていたとしても、受け取る方はそれをその言葉通りに受け取れないのではないかと。「責任などというものは"下"が取るもの」という日本型マネジメントは「"上"は神輿として担がれるのに徹する」事が前提であり、「"上"がその言葉通りに動かす」のには向いていないのではないかとも思ったりもします。
 またミサイル防衛の現状は「未だ発展途上」であり、もしかしたらその未来は現在の延長線上には無いかも知れません。「地上部隊や艦隊等を中短距離弾道ミサイルから守る」のではなく(ICBM迎撃含む)本土防空とかをやろうとすれば、レーザーとか粒子ビームとかレールガンとまでは言わなくても、SDIで考えられた「ブリリアントべブルズ(上昇する弾道ミサイルに体当たりする小型衛星)」ぐらいを使わないと有効になり得ないのではないかと。

No title

>イージス・アショア配備計画を断念、代替地は困難ー河野防衛相

http://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-06-25/QCDGJ5DWX2Q101

この勢いで、グローバルホークやらオスプレイの配備も断念してほしいですけど。

イージス記事のタイトルに「矛盾」と付けたくなるよね

yahooの方、今回の記事への反応はなかなか面白いですね。
いつものアツい皆さんの意見は見られず、と言うか寄り付かず、記事がほぼ受け入れられているのが、この計画の筋の悪さを物語っていると思います。
あと防衛相が断念と明言されたとの事で、計画停止であって終わったわけじゃない、と頑張ってたミリの人達の信心届かずと。

魯迅の「フェアプレイは時期尚早のこと」を意識した話だと思ったのに

 中国の革命派で「犬を打て」と言えば、魯迅の「フェアプレイは時期尚早であること」が脳裏に浮かぶので、それを意識した論文かと期待しましたが、まんまなんですね。彼の地の方は古典の引用とか古典を知っていることを前提にした論の進め方を愛しているそうなのでちょっと残念です。

Re: イージス記事のタイトルに「矛盾」と付けたくなるよね

中文の文献を読んでると不一致を矛盾って書きたくなるのですよ
米中国交正常化では「米ソの矛盾を利用し」とか、天安門事件以降の外交打開では「日本と欧米の矛盾を利用し」とかかいてあって

そんなに難しい話じゃないのでは。

文谷さんの解説通りなら、要は、安倍ちゃんが周囲に、この程度でやってくれ、と「丁寧に説明」しないから、忖度連中や利権屋に案件をいいように転がされたということなのでしょう。それに防衛大臣が官邸の意向に反したのであれば閣内不一致だから太郎ちゃんの馘首さもなくば内閣総辞職を迫られる事態のはずでは(どこかで安倍ちゃんに太郎ちゃんの任命責任を問う記者会見があって欲しいのですが)。でも他の不祥事大臣の交代をしなかった例も多々あるので今回もそれが難しい。神輿とかマネジメントとかの分析以前の、このお坊ちゃま総理大臣には数多あった話の一つに過ぎないのでは。ただ、これまでと違って、この規模の案件で周囲との齟齬が明るみに出てしまうようになったのを見るにつけ、いよいよ終わりが進行しているんだろうなぁと邪推する次第です。