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- » 2023 . 03
Category : 未分類
『史林』の最新号に陳浩さんの「全球史視野下的突厥起源叙事分析」があった。神話や伝承との突き合わせで突厥の起源をさがすといった内容である。
そこでメモをとるため突厥と書いたときに、高校生以来35年ぶりに書いた字だと気づいた。
なお、突厥の突の字は今の日本漢字とは違い「犬」と点がある。これも己が子供時分には「大」か「犬」で悩んだなとも思い出した。小学校で使ってよい字はどっちかわからなくなっていたためだっだ。圧の「土」には点はいらないことは確信できていたが、「突」とあとは「専」の字も点をつけるかつけないかで悩んだ字だった。
■ 話がドンドン怪しくなる
なんにせよ、記事はなかなかおもしろいものであった。
話はドンドン怪しくなるのがよい。
まず突厥の神話にある狼の子孫の設定や社会の継嫁制度からすれば烏孫との関係が窺えるとある。継嫁制度とは父の嫁を子供が相続する制度である。
次に狼子孫設定はローマのロムロスとレムス神話に通底すると出てくる。だからローマと突厥との関係はとなってくる。このあたりから怪しい。
そして金の角を持つ鹿の話からはアルテミス-アガメノンとの関係からやはりローマとの関係が推測しうる。そう言い出している。
さらにはローマ人・フランク人と共通祖先の可能性を指摘する研究がある。
最後に中世アラビア史料にはノアの子孫24人の一人が突厥の起源といった話も出てくる。
■ ドンデン返し
そして最後にドンデン返しがある。
まず「当然だけど、これらの推測は突厥をアルタイ語族の外と連携させるアイデアだよね」というような指摘をしている。確かに烏孫以外はみんな印欧語族やセムハム語族である。同一起源とは考えがたい。
そして「考古学的に見れば突厥は新石器時代の東北における粟作農耕の興隆窪文化に遡る集団だよね」と結論づけている。
「ムー」や「神々の指紋」の如くに広げた風呂敷を最後に完全否定して撤収した形であった。
■ 取材が終わるとたいてい駄話
あとは興隆窪文化はシンクロニシティでもあった。木曜日に取材受けをしたときにも興隆窪文化がでてきたからである。
遡るとシンクロニシティはあと一つあった。取材をした記者さんの記事を月曜日にたまたま読んだ20年前の雑誌、しかもたまたま開いた頁で見つけた。
まあ、取材といっても中核部分の話が終わるとズッと駄話ですね。
取材が一通り終わると「池中玄太は80何キロだったけ」とかの駄話を互いに延々していた。
一番迂遠かつ長い話を再構成すると「天知茂の『昭和ブルース』は『殺しのライセンス』の歌ではなくそれから先だった『アッシーたちの街』みたいな映画のために作られた歌。その映画(いま調べると『若者は行く』)は『椿三十郎』で三船が撮影しているときに夜泣きうどんを買い食いして三船に殴られたやつ、あとで北海道で開拓生活みたいなやつやるTVドラマ(北の国から)の主人公(田中邦衛)がでてくる映画」であるか。
まず「名前が出て来ない病」が延々とする。だいたい、池中玄太が出てくるけど西田敏行が出てこないで「太陽を盗んだ男のサラ金の借金取り」とか「ガンダーラの歌の西遊記のドラマの天蓬元帥猪八戒」とか全然遠回りの内容ばかりが出てくるのがね。
そこでメモをとるため突厥と書いたときに、高校生以来35年ぶりに書いた字だと気づいた。
なお、突厥の突の字は今の日本漢字とは違い「犬」と点がある。これも己が子供時分には「大」か「犬」で悩んだなとも思い出した。小学校で使ってよい字はどっちかわからなくなっていたためだっだ。圧の「土」には点はいらないことは確信できていたが、「突」とあとは「専」の字も点をつけるかつけないかで悩んだ字だった。
■ 話がドンドン怪しくなる
なんにせよ、記事はなかなかおもしろいものであった。
話はドンドン怪しくなるのがよい。
まず突厥の神話にある狼の子孫の設定や社会の継嫁制度からすれば烏孫との関係が窺えるとある。継嫁制度とは父の嫁を子供が相続する制度である。
次に狼子孫設定はローマのロムロスとレムス神話に通底すると出てくる。だからローマと突厥との関係はとなってくる。このあたりから怪しい。
そして金の角を持つ鹿の話からはアルテミス-アガメノンとの関係からやはりローマとの関係が推測しうる。そう言い出している。
さらにはローマ人・フランク人と共通祖先の可能性を指摘する研究がある。
最後に中世アラビア史料にはノアの子孫24人の一人が突厥の起源といった話も出てくる。
■ ドンデン返し
そして最後にドンデン返しがある。
まず「当然だけど、これらの推測は突厥をアルタイ語族の外と連携させるアイデアだよね」というような指摘をしている。確かに烏孫以外はみんな印欧語族やセムハム語族である。同一起源とは考えがたい。
そして「考古学的に見れば突厥は新石器時代の東北における粟作農耕の興隆窪文化に遡る集団だよね」と結論づけている。
「ムー」や「神々の指紋」の如くに広げた風呂敷を最後に完全否定して撤収した形であった。
■ 取材が終わるとたいてい駄話
あとは興隆窪文化はシンクロニシティでもあった。木曜日に取材受けをしたときにも興隆窪文化がでてきたからである。
遡るとシンクロニシティはあと一つあった。取材をした記者さんの記事を月曜日にたまたま読んだ20年前の雑誌、しかもたまたま開いた頁で見つけた。
まあ、取材といっても中核部分の話が終わるとズッと駄話ですね。
取材が一通り終わると「池中玄太は80何キロだったけ」とかの駄話を互いに延々していた。
一番迂遠かつ長い話を再構成すると「天知茂の『昭和ブルース』は『殺しのライセンス』の歌ではなくそれから先だった『アッシーたちの街』みたいな映画のために作られた歌。その映画(いま調べると『若者は行く』)は『椿三十郎』で三船が撮影しているときに夜泣きうどんを買い食いして三船に殴られたやつ、あとで北海道で開拓生活みたいなやつやるTVドラマ(北の国から)の主人公(田中邦衛)がでてくる映画」であるか。
まず「名前が出て来ない病」が延々とする。だいたい、池中玄太が出てくるけど西田敏行が出てこないで「太陽を盗んだ男のサラ金の借金取り」とか「ガンダーラの歌の西遊記のドラマの天蓬元帥猪八戒」とか全然遠回りの内容ばかりが出てくるのがね。
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Comment
ガチで海自もシーガーディアン買うつもりなんだ...
19:54
KU
URL
編集
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221205/k10013913941000.html
海上自衛隊も来年度から試験的な運用を始める予定、とありますね。どう考えてもグロホよりはコスパは遥かに良いですよね(^_^;)
一気に方向転換するんだ...
13:11
KU
URL
編集
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20221209-OYT1T50038/
清谷さんが4年前に、こんな記事を書かれていましたよね↓
>陸自の攻撃ヘリ部隊は、すでに瓦解している
https://toyokeizai.net/articles/-/208101?page=4
結局、清谷さんが指摘されていたとおりに...
改革が始まる?
13:20
やれやれ
URL
編集
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20221209-OYT1T50038/
海自はP1とSH60Kの削減をするようで。
あと海自の救難ヘリは空自に移管するようです。
基本的にシーガーディアンなどのドローンにするようで。
トライトンはどうするのかな?