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- » 2023 . 07
Category : 未分類
蚕の人工飼料飼育の中文記事を読んでいたのだけれども。73年に中国から日本に行ったとき、日本が教えてくれないので「じゃあ自分たちでやる」が始まりらしい。で74年には完全人工飼料飼育に成功したという。
で、その中身は桑の葉っぱ50%、大豆のカス20%、サツマイモ30%でできている。桑の葉っぱは乾燥後に破砕、タンパク質をもたらす大豆搾りカスは油脂を抜く、抜かないと蚕が食わない。フスマをまぜてもよい。サツマイモはコーンスターチでもよく蔗糖を足す方法もある。あとは含水率80%まで柔くすればそれで良いという話だ。細かい話をするとタンパク質の含有量で繭重量や繭層重量、産卵重量は変化するとある。
ただ、品種は選ぶ。80~81年に蚕300品種で悉皆試験をすると人工飼料100%で大丈夫なのは23品種、逆に2種類は全く食べなかったとのこと。
だいたいそのようなことが書いてあった。*1
この食わず嫌いが日本の「あさぎり」や「しんあさぎり」「はばたき」が注目された価値だったのだろう。これらの品種は悪食でバナナでも生育する。絹糸は太く短い問題があるのでそのままでは使いにくいが交配すれば従来品種の食性を変化させられる。だから特筆すべきトピックだったのだろう。
今からすれば大豆絞粕とフスマと廃蜜糖が相当に富合調とできるのではないかねえ。おそらく桑葉はなるべく減らしたい。刈り取りや葉っぱと枝との分離が面倒だろうから。なんとなくだが小松菜とかアブラナで桑葉を代用する研究とかあるのだろうねえ。
まあ、商売の雑誌読む脇で疲れるとこんなのばかり読んでいる。夏王朝の実在は文献と炭素14と天文学で合致したから疑うべくもないとか紅星牌の宣紙のブランド戦略、もともと高い上に上海万博記念バージョンみたいな通常品の10倍近い特別版を作ってしかもそれがプレミアで今では3倍の価格みたいな話。
*1 蔡幼民「家蚕人工飼育研究工作回顧」『蚕業科学』2022年1期(中国农业科学院蚕业研究所) pp1-6
で、その中身は桑の葉っぱ50%、大豆のカス20%、サツマイモ30%でできている。桑の葉っぱは乾燥後に破砕、タンパク質をもたらす大豆搾りカスは油脂を抜く、抜かないと蚕が食わない。フスマをまぜてもよい。サツマイモはコーンスターチでもよく蔗糖を足す方法もある。あとは含水率80%まで柔くすればそれで良いという話だ。細かい話をするとタンパク質の含有量で繭重量や繭層重量、産卵重量は変化するとある。
ただ、品種は選ぶ。80~81年に蚕300品種で悉皆試験をすると人工飼料100%で大丈夫なのは23品種、逆に2種類は全く食べなかったとのこと。
だいたいそのようなことが書いてあった。*1
この食わず嫌いが日本の「あさぎり」や「しんあさぎり」「はばたき」が注目された価値だったのだろう。これらの品種は悪食でバナナでも生育する。絹糸は太く短い問題があるのでそのままでは使いにくいが交配すれば従来品種の食性を変化させられる。だから特筆すべきトピックだったのだろう。
今からすれば大豆絞粕とフスマと廃蜜糖が相当に富合調とできるのではないかねえ。おそらく桑葉はなるべく減らしたい。刈り取りや葉っぱと枝との分離が面倒だろうから。なんとなくだが小松菜とかアブラナで桑葉を代用する研究とかあるのだろうねえ。
まあ、商売の雑誌読む脇で疲れるとこんなのばかり読んでいる。夏王朝の実在は文献と炭素14と天文学で合致したから疑うべくもないとか紅星牌の宣紙のブランド戦略、もともと高い上に上海万博記念バージョンみたいな通常品の10倍近い特別版を作ってしかもそれがプレミアで今では3倍の価格みたいな話。
*1 蔡幼民「家蚕人工飼育研究工作回顧」『蚕業科学』2022年1期(中国农业科学院蚕业研究所) pp1-6
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