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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2022.03
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11:24
Category : 未分類
 ロシアの侵攻は批難しウクライナの支援をする。それはそうだろう。

 だがねえ、ウクライナへの感情移入が過ぎて十字軍運動みたいになってるのをみると「どうかしている」ようにしかみえない。日本もウクライナを救うためにすべてをなげうてだの、日本もロシアに打撃を与え続けろみたいややつね。天然ガス禁輸やロシア正面での演習、さらには北方領土の武力回収みたいな主張だ。

 しかも、それが同業者連ときた日には「まあこの商売の水準もそんなものかな」とね。

 基本は欧州と米国のショバの話だ。日本やアジアからすれば自分の庭先ではない。まずは欧州や米国が釈迦力になる話である。あとの地域は、ロシアの侵略は許さないが、なにかするといえば、お付き合い+といったあたりだ。

 それからすれば、日本は大損をしてまでどうこうする話ではない。天然ガス禁輸やロシア正面での演習、さらには北方領土の武力回収は選択肢とはならないということだ。

 天然ガスはほっとけばよい。日本の立場のほうが強い。制裁しようがロシアは日本に売る。日本はロシアを批難し制裁しながらそれを買えばよい。まず向こうが売らないとはいわない。この状況では言い出せない。米国ほかが、ほぼ同価格で代わりのLNGを手配するといってくれるまでは今まで通り買えばよい。

 演習や回収は問題外だ。日本がそれをするとアジアに日本軍国主義の復活の証拠とされてしまう可能性が高い。マレーシアやインドネシア、ベトナム、台湾やフィリピンにもそのような印象を与えてしまう。特に北方領土の武力回収を示唆すると米国や欧州からも戦後秩序への挑戦ともとられてしまう。

 そんな馬鹿な選択肢はない。

 のだけれども、それを言い出すあたりの同業者連はねえ。なにかの壁があるのかなあとしか思えないものだ。♪フランシーヌの場合は♪と口から出てしまうものだよ。

 まー、冷戦時代の反共運動の思想がまだ抜けてないんじゃないかねえ

 そのうち連中の小説やら記事でも、そのような文章が鮮明になって出てきたりするのではないかと。実際にいまでも旗幟も鮮明だからねえ。連中大好きの自民党から出たはずの岸田首相を無理に批判しているあたりとか、いまさらエネルギー安保で原発再稼働とかそんなあたりで本当に鮮明。その先鋭さも含めて十字軍やら反共十字軍やらアジア反共連盟みたいな宗教右派や、右派よそおった宗教と親和性たかいことも鮮明だなあと。



 どーでもいいけど、由紀さおりの「恋文」の歌い出しは30近くまでずっと枕詞のたぐいだと思っていた。「『あすなぶる』は流すの枕詞で男女関係が終わるときに使う」みたいな。前にも書いた最初の上司に八戸のスナックかなにかにつれてかれたときにママかなにかが歌っていて、モニタに出たカラオケの歌詞が「アズナブール流しながらこの手紙を書いてます」で「なんだ、シャルルアズナブールのことだったのか」と初めて気づいたものだよ。

 
 
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Comment

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No title

 ロシア弱しっと見て『固有の領土』が復活しているんで、領土奪還は先制攻撃には当たらない理論でやらかしそうで怖いです。

No title

露のウクライナ侵攻には反対ですが、
ネットにはウクライナの徹底抗戦を支持しない人は露か中国の手先か、それらに洗脳されているに決まっていると主張する人が目立ちますね。
正直なんだかなぁと思います。