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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2022.04
23
CM:5
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16:00
Category : 未分類
 20日にシージャパンに行ってきた。海事展覧会でたしか2年に一度の開催のやつ。

 今年は全体の変化のほうが面白い。2015年あたりから見ているのだけれども日本造船業や海運の縮小が見えてくる。、今年は中小の展示が縮小している。大企業も含めて新規の事業や技術の説明もなかった。MANの出展はないし。中国からの出典も大幅に減った。ついでに海自もあまりやる気はなさそうな形だった。

 そこでの装備庁の展示なんだがねえ。いつもの通りの後追いに加えて「なんで」といった技術を前に出していたよ。

 なによりも実用性も発展も見込めないUSVとUUVの連携を前に出している。USVから水中音響でUUVと常時リンクして画像データとか送るアレが展示の半分だった。

 まあ国産兵器大好きのメカミリ連ならウットリするのだろうよ。

 でも、そんな事しなくてももっと簡単な方法があるわけだ。「水中音響(光でもいいけど)はコマンド送受だけにして浮上してWIFI(REMUSにはそのモジュールがある)で連絡すりゃいーじゃん」とか「UUVとUSVを光ファイバで結んで、カテナリー多めにとって水中のUUVをUSVが追っかけりゃいいんじゃね」(UUVのほうが動揺は少なく画像の乱れはない)といった内容だった。

 まあ実用性はないね。水中音響でデータ送受だと出力・帯域・距離減衰から全然データ量やりとりできないもの。

 残り半分のOZZ-5もねえ。基本は海外の先行UUVのマネっこなのはよい。そっちのほうがいい。

 だが、「新機軸として合成開口追加で水中埋没機雷を」と説明しているのがアレ。まず探知幅はあんまし見込めるとも思えない。海底操作のパス、条里制の千鳥式みたいな行ったり来たりの数がやたらに増えるだけだ。また基本は慣性誘導で水中ターゲットで補正するにしてもパターンが歪んでくるのではないかともね。

 埋没機雷対策であるのならばUSVからVDSを曳航して行ったりきたりの方が良いのではないかねえ。GPSで正確な位置もわかるし大電力が使えるので合成開口も大出力で実施できるだろうよ。VDSを半分自走としてケーブル長を長くとっておけばUSVの動揺ほかはキャンセルできるだろうにねえ。


■ 「装備庁は使用者の都合を考えない」「海外も『ウチらが欲しい物を提示してくれ』といってるね」

 そして翌日の21日には、東京市内で再就職した将官OBに話を聞きに行ってきた。そしていろいろ教えてもらったのだけれどもねえ。

 話が前日の装備庁展示に及んだ段階で
・ 「まー、彼らは使用者の都合を考えないから」
・ 「オペレーション系の幹部が居ないよね」
・ 「(メカミリオタクみたいな)技術幹部や技術者が作りたいものを作って遊んでいる」
・ 「海外に売ろうとしてるけど、プレゼン対象の外国軍人いわく『オレらが欲しい物を出してこない』『ニーズを汲もうとしない』」
 ・・・だってさ。

 ちなみに、「装備庁はダメ」は色んな人が言っている。

 以前には別の将官OBから「陸と空がなんで技本/装備庁/防衛産業の言うがままにクソ高くて使えねー国産航空機を買ってるのか理解に苦しむ」もあったよ。

 ちなみに陸のある職域の学校長で、別々に話を伺ったお二人(同じ学校長)も「なんで海外にあるものをわざわざ国内製造したり開発したりするの」ともねえ。

 つけ加えれば回顧録で「空自は技本や防衛産業に忖度するよね、自分たちに最適化されていない装備を買いまくって」と公言した元事務次官もいた。

 そのような装備庁の展示を「正解」やら「世界一」と思い込んでウットリするメカミリ連は、おめでたいもんだと思いましたよ。
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装備庁も大概ですからね(呆)

「・ 「(メカミリオタクみたいな)技術幹部や技術者が作りたいものを作って遊んでいる」」
百歩譲ってそれは良いのですが、問題はトレンドを全く把握していない、ユーザーサイドに立っていない誰得の自己満足の研究開発しかしていないことです。しかも海外より遅れている(既に量産化されている)とか低性能とか今更かよとかそんな感じで。しかも海外では実用化されているのに実用化できていない兵器も一杯あるのに。意味無しですよね。買ってきたほうがマシ。

「■ 「装備庁は使用者の都合を考えない」「海外も『ウチらが欲しい物を提示してくれ』といってるね」」
まさにこれですね。顧客要求の視点が無い。
自分たちの売りたいものを並べている。
パリエアショーとかシンガポールエアショーとかLIMAに行くと装備庁とか川重とか防衛産業の会社も一緒に展示出していますが、まあ酷いこと。やる気が全然感じられない。パリエアショーではC2の中を見せたり(P1は置いているだけ。VIPは入ったかも?)ビデオ流したり説明したり隊員や装備庁職員がノベルティグッズの配布に勤しんでいましたが、一般人が興味をもつ程にC2に興味を示す国は無いようで。防衛関連企業は航空宇宙関係の部品を作る仕事が欲しいのかそれなりに力入れてましたが(でもその程度、スバルの412EPX(UH2)ですら拡販する気ないようで基本412の顧客のリプレースが主)シンガポールとかLIMAとかは酷い有様でした。装備庁職員はブースの後ろに隠れて暇つぶし。ブースは地元で雇ったコンパニオンに丸投げ、ビデオ見せたりチラシを配る程度。無理矢理?お付き合いさせられた防衛産業の会社も無気力に近い。売れますか?って日本語で茶々入れても”ぼちぼちでんな”も返ってこない有様。多少興味を持ってもらえているかも知れません程度。仕方なくお付き合いしてやっているんだ感満載。まあ展示自体が小さいですからね。是非皆さんもコロナ禍が終わったら装備庁と防衛産業の活躍を生で見てやって欲しいです。日本からやってきたと言えばノベルティグッズ貰えるかも?因みにトレードデーしかやっていません。パブリックデーでは片付けられてないパネルや配布用のチラシが残っていれば良い方で、撤収作業をしているとか蛻の殻、そんな感じです。

あと装備庁関係では陸上装備研究所の一般公開に行ったことがある位です。資料館とか興味深かったですが、正直この程度?って感じです。
それってもう他国では実用化されてますよね?とか未だにこんな事やっているんですか?みたいな。まあ実態が分かっただけ有意義でした。
米軍も匙投げたレールガンにこれから本格的に入れ込むようで頭が痛いです(ミリオタ歓喜(呆))。何故米軍が諦めたのか調べれば直ぐに分かるのに。カイゼンすれば使えるかも?とか甘いことを考えて研究予算だけ欲しいのでしょう。失敗しても言い訳は既にありますから楽勝ですよね。

結局日本の足を引っ張っている存在ですね。ミリオタやネトウヨが大好きな反日活動を堂々とやっているお役所と言って良いかも知れません。それを喜んでいるのだから始末に負えない。

やっぱり、装備庁わダメダメなのかorz

清谷さんも散々、指摘されてきましたもんね。そんな装備庁&防衛産業が開発生産した、使い物になるかどうか分からんガラクタを毎年毎年、大金をはたいて買う防衛省自衛隊も大概だけど(((^_^;)。

>[深層NEWS]中国の脅威に「イージス艦8隻では足りない」···自民・佐藤正久氏

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20220428-OYT1T50278/

近頃はやたらと防衛費増やせ増やせ、と言われてますけど、「イージスシステム搭載艦」でなく「正真正銘のイージス艦」を増勢するというなら、まあ賛成かなあ。予算も増えイージス艦も増やします、となれば昨日、1番艦が就役したこちらのタイプとか↓

>海上自衛隊の最新型護衛艦「もがみ」が就役 配備先は「くまの」と同じ横須賀基地掃海隊群

https://news.yahoo.co.jp/byline/takahashikosuke/20220428-00293493

あとはOPVも建造取り止めにするとか...。あれも、どう考えても海保のショバ荒しにしか見えませんし。

イージス艦よりミサイル

KUさん、
イージス艦を増やすも良いですが、その前にSM3などのミサイルを買わないと意味ないです。今どれくらい備蓄があるか分かりませんが、多くないと聞いています。有事に各艦のVLS全部撃ったら港に戻っても補給できず弾切れでは意味無いでしょう。
ただミサイルを大人買いするとその後のメンテナンスにお金掛かりそうだし、定期的にアップグレードもしないといけないだろうし、在庫が多すぎるとそれはそれで首絞めてしまうので適正数を考えないといけないのですが、足りないからと注文しても高価な上に何年も掛かる代物ですからね。
後は米軍がどれだけ貸してくれるのか。

米山 隆一 @RyuichiYoneyama
>少なくとも私は5年前には現役自衛官の講義でドローンの可能性を聞いていたにも関わらず、このお寒い現状です。今自衛隊に必要なのは、むやみやたらな防衛費増額ではなく、科学的で合理的な人を幹部に登用し、組織を刷新する事ではないかと思います。 ◆ウクライナ侵攻で慌ててドローン研究に着手の防衛省 尖閣諸島の偵察さえできない残念な内情(2022年4月30日・デイリー新潮)

↑与野党の垣根を越えて米山議員を防衛相
しましょう。性格はともかく頭は良いから自衛隊の組織改革と装備品調達の改善に辣腕をふるってもらいましょう。
ただ、ロシアのセルジュコフ前国防相みたいにスキャンダルで刺されるかもしれませんが(汗)

No title

これ
まさに日本製兵器の悪しき弊害
欲しいのは基本性能にのみ特化した量産品で
ガラパゴス品は戦場で役にたちません
できればこれ軍事研究で文章にしてくださいね
きっと受けると思います