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- » 2023 . 02
Category : 未分類
サクラエビ不漁との関係が問題視されている富士川の汚泥問題なのだが。
出元の日本軽金属は戦争中も公害出し放題で問題となっている。たしかあったはずと『続内務省外史』を読み返すと183ページにあった。松本省吾「アルミ工場と農民の対立」がそれ。
軍需を後ろ盾に調子乗りすぎたのだろう。
よそはここまではいっていない。
もちろん軍需生産と農業との対立は珍しくはない。例えば船岡の海軍火薬廠でも似たような事態が生じている。これは日本海軍火薬史?かなにかに書いてあった。少なくとも広島県立図書館には収蔵されている。
だが、戦時下においても合理的な対処はした。農業生産もまた戦争経済の一部である。だから一方的に農民が蹂躙される事態は生じない。農業生産や治安を重視する内務省や農林省も問題視する。軍隊も無視はしない。生産を緩めることはできないまでもそれと矛盾しない限りの対応はする。
ただ、日本軽金属でそれをした雰囲気はない。「工場側の鼻息は大変荒く、軍を背景に絶対交渉に応じようとしないのです。」(p.194) と当時でもありえない対応をした。
だから戦時下にも関わらず農民が立ち上がったわけだ。
■ 戦後も続けたんじゃないかね
今回のサクラエビ問題もこの延長じゃないかね。
戦前から続く公害軽視があった。だから以前の水域への関連会社の不法投棄も含めたずさん処理や知らぬ顔をしていた。
それからすれば今回も「工場側の鼻息は大変荒く、[因果関係の不証明を]背景に絶対交渉に応じようとしないのです。」なのではないのかね。
ちなみに日本軽金属を見ると古河財閥系とのこと。かの足尾銅山の古河財閥である。財閥はそれであまりにも嫌われていた。大震災で古河庭園を開放されても全然感謝されないというほど。
それからすれば、まあといったこともあるものだ。
松本省吾「アルミ工場と農民の対立」『続内務省外史』(地方財務協会,1987)pp.193-194.
出元の日本軽金属は戦争中も公害出し放題で問題となっている。たしかあったはずと『続内務省外史』を読み返すと183ページにあった。松本省吾「アルミ工場と農民の対立」がそれ。
軍需を後ろ盾に調子乗りすぎたのだろう。
よそはここまではいっていない。
もちろん軍需生産と農業との対立は珍しくはない。例えば船岡の海軍火薬廠でも似たような事態が生じている。これは日本海軍火薬史?かなにかに書いてあった。少なくとも広島県立図書館には収蔵されている。
だが、戦時下においても合理的な対処はした。農業生産もまた戦争経済の一部である。だから一方的に農民が蹂躙される事態は生じない。農業生産や治安を重視する内務省や農林省も問題視する。軍隊も無視はしない。生産を緩めることはできないまでもそれと矛盾しない限りの対応はする。
ただ、日本軽金属でそれをした雰囲気はない。「工場側の鼻息は大変荒く、軍を背景に絶対交渉に応じようとしないのです。」(p.194) と当時でもありえない対応をした。
だから戦時下にも関わらず農民が立ち上がったわけだ。
■ 戦後も続けたんじゃないかね
今回のサクラエビ問題もこの延長じゃないかね。
戦前から続く公害軽視があった。だから以前の水域への関連会社の不法投棄も含めたずさん処理や知らぬ顔をしていた。
それからすれば今回も「工場側の鼻息は大変荒く、[因果関係の不証明を]背景に絶対交渉に応じようとしないのです。」なのではないのかね。
ちなみに日本軽金属を見ると古河財閥系とのこと。かの足尾銅山の古河財閥である。財閥はそれであまりにも嫌われていた。大震災で古河庭園を開放されても全然感謝されないというほど。
それからすれば、まあといったこともあるものだ。
松本省吾「アルミ工場と農民の対立」『続内務省外史』(地方財務協会,1987)pp.193-194.
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Comment
19:22
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No title
20:09
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これは関西の摂津市の話ですが、過去に地盤沈下が起こった地域であるにも関わらず、地元自治体との協定の趣旨を否定する形で井戸掘ったりと
15:57
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No title
20:46
KU
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https://mainichi.jp/articles/20210604/k00/00m/010/298000c
開発するのは良いけど、必要とされる数は揃えられるのでしょうかね。
No title
16:28
やれやれ
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KUさん、
問題は期間内に開発できるのかどうかもありますが、工程通りに行ったとしても配備は8年後位でしょうか?間に合いますか?と言うのが一番大きいかと。
開発しながら量産も並行して進めてゴミを量産する位ならどこかのミサイルシステムを導入した方が早いかと。そもそも空自に乗せる機体があるんですかね?F15もF2もシステムをアップグレードしないと難しいと思いますが。まあ誘導を他が行えば母機はなんでも良いのでしょうが。