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隅田金属日誌(墨田金属日誌)

隅田金属ぼるじひ社(コミケ:情報評論系/ミリタリ関係)の紹介用

プロフィール

文谷数重

Author:文谷数重
 零細サークルの隅田金属です。メカミリっぽいけど、メカミリではない、でもまあミリタリー風味といったところでしょうか。
 ちなみに、コミケでは「情報評論系」です

連絡先:q_montagne@pop02.odn.ne.jp

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2012.03
07
CM:8
TB:0
13:00
Category : ミリタリー
 たとえルノーFTでも、上陸海岸や降下地点に出現すれば脅威だろうね。「旧式戦車は役に立たない」みたいなコメントが寄せられるのだけれどもさ。上陸してきた戦闘部隊や海岸作業部隊、空挺部隊は生身の人間。ルノーFTでも、ブレン機銃車でも、95式軽戦車でも脅威だって。いわんや、頑丈で大きな大砲積んでいるシャーマンや74式の類が出てきたらねえ。上陸海岸、降下地点は大混乱するよ。
 相手が、常時エアカバーとCASが提供される米軍じゃなければね。それ以外の国に上陸なり空挺なりされてもさ、景気付けに迫撃砲でも野砲でも撃ちこんで、そこに戦車風を突っ込ませれば充分だろ。

 こないだ、民国軍ファンの「じょーぢ」さんと話したんだが。国共内戦、金門戦役(金門島の戦い)で新中国(できたてだ)は上陸戦に失敗している。「制空権、制海権を持たない上陸作戦がどうなるかを示すよい結果である」という。まあ、上陸はあると信じたい人は「一時的な航空優勢」云々するけど、エアカバーと航空直接協力、泊地の制海は常時確保できないと上陸戦は厳しいね。制海権、制空権を確保せず、海空戦力劣勢な側が上陸戦をやることはリスキーであるよい事例だね。

 で、この金門戦役では、M3スチュアートが海岸で無双した。細かい点は、細かい点は、Wikipediaだけど「古寧頭戦役」で項目が立っている。まあ、生身の兵隊からすれば、大砲積んでいる鋼の塊が出てくれば恐怖だね。今様の水陸両用戦車が来ても、M3でも対抗可能だし、懐かしのパナールやサラディンの砲でもあれば略対等、シャーマンなら有利だろ。74式があれば、それなりの戦車が上がってきても撃破できるしね。

 なんにせよ、上陸部隊や空挺部隊は、大半、生身の人間とソフトスキンでできている。とりあえずは何でも突っ込ませれば役に立つよ。「10式でなければ海岸で役に立たない」などと意見する人は想像力が足りないと思うぞ。
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Comment

非公開コメント

戦争は相対的なものだから、敵がT-90とか揚陸してきたら74式じゃ苦労するし、ましてやシャーマンやルノーじゃ射的の的になるような

Re: タイトルなし

「相対的」というのであれば、相手の歩兵や作業員、ソフトスキンにとってはシャーマンでもルノーでも脅威です。

また、常にT-90が揚がってくるとも限らないし、数が揃えられるとも限らないですね。
「戦争は相対的なもの」ですから、1両のT-90が揚陸してきても、多数の74式には対抗できません。相対的であるから、戦車vs戦車で劣勢でも、その他で戦争に勝ってしまえば問題はないかと。

「相対的」であるゆえに、陸戦を戦車の質だけに還元することは妥当ではないのです。

> 戦争は相対的なものだから、敵がT-90とか揚陸してきたら74式じゃ苦労するし、ましてやシャーマンやルノーじゃ射的の的になるような

戦車の性能がよければ、敵に戦車がいてもいなくてもどちらにも対処できるし、
敵の戦車より高性能なら少ない数でも対抗できるから効率がいいような。
もちろん、ATMとか装甲車も同じように高性能なモノを調達すべきだけど。

そもそも「敵」は、日本に上陸できるのですか?

 まずは、着上陸は真剣に考えなくていいのですよ。優先順位が低いわけですから、戦車の整備は「相対的」に後回しです。
 で、実際には「敵」が上陸してくる可能性は低い。上陸してきても大した規模でもないわけです。90があれば問題はないですし、74でも対処可能です。特に新型戦車を導入しなくても対上陸戦には問題はない。

 実際に、新型戦車である10式整備は「ゲリラ・コマンド対策」と苦しい言い訳をして事業化しているわけです。日本国内で、戦車vs戦車は、特に意識する必要はないということです。


> 戦車の性能がよければ、敵に戦車がいてもいなくてもどちらにも対処できるし、
> 敵の戦車より高性能なら少ない数でも対抗できるから効率がいいような。
> もちろん、ATMとか装甲車も同じように高性能なモノを調達すべきだけど。

No title

「10式でなければ海岸で役に立たない」とは思いませんが、わざわざ74式、ましてやシャーマンやルノーを費用と労力かけて維持するのは費用対効果的には、いかがなものかと思います。海空優先は当然としても、外野から拝見する限り戦車偏重しているようには思えないです。あと10式の主たる目的は、軽量化でもゲリラ・コマンドでもなくライフサイクルコストの低減で、少なくとも軽量化は目的達成の為の一つの手段ではないかと考えます。

Re: No title

「シャーマンやルノーを費用と労力かけて維持」するとは、誰の主張なのでしょうか?
一般的な話として「上陸作業中に、タンクが来たら大変だよ」という話です。タンクでなくても、パナールやサラディンでも脅威になりますが。
 ご指摘のライフサイクルコストも、どうでしょう。高く付いている開発費があります。大した数も作らないですから、頭割りだとさらに高くなる。コスト的には10式開発は悪手だと思いますよ。第一、できた戦車は90式と大差ないわけですから。


> 「10式でなければ海岸で役に立たない」とは思いませんが、わざわざ74式、ましてやシャーマンやルノーを費用と労力かけて維持するのは費用対効果的には、いかがなものかと思います。海空優先は当然としても、外野から拝見する限り戦車偏重しているようには思えないです。あと10式の主たる目的は、軽量化でもゲリラ・コマンドでもなくライフサイクルコストの低減で、少なくとも軽量化は目的達成の為の一つの手段ではないかと考えます。

No title

>常にT-90が揚がってくるとも限らない
逆言えばT-90が上がって来ないって確約もないってことでしょ。
なら、相手が揚陸できる最大戦力に備えるのは当然では?

>まずは、着上陸は真剣に考えなくていい
それは国防に対する考えとして、あまりにも安易ではないですか?
蓋然性が下がったって表現は「政治的レベルでの危険性が減った」ということで、相手が着上陸戦を行う能力を喪失したってことでは無いのですから。
軍事の基本は予算が許す範囲で仮想敵の能力の備えることのはずです。
相手に能力があるのに、真剣に考えなくてよいというのはあまりにも危険です。

着上陸よりも優先する課題がありますからね

>>まずは、着上陸は真剣に考えなくていい
>それは国防に対する考えとして、あまりにも安易ではないですか?
>蓋然性が下がったって表現は「政治的レベルでの危険性が減った」ということで、
>相手が着上陸戦を行う能力を喪失したってことでは無いのですから。

事実上、各国に日本本土に上陸侵攻する能力はありません。戦争中の本土防衛のように、二線級部隊が片手間に備えれば充分ですよ。