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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2012.02
07
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13:00
Category : 有職故実
 対中円借款に関して、元気のいい人達は「(仮想敵国である)中国にお金を貢ぐのか」云々と声を挙げていたけれども。

 アレ、過半は貸与であって、返済が必要な貸付なんだよね。「対中国ODAに関する基礎資料」http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/kondankai/senryaku/21_shiryo/pdfs/shiryo_2_1.pdf によれば、貸付は計3兆円(利息付)であるが、無償供与は1400億円に過ぎない。

 しかも、中国は律儀に返済している。いまのところ、中国からの返済は滞ってはいない。誠実さを信じていいんじゃないのかね。

 そもそも対中円借款、対中援助は、暗黙の戦時賠償なんだよね。日本人も、日華事変以来「[日本が]中国人民に多大のご迷惑をおかけした」(1972.9.25 田中角栄)ことは認めていたわけで、それには謝罪しなければならない。しかし、日中国交正常化で、日本への戦時賠償は放棄された。それに対して、なんらかの埋め合わせが必要と、両者が考えて進めてきたのが対中円借款だったわけだ。

 そういった認識を持たず、しかも「中国に無償でお金を貢ぐ」と勘違いしていたのが、元気の良い人達だというわけだ。

 逆にね、日本も中国を充分サポートしてきたと思うよ。文革で傷めつけられた中国経済を救ったのが、日本よる円借款であり、有形無形の援助(贖罪でもあるよね)だったわけだ。天安門事件を機に、世界は中国に制裁した。それが中国を逼塞させたときに、最初に中国を助けたのが日本だったわけだ。具体的には
天皇陛下訪中で外交的な閉塞状況を救っている。まあ、国交正常化以来、日本は陽に蔭に中国をサポートしてきた。

 でも、中国でもそこら辺を知らずに、日本を攻撃する世代が増えているわけでね。

 まあ、日中とも、経緯を知らない若い連中が、互いに攻撃的なんだよね。

 もちろん、中国が巨大な大国になって、日本や同盟国米国と摩擦が起きている現状がある。そうなると、今まで通り日中友好で全部誤魔化すわけにもいかない。互いに経済的実益を確保しながらも、外交・軍事でゲームをやる必要がある。とはいえ、中国も約束は守る国であるし、そこのところも理解してあげるべきじゃないかな。
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