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- » 2023 . 02
Category : ミリタリー
書き物の途中だけど、アジ歴で手旗を検索したら見つかったので。
公文書館に収蔵された文書で、手旗信号に関する起源を見つけた。「海軍大尉正七位勲六等功五級釜谷忠道以下二名勲位進級及勲章加授ノ件」(『叙勲裁可書・明治二十九年・叙勲巻一・内国人』)に
とある。明治22年採用、26年陸軍採用なのね。でも、海軍が秘していたため、冒険収蔵資料での初出は陸軍の密大日記になっている。秘密としていた云々は、前の記事の通りだけれども。
他にアジ歴で公文書を漁ると、当初海軍では「仮名手旗」、それを導入した陸軍では「片仮名手旗」と呼称した様子である
それまでの手旗は、英式仏式セマフォア手旗で用いるものであったのだろう。前に、防研で磐城艦に積み込む備品目録「定備品並ニ御備付之義上申」『明治17年普号通覧 巻19』(403-408)を閲覧したのだけれども。その中に手旗があったが、これはセマフォア用だということになる。
また、この目録には端舟信号旗もあった。これはカッター用に使う形象物信号資材なのだが、日本式手旗があれば不要なもの。日本式手旗は使われていなかった時代は不便だったのだろうねえ。
公文書館に収蔵された文書で、手旗信号に関する起源を見つけた。「海軍大尉正七位勲六等功五級釜谷忠道以下二名勲位進級及勲章加授ノ件」(『叙勲裁可書・明治二十九年・叙勲巻一・内国人』)に
右[釜谷さんと、多分、道本誉声さん]ハ、海軍艦船艇間迅速ニ気脈ヲ通セン為メ、有馬海軍大尉カ、片仮名五十音ニ因リ手旗信号法ノ発明実験ノ際、釡谷海軍大尉、之ヲ熟視シ、片仮名ノ字画ヲ手旗信号ニ現ハス所ノ最軽便ナル方法ヲ成就シ、明治、二十二年五月海軍ニ於テ之ヲ採用セリ、[中略]愈々[いよいよ]大ニ明治二十六年陸軍ニ於テモ陸上軍隊間ノ通[アジ歴ではここまで]
([ ]内と読点は、文谷による)
とある。明治22年採用、26年陸軍採用なのね。でも、海軍が秘していたため、冒険収蔵資料での初出は陸軍の密大日記になっている。秘密としていた云々は、前の記事の通りだけれども。
他にアジ歴で公文書を漁ると、当初海軍では「仮名手旗」、それを導入した陸軍では「片仮名手旗」と呼称した様子である
それまでの手旗は、英式仏式セマフォア手旗で用いるものであったのだろう。前に、防研で磐城艦に積み込む備品目録「定備品並ニ御備付之義上申」『明治17年普号通覧 巻19』(403-408)を閲覧したのだけれども。その中に手旗があったが、これはセマフォア用だということになる。
また、この目録には端舟信号旗もあった。これはカッター用に使う形象物信号資材なのだが、日本式手旗があれば不要なもの。日本式手旗は使われていなかった時代は不便だったのだろうねえ。
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