fc2ブログ

RSS
Admin
Archives

隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

→ サークルMS「隅田金属」
→ 新刊・既刊等はこちら

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
Powered by fc2 blog  |  Designed by sebek
2022.03
22
CM:4
TB:0
10:38
Category : 未分類
 物語や事件はタイトルに宿る。その見出しがステキなら読むもの見るものを引っ張る。例えば『私は貝になりたい』は題名だけで何者かである。

 そのたぐいで好きな事件に『昭和天一坊』事件がある。相場師の口八丁手八丁なんだがなによりゴロが良いと印象が残る。

 それからすると『令和天一坊事件』もいいのではないかねと突然に思った。もちろん事件の中身は知らない。

 おんなじことを考えている人がいるかと思いググったのだが、令和天一坊は誰も使っている様子はない。それどころか昭和天一坊も出てこず神田伯山が天一坊を演るといった中身にぶつかるだけだ。


■ 脱FM文明化

 そこでまた臼井ミトンはAM文明に上手く適応したなと飛躍した発見に至ったよ。神田伯山はラジオでTBS体制やその中での混乱を揶揄しているのだけれども。

 生き残った臼井ミトンは聴取者に合わせたAM文明化に成功したなとは思った。一年半前にTBSのFM化指向の代表として提示されたバービーの「週末ノオト」、塚本ニキ(月-木)の「明日のカレッジ」、臼井ミトンの「金曜ログ」なんだが、臼井ミトンはほぼ完全に適応し塚本ニキも相当の変化を遂げた。だから生き残った。

 最初は聞けたものではなかった。多分、キャラやテーマではなくフォーマットやプロトコルの違いだ。なおプロトコルは通信のほうのそれで儀礼の方ではない。想定聴取者の想定が誤っておりフィードバックが効いてなかった。明日のカレッジの英語学習なんかその極みだったし矢鱈とハイテンションを見せるあたり想定聴取者はその間は耳を閉ざす形だった。

 なんつーかねえ、FM文明ね。西欧にあこがれてFM文明に浴したい奴はFMを聞くわけで因習大好きな土着民はいまのAM文明でいいと思っている。その現地語しかわからない土着民に英語で宣教しようとする構図であったわけだ。文明の衝突だよね。

 ただ、一年余で軌道修正された。それがなくなったあたりで聴取者からは及第となった。土民に英語で宣教しても駄目であることに気づいた。または李承晩やゴー・ディン・ジェムみたいになることがわかったためだ。

 対して「週末ノオト」はそれがなかった。想定聴取者の推測に失敗したというか、想定聴取者に合わせる様子がなかった。それからすれば妥当な結果となるなと。


■ スーイスーイ水曜日を覚えている

 TBSラジオは改革失敗で全治3年か5年じゃないかな。近年はうまく行っているものを打ち切って従来とは別路線でしかも準備不十分の状態で代替することをやってる。その毒がそろそろ出てくるのではないかねえ。

 聴取率とスポンサー獲得にはラグがある。聴取率が落ちてもスポンサーはすぐには手は退かない。ラジオなら2-3年はあるだろう。

 だから今では増益の形にはなっている。経費を圧縮した分は利益になるからだ。

 ただ、聴取者離れが確定してスポンサーが減り始めると収入そのものが減り経費圧縮分では支えきれなくなる。

 それがそろそろ始まるのではないかな。スポンサーも伝統企業ではなく怪しいのが増えてきているわけだし。

 昔の大失敗と低迷をを繰り返すのではないねえ。よく言われる84年のピープルの失敗やそれ以降も続く12時代から16時までの低迷ね。スーパーワイドピープルは小学校5年生のときだったがほぼ引き込まれなかった。嵐山光三郎のスーイスーイ水曜日しか覚えていない。あとは午後は「小沢昭一的こころ」が内包された東京ダイヤル954まで聞くものがなかった。

 大沢悠里も終わるので土曜午後はその危険もある。昔は一番よかった曜日だが今では金曜に食われている。しかも毒蝮も85歳だ。日曜はいまでも聞くべきがない。ラジオ寄席とライフくらいだ。いずれは平日御前もそうなるかもね。

 なんというか、菊地成孔の粋な夜電波の打ち切りあたりからその予兆はあったとは思うもんだよ。

 
スポンサーサイト



Comment

非公開コメント

大沢悠里のゆうゆうワイドも今週で最終回

仕事柄土日祭、年休取った時位しか昼間のラジオは聞けませんが、
今週の土曜日で大沢悠里のゆうゆうワイドも本当の最終回ですね。寂しくなります。
永六輔さんもお亡くなりになって久しいし、
大沢さんもお年ですからあまり無理もできないし、
伊集院光も追い出される格好でこちらも木曜日で最終回…
名物パーソナリティがTBSラジオからどんどんいなくなりました。プロ野球中継も無くなりました。
社長の方針やら色々あるのでしょうが、TBSラジオもどんどん衰退するんですかね…
毒蝮さんはナイツのチャキチャキ大放送で月末一回の出演者ですからもう少し持ち堪えますかね?
推測ですが今週のナイツの放送の後にゆうゆうワイドで大沢さんとなんか掛け合いあるかな?
今週が最後の思い出になりそうです。
この数年宮川賢や久米宏もいなくなり聴きたい番組も少なくなってしまいました。
本当どうなるんでしょうね…(泣)

Re: 大沢悠里のゆうゆうワイドも今週で最終回

確かに年齢があるから交代は仕方ないのですけど
なんでFMっぺえ人ばっか集めるのかが不思議なもので

あとは収益も短期的でしょうねえ

人気と聴取率にはタイムラグがある、習慣だから人気がなくなってもしばらくは聴取する
聴取率があるあいだはスポンサーがつく、人気がなくてもしばらく持つ
その間に人気はないけど安い人連れてきて、またスタッフのコストや経費を減らす
→ 減収増益

でも聴取率が落ちだすとこのモデルは崩壊する
人気がないのに聴取率は増えない、聴取率が増えないとスポンサーは離れる
その損はコストカットでは追いつかない

まあ、経営者としては自分の任期にの間だけ持てばいいのでしょう
タコ足配当と本質的に変わらないですね

Re: 大沢悠里のゆうゆうワイドも今週で最終回

「その間に人気はないけど安い人連れてきて、またスタッフのコストや経費を減らす
→ 減収増益」
どこまで正しいのか分かりませんが、伊集院光もスタッフの入れ替えがあって以前ほどラジオに入れ込んでくれるスタッフじゃなくなった事が軋轢を生んだとか。それと温度差のある上層部との軋轢も。それがパワハラでもない程度の事がパワハラに言われて終了では。
AM設備の維持はカネがかかるからFMだけで放送したいのは理解できますが、放送の中身まで変えることは無い。
目先の利益しか考えずリスナー置いてけぼりではいずれ見捨てられますな...やれやれ
ラジオ愛のない人が上につくと利益しか考えず結局利益を失うと言う事に気づかないのでしょうか。寂しいですね。

Re: Re: 大沢悠里のゆうゆうワイドも今週で最終回

たぶん、AM停波の目的は戸田送信所の売却じゃないかなあ。
機材そのものは大したものではないので価格的にはあんまし高いとは考え難いのですよ

おそらくアンテナのペンキ塗り変えとか支線の管理のほうが高くて
機材は大面積の芝刈りと同じくらいの費用しかかからないみたいなかんじではないかと

なによりも土地の含み利益と固定資産税(税金は割引の可能性もあるけど)ではないでしょうか