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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

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文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2022.09
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Category : 未分類
 積んどいた『太平洋学報』の「不結盟国家対1962年中印辺界衝突的調解」* を読んでたのだが中文で書かれているのでアジア・アフリカほかの非同盟諸国の国名と人名がパッと出て来ない。

 国名がわかればどうとでもなる。インド、インドネシア、スリランカ、ビルマ、日本語と字が違うけど東埔寨でカンボジアからどうとでもなる。それっぽい漢字でネルーであると検討はつく。特にシアヌークは親王がつくから明白に分かる。

 でも国名わからず人名も検討つかずだとね。かそうじて「阿聯の納賽尓」はアラブ連合と読みからナセルだと文脈でわかった。だが「南斯拉夫の鉄托」と「加納の恩克魯瑪」はパッとわからない。

 人名の「鉄托」の後ろにTitoとあるのでチトーとある、国名も読みはスラブなんでユーゴスラビアだろうなと思うのだが、南で引っかかる「たぶんユーゴスラビアは『南のスラブ』で意訳なんだろう」と調べると果たして「南にあるスラブ人の国」だった。

 も一つは「加納の恩克魯瑪」でパッと見で「なんでカナダなのか」と初見で思った。人名はNKだけ。これはググってガーナのエンクルマだとね。エは便宜上でンクルマとは知ってたけど、NKは略し過ぎではないかと。

 内容をかいつまむと1961年の中印国境紛争の仲裁の話。

 目新しい結論は「それで印度は顔を失った」というもの。中国は第三世界の仲介に真面目に取り合ったけど印度はそうではない。非同盟諸国の筆頭みたいな顔してたのに英米に軍事援助を求めるあたりで以降はそうなる。実際にそこからは非同盟諸国は中国に靡いたというもの。

 インド国技の掌返しはそのころからということだねえ。その場その場の都合で手のひらを覆す。最近だと武器技術を欲しさにイスラエルに接近している。そしてイスラエル非難決議への賛成から手を引いている。節操ないものだ。

 なお、中国も無人機技術ほしさでイスラエルに接近してる。でもイスラエル非難決議はいつでも賛成している。

 信用とはこういったあたりから生まれるものよねと。

 そのインドと仲良くしようとしたヤツは、お人好しがすぎるものだよ。ロシアと仲良くすれば北方領土が帰ってくるもおんなじ。まあそいつが言い出した「自由で開かれたインド太平洋」云々をヨイショしていた安全保障セクターもまあねえ。「せめてインド抜け」の一言も言わないのはどーかしているもんだよ。


* 高志平、趙振宇「不結盟国家対1962年中印辺界衝突的調解」『太平洋学報』30.6(中国太平洋学会、2020年6月)pp.25-37.
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